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ブログブクログ私はこんな本を読んできた(2004/10/30:更新)本好きへの100の質問の回答
2004/5/11AM10:30よりカウント:642653

2004-08-16

[] ダン・シモンズ 『エンディミオン『エンディミオンの覚醒』 ハヤカワ文庫SF  ダン・シモンズ [[『エンディミオン]]』『エンディミオンの覚醒』 ハヤカワ文庫SF - あるふぁの本棚 を含むブックマーク はてなブックマーク -  ダン・シモンズ [[『エンディミオン]]』『エンディミオンの覚醒』 ハヤカワ文庫SF - あるふぁの本棚  ダン・シモンズ [[『エンディミオン]]』『エンディミオンの覚醒』 ハヤカワ文庫SF - あるふぁの本棚 のブックマークコメント

isbn:4150113890 isbn:4150113904 エンディミオンの覚醒〈上〉 (ハヤカワ文庫SF) isbn:4150114242

★★★★★

『ハイペリオン』の続編、舞台は惑星ハイペリオン、時代は前作の300年後、時の墓標の巡礼のうち、詩人はしぶとく生き残り今回の狂言回しをつとめ、ヒロインは探偵の娘

今回は前作のハードっぽさから一転してアドベンチャーとしての色が強い作品になります、前作ではりにはった複線を丁寧にフォローしながら崩壊した連邦、ウェブにかわり台頭してきた教会とパスクにおわれるヒロイン、アイネイアーを助けるヒーローエンディミオンのストーリーです。

とにかく物量ともに圧巻、分厚いハヤカワの文庫で全四冊、今年の夏休みはこの本だけで終わってしまいました。

しかし今回広げた複線を収拾するのに若干設定に難があるのもたしかで、そもそも『ハイペリオン』最大のなぞの時の墓標に関しては、まったくほったらかし、シュライクの性格も途中で変化がおきてしまい、大佐の学者の娘のエピソードが若干全体とのからみが不明確になってしまっているのだ残念、時間を超越するストーリだとどうしてもこのあたりの調整が難しいよう、でもそんな部分を気にさせません。

この作品でもストーリーを貫くのは未来への夢と希望です。こんなはずかしげなモチーフはいまではSFでしか持ち得ないのかもしれないと、SFでもなきゃ読んでいるほうも恥ずかしいもの。

なぜか『エンディミオン』の方の書影がない?

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2004-07-17

[] ダン・シモンズ 酒井昭伸(訳) 『ハイペリオン『ハイペリオンの没落』 ハヤカワ文庫SF  ダン・シモンズ 酒井昭伸(訳) [[『ハイペリオン]]』『ハイペリオンの没落』 ハヤカワ文庫SF - あるふぁの本棚 を含むブックマーク はてなブックマーク -  ダン・シモンズ 酒井昭伸(訳) [[『ハイペリオン]]』『ハイペリオンの没落』 ハヤカワ文庫SF - あるふぁの本棚  ダン・シモンズ 酒井昭伸(訳) [[『ハイペリオン]]』『ハイペリオンの没落』 ハヤカワ文庫SF - あるふぁの本棚 のブックマークコメント

ハイペリオン〈上〉 (ハヤカワ文庫SF) isbn:4150113343 isbn:4150113483 isbn:4150113491

★★★★★

今週一週間をかけて、『ハイペリオン』の方は単行本がでた1994年に一度読んでいたのですが、今回続きの『ハイペリオンの没落』と一緒に再読しました、昨晩最後一冊を夜中一気読みしたのでさすがにすこし眠いです。

文庫版訳者あとがきにはあるとおり最近20年いやこの四半世紀でSFの最高の一冊*1という評価は妥当のものでしょう。

舞台は未来、人類は転移ゲートで結ばれたウェブと呼ばれる200以上のも星に広がり繁栄している、『ハイペリオン』では、その辺境にある惑星ハイペリオンの時の墓標と呼ばれる遺跡に巡礼する7人のうち6人の物語りで構成されているが、この話ひとつひとつがそれだけで十分にひちつのSF作品として十分な分量と読み応えがあるものである。彼ら巡礼が時の墓標とよばれる遺跡に到着した時点で唐突に『ハイペリオン』はおわり、続編の『ハイペリオンの没落』において、『ハイペリオン』での謎が解き明かされていく形式をとる。*2

