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ブログブクログ私はこんな本を読んできた(2004/10/30:更新)本好きへの100の質問の回答
2004/5/11AM10:30よりカウント:683546

2004-05-25

[][] 畠中恵 『しゃばけ』 新潮文庫    畠中恵 [[『しゃばけ』]] 新潮文庫   - あるふぁの本棚 を含むブックマーク はてなブックマーク -  畠中恵 [[『しゃばけ』]] 新潮文庫   - あるふぁの本棚  畠中恵 [[『しゃばけ』]] 新潮文庫   - あるふぁの本棚 のブックマークコメント

しゃばけ しゃばけシリーズ 1 (新潮文庫) isbn:410146121X

2001年度第13回日本ファンタジーノベル大賞最優秀賞

★★★☆☆

舞台は江戸、病弱な大店の若だんなとなぜか店の手代に収まっている妖怪が、主人公の出くわした、殺人事件を解決してゆくミステリー仕立ての作品

作品の途中で若だんなの過去や手代となった妖怪たちのいきさつがほのめかされているが、詳細は今後の作品に持ち越しか、続編の『ぬしさまへ』もすでに刊行されている。

病弱な大店の若だんなとしてなに不自由なくすごしながらも、周りの気遣いに少々辟易している主人公は今の時代の閉塞感となぜが似ている。物語は今後、主人公の生い立ちに関係して話が広がりそうな雰囲気を残して終わる、伝奇物に特有な重苦しさを前面に出すことなく妖怪たちの活躍を今後の作品にも期待

主人公の店は回船問屋と薬種問屋をかねているが、そういえば、高里椎名の薬屋妖怪探偵シリーズも部代は薬屋、妖怪と薬屋は相性がよいのだろうか。

2004-05-24

[] 荻原浩 『ハードボイルド・エッグ』 双葉文庫  荻原浩 [[『ハードボイルド・エッグ』]] 双葉文庫  - あるふぁの本棚 を含むブックマーク はてなブックマーク -  荻原浩 [[『ハードボイルド・エッグ』]] 双葉文庫  - あるふぁの本棚  荻原浩 [[『ハードボイルド・エッグ』]] 双葉文庫  - あるふぁの本棚 のブックマークコメント

ハードボイルド・エッグ (双葉文庫) isbn:4575508454

★★★★☆(泣けます)[最高☆5]

チャンドラーに心酔し、ハードボイルドに生きては見てみるも、仕事の大半は脱走した動物の捕獲、雇った秘書は80すぎのおばあさん、なじみのバーはいつの間にかおでんやカラオケがあるしまつ、そんな中で巻き込まれる殺人事件

前半コメディタッチでストーリーは進んでゆくが、中盤からはしっかり謎とアクションが展開、文庫版の帯にあるように、探偵をはじめみな不器用に生きている登場人物達、その不器用さゆえに一線を踏み越えてしまった者、不器用なまま去っていく者、前半に登場する捨てられた犬のチビと秘書の綾ばあさんの最後は泣けました。

今回は中身を書くと感動が半減するので、紹介のみ

yukattiyukatti2004/05/28 23:55「荻原浩」が正しいのでは…と思ってキーワード内容をうつす形で作成しておきます。

jincjinc2004/05/31 11:29まちがっている、申し訳ない、そそっかしいですね 間違ったほうは削除します。

2004-05-22

[] 氷川透 『各務原氏の逆説』 徳間ノベルズ  氷川透 [[『各務原氏の逆説』]] 徳間ノベルズ  - あるふぁの本棚 を含むブックマーク はてなブックマーク -  氷川透 [[『各務原氏の逆説』]] 徳間ノベルズ  - あるふぁの本棚  氷川透 [[『各務原氏の逆説』]] 徳間ノベルズ  - あるふぁの本棚 のブックマークコメント

各務原氏の逆説 (トクマ・ノベルズ) isbn:4198506361

★☆☆☆☆

軽音楽部の部室で発見された少女の首吊死体、その真実を探り出そうとする、部員たちと、その相談にのる用務員の各務原(かがみはら)氏、入手できる証拠から、あくまでもロジックとして提示された謎を解明してゆく手法は作者の得意とすることなのだが、どうも今回は登場人物たちの行動の説得性がうまく感じられないし、展開されるロジックとそれをサポートする比喩もうまくかみ合っていないように思う。

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2004-05-21

[] 火浦功 『俺に撃たせろ』 徳間デュアル文庫  火浦功 [[『俺に撃たせろ』]] 徳間デュアル文庫  - あるふぁの本棚 を含むブックマーク はてなブックマーク -  火浦功 [[『俺に撃たせろ』]] 徳間デュアル文庫  - あるふぁの本棚  火浦功 [[『俺に撃たせろ』]] 徳間デュアル文庫  - あるふぁの本棚 のブックマークコメント

俺に撃たせろ! (徳間デュアル文庫) isbn:4199050876

★★★☆☆(お昼なに食べたっけ?)

