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2006-01-06「愛をめぐる奇妙な告白のためのフーガ」を読むための最低知識

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フーガ (文庫クセジュ 674)

フーガ (文庫クセジュ 674)

二声対位法

二声対位法



「愛をめぐる奇妙な告白のためのフーガ?」では、繋がった物語の部分と告白宿の客たちや街の住人たちの告白が、交互に出てきます。

これは、何も知らないと、ふーん、と読み流してしまう場所なのですが、タイトルにある”フーガ?”。これは、ただ、適当につけたわけじゃないんですね。この小説は、音楽?上の「フーガ?」形式によって作られています、ということなのです。

この「フーガ?」形式というのが、ものすごく難しい音楽?形式なのですが、琴音?さんは、バッハ?が、楽器?でフーガ?音楽?を作ったように、小説でフーガ?を書いています。

厳密な規則は、ここでは書ききれないのですが、フーガ?は、多声?音楽であり、また、模倣?形式を基とします。物語の部分と告白の部分が、交互に出てくるのは、フーガ?形式では、主題?提示部?と嬉遊部?という自由演奏?の部分が繰り返されるからです。

他にも、多声?、模倣?の規則が、小説の中に、きちんと入っています。

フーガ?形式がわかればわかるほど、面白く読めるのが、「愛をめぐる奇妙な告白のためのフーガ?」なのです。

琴音?さんは、ブログ?「愛をめぐる奇妙な告白のためのブログ?」で、この小説は、読み終わった後、ドラクエ?のように遊べるとおっしゃっていますが、まず、仕掛け?の鍵のひとつは、ここにあるのじゃないかなぁと思います。

そんなに難しい本?なのぉ?と思われた方、安心してください。

私も、最初は、全然、フーガ?形式なんてわからずに読んで、素直に感動しました。

泣きました。

ただ、フーガ?形式がわかると、より楽しい読書ができると思うのです。

わざわざ、難しい本?を買うのはなぁと思われる方は、「Wikipedia?」が、とても役に立つと思います。Wikipedia?で満足できないほど、はまっちゃった人が、私のように、を買えばいいのではないでしょうか?