この作品で登場するSF的な設定やガジェットは、作者のオリジナルではなく、先行する作品のものである、これはSFの伝統として先行作品のイメージを広げて新しい解釈を行うことが日常的に行われているとしても、これだけの設定を矛盾なくきれいに作品にしあげられていることが、この作品の評価になっている。『ハイペリオン』の訳者あとがきでは、先行作品に対する言及がなされているのでこの作品を手がかりにして広大なSFの世界に飛び込むためも一歩にも、すでにSFにどっぷりつかっている人には、その設定の料理のしかたの見事さを堪能するための一冊として今後もSF作品を一冊選ぶでのあればこの作品が候補にあがりつづけるだろう。

*1:分厚い文庫本で四冊分ではありますが

*2:謎はまだのこりさらに続編『エンディミオン』に物語は続く

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2004-07-08

[] 山本弘 『トンデモ本?違う、SFだ』 洋泉社  山本弘 [[『トンデモ本?違う、SFだ』]] 洋泉社 - あるふぁの本棚 を含むブックマーク はてなブックマーク -  山本弘 [[『トンデモ本?違う、SFだ』]] 洋泉社 - あるふぁの本棚  山本弘 [[『トンデモ本?違う、SFだ』]] 洋泉社 - あるふぁの本棚 のブックマークコメント

トンデモ本?違う、SFだ! isbn:4896918320

★★★★☆ もしくは ★☆☆☆☆

まえがきにすべてが集約されています。

SF、それは愛のすべて

SFの本質は「バカ」である

MONOマガジンにSF者の本棚として連載していたものをもとに構成されている、SF作品の書評なのですが、紹介されている各作品は、小説のできよりもSFとしてのできを優先してピックアップしたとご本人は選考基準にしているように、よくあるSF解説本でメインとなる有名どころはあえてのっていません*1

つまるとこを私のようにあるていどSFを読んでいる*2者には、非常に有意義な書評になっていますが、そうでない人にはどうでしょうか、最後にSFに関する とりみき さんの有名な台詞を引用して終わりたいとおもいます

SFはSFと結婚しSFの血はますます濃くなる

とりみき

*1:著者いわく、誰かが紹介するから

*2:SFという病に冒されているが軽症な場合?

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2004-07-017月は文月

[] 藤木稟 『テンダーワールド』 講談社文庫  藤木稟 [[『テンダーワールド』]] 講談社文庫 - あるふぁの本棚 を含むブックマーク はてなブックマーク -  藤木稟 [[『テンダーワールド』]] 講談社文庫 - あるふぁの本棚  藤木稟 [[『テンダーワールド』]] 講談社文庫 - あるふぁの本棚 のブックマークコメント

isbn:4062747839 isbn:4062747839

★★☆☆☆

『イツロベ』の続編です 参照→id:jinc:20020702

前作が現代のアフリカ・日本を舞台にストーリーが進んでいたが、続編では、時代が飛んで、近未来のアメリカ(ラスベガス郊外の巨大ネットシティOROZ)が舞台となる、飛躍的に進歩した電算技術とネットワークシステムを背景にタブレットと呼ばれる端末なしでは日常生活すらおくれなくなっている時代、そんな中でおきるカルト教団を背景にした連続して起こる変死事件、事件を追うFBI捜査官とフリーのジャーナリストを通じて暴かれるものは・・・

この作品でも物語の謎はすべて解決されていない、アフリカの神話で語られた言葉、ネイティブアメリカンの神話に守られた者、人類が自らの遺伝情報を変化させてまでたどり着こうとしている先はなになのか、数多くの伏線が放り出されたままとなっているすわりの悪さを感じるものの、謎ときとアクションはさすがである。