俺の名は、アルツ・ハマー。

この都市の正義と平和を、一手に引き受けている男だ

たぶん、そのはずだ

ハードボイルドである。

雑誌掲載時のタイトルは「アルツ・ハマーへ伝言」であった、アルツ・ハイマーじゃなかった、ハマーへ伝言である、そう、まるで意味がないのである。

なにしろ聞いちゃて覚えていないのだから、

しかし、ハードボイルドが男の生き様を語るという一点においてこの作品は立派にハードボイルドになっているのである。

冒頭で発生する真夏のサンタクロースが死んでいる事件、ハマーの勝手な思い込みで全く関係のない死体と瓦礫の山を築いてゆく、

当然サンタクロースの事件は未解決のまま、番外編で作者の気が引けたのか、一緒にいたトナカイの証言で事件は解決させている。

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2004-05-19

[] 宮部みゆき 『長い長い殺人』 光文社文庫  宮部みゆき [[『長い長い殺人』]] 光文社文庫   - あるふぁの本棚 を含むブックマーク はてなブックマーク -  宮部みゆき [[『長い長い殺人』]] 光文社文庫   - あるふぁの本棚  宮部みゆき [[『長い長い殺人』]] 光文社文庫   - あるふぁの本棚 のブックマークコメント

長い長い殺人 (光文社文庫) isbn:4334728278

★★★☆☆(発想と構成力の勝利)

世の中には、数多くのミステリーがあり、その中では、幽霊や犬やら猫やらが探偵役などの重要な位置をしめている作品が多く存在する、しかし、だれが一体 生き物ですらない 財布に物語を語らせようと思いつくだろうか、この作品では、ある事件(実際にあったとある事件を下敷きにしています)を取り巻く登場人物たち、当然、刑事、目撃者、探偵、被害者そして最後に犯人の財布が物語を進めていきます。

財布たちは結構雄弁で、主人(持ち主)の行動や考え方語ってくれます、たしかに、財布は日常的に持ち歩き、現金以外のもちょっとした大切なものを保管していたり、そもそも財布そのものとの出会(手に入れた時のことね)自体が、大切な人に送られたり(そういえば、プレゼントの定番かもしれない)ということで主人の家族や友人たちの関係まで財布は知っているです。

その発想と実際に連作短編集として物語を構成する、作者の力量に関心するばかりです、すこし古い作品ですが、この事件そのものではなく、周辺に存在するものから事件や犯人の本質を照らし出す手法はその後の代表作である『火車』や『理由』にも通じる部分があります。

なんか今回は単なる紹介になってしまった。

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2004-05-17

[] 青井夏海 『陽だまりの迷宮』 ハルキ文庫  青井夏海 [[『陽だまりの迷宮』]] ハルキ文庫 - あるふぁの本棚 を含むブックマーク はてなブックマーク -  青井夏海 [[『陽だまりの迷宮』]] ハルキ文庫 - あるふぁの本棚  青井夏海 [[『陽だまりの迷宮』]] ハルキ文庫 - あるふぁの本棚 のブックマークコメント

陽だまりの迷宮 (ハルキ文庫) isbn:4758431000

★★☆☆☆(も少し登場人物が少なくでもよっかたのでは)

プロローグとエピローグをはさんで3つの話で構成される短編集

2男9女総勢11兄弟の末っ子 生夫の子供の頃の不思議なはなし、謎が提示され、それに合理的に回答が与えられている、ミステリーの形はとっているけれど、全編をとおして語られるのは、兄弟、友人、夫婦、親子、人と人の想いについての話です。

「届かない声」で登場する電話、今では各人が個人の電話をもっているのがあたりまえになってしまい、家に電話をかけるということも少なくなってきていることを、あらためて思いだした、そういえば、かつて友人との長電話と家族の視線って結構つらいものがあったよなって、そんなことをちょっと想ってしまった。

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2004-05-15

[] 倉知淳 『幻獣遁走曲』 創元推理文庫    倉知淳 [[『幻獣遁走曲』]] 創元推理文庫   - あるふぁの本棚 を含むブックマーク はてなブックマーク -  倉知淳 [[『幻獣遁走曲』]] 創元推理文庫   - あるふぁの本棚  倉知淳 [[『幻獣遁走曲』]] 創元推理文庫   - あるふぁの本棚 のブックマークコメント

幻獣遁走曲 (創元推理文庫) isbn:4488421040

副題 猫丸先輩のアルバイト探偵ノート

★★★☆☆

30才をとうに過ぎているのに定職をもたず、小柄で童顔、もちまえの明るさと人なつっこさを持ち、行動の基準がおもしろそうか、そうでないか 考えてみればこれほど探偵役にふさわしい人物もいないだろう、今回はワトソン役の後輩八木沢くんは登場せず、猫丸先輩の数々のアルバイト先での事件が題材

ミステリーの謎ときとしては今回そんな、そもそも事件と呼べるようなものでではないものまで含まれているが、そこはご愛嬌

倉知淳は『壷中の天国』でも描いているように、人の持つこだわりの部分の描写が非常にうまいと思う、この作品でも、幻の珍獣 アカマダラタガマモドキの捜索に総勢8名のアルバイトを繰り出してしまう、鬼軍曹、マイナーなテレビの戦隊ヒーローを信じている純真な子供、マイホーム資金のために節約に精を出している夫婦など、本人はいったてまじめなんだろうが、はたからみるとなんとも滑稽な登場人物が作品に色を添えている。

現在、不平不満を持ちながら毎日の仕事をしていたりすると、時間や世間体をわすれて何かに打ち込んでいる、彼らの姿をみると、なにか新しいこと、夢中になれるなにかを持ち合わせていない、自分のほうが、すこし寂しくも感じたりする。

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