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ブログブクログ私はこんな本を読んできた(2004/10/30:更新)本好きへの100の質問の回答
2004/5/11AM10:30よりカウント:644507

2004-08-31【8月】の今月の三冊

8月の今月の三冊 8月の今月の三冊 - あるふぁの本棚 を含むブックマーク はてなブックマーク - 8月の今月の三冊 - あるふぁの本棚 8月の今月の三冊 - あるふぁの本棚 のブックマークコメント

  1. ★★★★☆ 『オーデュボンの祈り』 伊坂幸太郎 (新潮文庫) id:jinc:20040826
  2. ★★★★☆ 『ぶたぶた日記』 矢崎存美 (光文社文庫) id:jinc:20040820
  3. ★★★☆☆ 『奇巌城』 逢坂剛 M・ルブラン(原作) (講談社文庫) id:jinc:20040818

秋の夜長にこの一冊 秋の夜長にこの一冊 - あるふぁの本棚 を含むブックマーク はてなブックマーク - 秋の夜長にこの一冊 - あるふぁの本棚 秋の夜長にこの一冊 - あるふぁの本棚 のブックマークコメント

  1. フレッド・ホイル 『10月1日では遅すぎる』(ハヤカワ文庫SF) isbn:4150101949
    • タイトルが秋
  2. 高里椎奈 薬屋探偵妖綺談シリーズ 1作目 『銀の檻をとかして』(講談社ノベルス銀の檻を溶かして 薬屋探偵妖綺談 (講談社ノベルス)
    • 主人公が秋
  3. 霞流一 『ウサギの乱』(講談社ノベルスウサギの乱 (講談社ノベルス)
    • 秋といえば、月、月といえばウサギということで(2004年9月23日追加)

apple-eaterapple-eater2004/09/03 06:41高里椎名は高里椎奈です。なおこのメッセージは揮発性です。修正後消去しちゃって下さい。

jincjinc2004/09/03 12:12すまんこってす、書き取りの練習してきます、

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2004-08-30

 江戸川乱歩 『黄金仮面』 光文社文庫 江戸川乱歩全集第七巻  江戸川乱歩 [[『黄金仮面』]] 光文社文庫 江戸川乱歩全集第七巻 - あるふぁの本棚 を含むブックマーク はてなブックマーク -  江戸川乱歩 [[『黄金仮面』]] 光文社文庫 江戸川乱歩全集第七巻 - あるふぁの本棚  江戸川乱歩 [[『黄金仮面』]] 光文社文庫 江戸川乱歩全集第七巻 - あるふぁの本棚 のブックマークコメント

江戸川乱歩全集 第7巻 黄金仮面 (光文社文庫)

★★★★☆

今月行った乱歩展で購入、

「何者」

この作品は知りませんでした、この時期の乱歩の作品にしては、非常にオーソドックスな作品で、感じとしては新本格あたりでありそうな作品です。

「黄金仮面」

ジュブナイル版で読んでいるはずなのだが、展開をすっかり忘れていました、さすがに今あらためて読むと、おいおいという展開もないではないですが、なんでその状況まで待っているんだ明智くんとか、とんでもないからくり仕掛とか、謎解きの妙というより冒険小説、アクションの要素の多い作品です。

「江川蘭子」

リレー形式で書かれた作品だそうで、乱歩の書いた導入部分だけが収録されてました。このあと横溝正史、甲賀三郎、大下宇陀児、夢野久作、森下雨村、が順番に執筆したそうです、読んでみたい、今入手可能なのだろうか

「白髭鬼」

これは原作もの、大本はマリイ・コレルイの「ヴェンデッタ」、それを黒岩涙香が『白髭鬼』として一度刊行したものを再度乱歩が書き下ろしたものだそうです。

作品は少々大時代的な雰囲気はあるものの、自らを死のふちに追いやった、妻と友人への復讐劇で、収監されている主人公が過去の振り返って語る形式になっています。

更新:2004/09/02

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2004-08-29不思議の国 ニッポン

 山口雅也 『日本殺人事件』 『続・日本殺人事件』 角川文庫  [[山口雅也]] 『[[日本殺人事件』]] 『続・日本殺人事件』 角川文庫 - あるふぁの本棚 を含むブックマーク はてなブックマーク -  [[山口雅也]] 『[[日本殺人事件』]] 『続・日本殺人事件』 角川文庫 - あるふぁの本棚  [[山口雅也]] 『[[日本殺人事件』]] 『続・日本殺人事件』 角川文庫 - あるふぁの本棚 のブックマークコメント

日本殺人事件 (角川文庫) 続・日本殺人事件 (角川文庫)

★★★☆☆

この作品は著者が米軍基地ちかくの古本屋でみつけたペーパーバック『The Japan Murder Cace』の作者に了解を得て翻訳したことになっている作品です。

継母の親戚をたよって日本にやってきたアメリカ人(東京茶夢)が目にしたのは、武士道や禅が息づき、ちょうど日本に来たこともない欧米人が聞きかじりででっちあげたような国、なにしろ街角には人力車はいるは、またその人力車もいざという時にはパワーアシストはついているは、切腹には事件性はないは、遊郭は存在するは、テレビでは今日の考案(禅)の放送はあるは、独自の因果律の中で成立するこの日本の中で主人公は探偵として事件の解明を担うことになります。