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2004-06-29

[] 西島大介 『凹村戦争』 ハヤカワJコレクション  [[西島大介]] [[『凹村戦争』]] ハヤカワJコレクション - あるふぁの本棚 を含むブックマーク はてなブックマーク -  [[西島大介]] [[『凹村戦争』]] ハヤカワJコレクション - あるふぁの本棚  [[西島大介]] [[『凹村戦争』]] ハヤカワJコレクション - あるふぁの本棚 のブックマークコメント

凹村戦争(おうそんせんそう) (Jコレクション) isbn:4152085568

★★☆☆☆

私は個人的には好き、なんだか学生時代の自主制作映画を見ているような感覚の作品です。自分の世界と外側の世界という区切りがあって、外側の世界から取り残されている感覚や、少々わざとらしくちりばめられている過去のSF作品のモチーフなどは、なんだか懐かしい感じすらします。あ、ハヤカワJコレクションの1冊ですが、中身はコミック作品です。装丁はほかのシリーズと一緒なので、外見はコミックにみえませんが、このような手法は、角川ホラー文庫あたりからかな*1

*1内田春菊の作品とか入っていたと記憶しています

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2004-06-15

[][] 瀬名秀明 『八月の博物館』 角川文庫  瀬名秀明 [[『八月の博物館』]] 角川文庫 - あるふぁの本棚 を含むブックマーク はてなブックマーク -  瀬名秀明 [[『八月の博物館』]] 角川文庫 - あるふぁの本棚  瀬名秀明 [[『八月の博物館』]] 角川文庫 - あるふぁの本棚 のブックマークコメント

八月の博物館 (角川文庫) isbn:4043405065

★★★★☆(再読)

6月11日を受けて、博物館といえば、もう一冊、この作品を紹介、登場するのは博物館の博物館です。

前に読んだ時には、主人公亨の冒険的な要素の方が印象に残っていたのですが、読み返すと、物語を紡ぐということ、感動を伝えるということの方がより強く感じられました。特に小説家としての亨は作者の分身としてそこに描かれているような感じがします。それはこの作品はある意味SFとしての説明責任を放棄*1しファンタジーとしての要素を多く盛り込んでいることにあわられているような気がします。

*1:なぜ時空を超えることができるかのSF的な説明は弱い

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2004-06-11

[][] 菅浩江 『永遠の森 博物館惑星』 ハヤカワ文庫JA  菅浩江 [[『永遠の森 博物館惑星』]] ハヤカワ文庫JA - あるふぁの本棚 を含むブックマーク はてなブックマーク -  菅浩江 [[『永遠の森 博物館惑星』]] ハヤカワ文庫JA - あるふぁの本棚  菅浩江 [[『永遠の森 博物館惑星』]] ハヤカワ文庫JA - あるふぁの本棚 のブックマークコメント

永遠の森  博物館惑星 (ハヤカワ文庫JA) isbn:4150307539

★★★★★(この調子だと今月は3冊選ぶのが大変)

昨日分のSFの想いを受けてではないが、続けてSF、よい作品を読むと続けて本を読みたい気持ちが強くなる気がする*1、作品自体は2000年の作品、2004年3月に文庫化されたもの

舞台はラグランジュ3*2、小惑星地帯より運んできた人口天体、この星はそのすべて博物館として機能している。そこで直接データベースシステムと接続している学芸員が主人公である。

SFの博物館といえば、それこそ山田正紀『超・博物誌』のような宇宙生物の謎に包まれたその生態が定番であるが、本書でも後半で小惑星地帯から運ばれた蓮の種が登場するが、作品を一環して流れるのは、この博物館に持ち込まれた美術品や工芸品を通して人を想うことが描かれている、「この子はだあれ」で直接接続をしている主人公と事情により接続の道をたたれた学芸員との関係が、後半になり主人公の妻が技術革新によりより高度なデータベースへの接続(感動を記録する技術)を持つこととなり立場を変えて繰り返される部分が、少々仕事に打ち込めなくなっていた主人公の成長と人は技術(テクノロジー)を超えた向こう側であったも人として大切なものがあることを教えてくれる気がする。

*1:劇場で映画をみると続けて何作が見に行く気持ちとすこし似ているかもしれない

*2:もうこの設定だけてSF好きの血が・・・この場所は地球と月の重力が均衡しており大規模な構造物を引き止めておける場所である

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