通常とは異なる世界を舞台にしたミステリー作品なので、少々アンフェアな部分もないわけではないですが、ここに描かれる日本、特に、茶道、禅に関しては妙に説得力があったりして、日本が日本であるアイデンティはこの作品で誇張されているとはいえ、この国に歴然として存在しているのかもしれないと思ったりもするのでした。

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2004-08-26

伊坂幸太郎 『オーデュボンの祈り』 新潮文庫 [[伊坂幸太郎]] [[『オーデュボンの祈り』]] 新潮文庫 - あるふぁの本棚 を含むブックマーク はてなブックマーク - [[伊坂幸太郎]] [[『オーデュボンの祈り』]] 新潮文庫 - あるふぁの本棚 [[伊坂幸太郎]] [[『オーデュボンの祈り』]] 新潮文庫 - あるふぁの本棚 のブックマークコメント

オーデュボンの祈り (新潮文庫)

★★★★☆

初の文庫作品だそうです。面白いといか不思議な作品、みんな少しだけずれている、設定もすこしだけおかしい、でもその少しだけ逸脱している部分が最後きっちりおさまってしまう。そういう意味では、この作品は物語のその後がないように思う、登場人物、舞台、かかしがかたる言い伝え、みんななにかが少しだけ足りない。その足りないバランスが心地よい。

なんかうまく表現できていないですが、面白いです。

jincjinc2004/08/27 18:37レイアウトを修正、コメントのテスト

2004-08-24

高田崇史 『QED ~ventus~ 鎌倉の闇』 講談社ノベルス  [[高田崇史]] 『QED ~ventus~ [[鎌倉の闇』]] 講談社ノベルス - あるふぁの本棚 を含むブックマーク はてなブックマーク -  [[高田崇史]] 『QED ~ventus~ [[鎌倉の闇』]] 講談社ノベルス - あるふぁの本棚  [[高田崇史]] 『QED ~ventus~ [[鎌倉の闇』]] 講談社ノベルス - あるふぁの本棚 のブックマークコメント

QED ~ventus~ 鎌倉の闇 (講談社ノベルス)

★★★☆☆

シリーズ八冊目、今回は鎌倉、前回の土佐行きで登場した奈々の妹、沙織と一緒に今回は鎌倉、作品自体も短いのだが、朝、奈々、沙織、祟が北鎌倉で落ち合ってから、その日の夕方までに話が片付いてしまう、その間、途中で熊崎を交えて、北鎌倉から江ノ島まで延々、祟がしゃべりながら歩くは食べるかしているという、なんか二時間サスペンスドラマの脚本のよう、もともと事件そのものと祟の語る薀蓄に温度差があるシリーズだけど今回も事件の方は裏で進んでしまっている感じがする、すでにシリーズとして定着してのであえて裏で事件をださなくでもよいのでは?、雑誌編集者である沙織はそのあたりの布石かもしれない。

でも祟の薀蓄は私のつぼなので、でもこの作品を読むと鎌倉幕府って実は日本の政治体制として確立していたのかと思ってしまう。

秋になって海の人でがすくなくなったらこの本もって鎌倉江ノ島にいってみようかと思う。

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2004-08-23

 浅暮三文 『ラストホープ』 創元推理文庫  浅暮三文 [[『ラストホープ』]] 創元推理文庫 - あるふぁの本棚 を含むブックマーク はてなブックマーク -  浅暮三文 [[『ラストホープ』]] 創元推理文庫 - あるふぁの本棚  浅暮三文 [[『ラストホープ』]] 創元推理文庫 - あるふぁの本棚 のブックマークコメント

ラストホープ (創元推理文庫)

★★☆☆☆

七年前の発生した一億円窃盗事件、時効を目前にして、一億円の争奪戦が始まる、隠されたお宝の鍵は多摩川の山女の腹の中

スピード感にあるクライム・コメディなのだが、すんません、冒頭で釣具店ラストホープの二人、東堂と刈谷は読んでいた混乱してしまいました、それぞれの性格設定と台詞と行動がちょっと一貫してない感じがあって、結局最後までその違和感を引きずってしまった。

かつての事件の犯人グループ、それを追う、東堂たち、狂言まわしのちんけな不良グループ、東堂の仲間の中華料理屋のアルバイト、みんな三人組みででてくるのだが、どうしても三人である必然性はあまりつよく感じかった

浅暮氏自身も釣をされるようで、フライフィッシングに関するガジェットがたくさんでてくるのでつりが好きな人にはよいかもしれない。

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2004-08-20

 矢崎存美 『ぶたぶた日記』 光文社文庫  矢崎存美 [[『ぶたぶた日記』]] 光文社文庫 - あるふぁの本棚 を含むブックマーク はてなブックマーク -  矢崎存美 [[『ぶたぶた日記』]] 光文社文庫 - あるふぁの本棚  矢崎存美 [[『ぶたぶた日記』]] 光文社文庫 - あるふぁの本棚 のブックマークコメント

ぶたぶた日記 (光文社文庫)

★★★★☆

ピンクのぶたのぬいぐるみ"山崎ぶたぶた"の最新作、今回は日記エッセイを書くというカルチャースクールでのお話です。今回は、ぶたぶたさんの娘さんが登場したり、いままであまり語られることのなかったぶたぶたさんのつらい側面が見えたりといままでとは少しだけ違った面もありますが、全体のトーンはいつものぶたぶたさんです。

彼は小さいぬいぐるみだから、ほんのちょっとのことでも、自動改札を通るのだって、大変です、ですからほんの小さな親切や悪意もずっと大きなものとして感じています、だからこそ彼は他人に対して自分が受けたやさしさや親切をいつも返そうとしているのです、また彼の周りの人たちも彼と彼の家族が暮らしてゆくためのほんの少しだけ、気をつかっているのです。

やさしさや親切はきっと想像力なのだと思います、多分人間は彼より大きいので、周りのことが見えている、わかっている気がしているのだと思います、自分でわかっていると思っているところには発見も感動もありませんし当然のことと思っていれば感謝や親切も感じないでしょう、だからほんの少しだけ落ち着いてゆっくりと周りを見回していきたいなと思います。

ぶたぶたさんきっと課題のエッセイはパソコン使って書いているのだろうな、パソコン詳しいって書いてあるし、でもいったいどうやってキーボード使っているいるのだろうか・・・

舞台となっているカルチャースクールの描写で久美沙織新人賞のとり方教えます』を思い出した、だらだら書いている私の文章なんか箸にも棒にもかからないだろうなと思いつつ。

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2004-08-19

 大沢在昌 コナン・ドイル(原作) 『バスカビル家の犬』 講談社文庫  大沢在昌 [[コナン・ドイル]](原作) [[『バスカビル家の犬』]] 講談社文庫 - あるふぁの本棚 を含むブックマーク はてなブックマーク -  大沢在昌 [[コナン・ドイル]](原作) [[『バスカビル家の犬』]] 講談社文庫 - あるふぁの本棚  大沢在昌 [[コナン・ドイル]](原作) [[『バスカビル家の犬』]] 講談社文庫 - あるふぁの本棚 のブックマークコメント

isbn:4062748495

★★★☆☆

今度はホームズ、小さいこジュブナイル版でこの作品も読んだはずなのですが、細かい部分はすっかり忘れていましたね、特に動機にかかわる部分ははしょられてたかもしれないですが、もう冒頭から始まる、昨日たずねてきた依頼人の忘れ物のステッキから人物を推理する部分なんぞは、定番なんですが、よいですね、今でいえばプロファイリングに相当するのでしょうか?でも統計的科学的な結果ではなくてホームズの頭の中で組みたてられた推理に名探偵としてのすごさ*1を感じます。

またこの作品では少年カーライト君がホームズのお手伝いをしています、昔読んだ頃には、この少年にあこがれたもんです。ホームズは決して少年を子供扱いしないでちゃんと役目を与えて、たとえ小間使いであっても、一人前に扱ってくれる、そんな描写も小さいころホームズが好きだった一因かもしれないと今あらためて感じます。

今だから白状します、随分長い間、バビスカル家の犬だとおもっていました。カタカナの地名、人名ってこの頃から覚えるの苦手だったんですね、そのあたりがホームズから明智小五郎に進んでしまった原因のようです。

*1:どちらかといえばあまり科学的ではないかもしれないですが、作品中では科学的な思考ということになっている。

nobodynobody2004/08/19 20:31お! 仲間はっけん。ボクシもカタカナだめね〜。(^ω^)
ちなみに、投稿フォームが変みたいです。
(普通の方法では、投稿できませんでした)
たぶん検索との絡みじゃないかなぁ。
環境は Firefox on GNU/Linux です。ではでは。

nobodynobody2004/08/19 20:36おっとっと。えっと、「検索との絡み」というのは、日記の上のほうにある「bookグループキーワードの検索 [検索]」というののことで、もしかすると「[この日記のカテゴリー▼][GO]☆日記のカテゴリから☆」というぶぶんも関係しているかもしれません。ソースを見ると "./comment" へ POST するフォームの部分が抜け落ちている感じなのです。こちらの環境のせいだったら、ごめんなさい。ではでは。

nobodynobody2004/08/20 09:29普通に投稿できるように、直ったようです。ありがとうございました。

jincjinc2004/08/20 13:27同志!コメントありがとうございます。
コメント欄どうも安定しないようなので、一旦検索を削除あとでゆっくり見てみます。

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2004-08-18

 逢坂剛 モーリス・ルブラン(原作) 『奇巌城』 講談社文庫  逢坂剛 [[モーリス・ルブラン]](原作) [[『奇巌城』]] 講談社文庫 - あるふぁの本棚 を含むブックマーク はてなブックマーク -  逢坂剛 [[モーリス・ルブラン]](原作) [[『奇巌城』]] 講談社文庫 - あるふぁの本棚  逢坂剛 [[モーリス・ルブラン]](原作) [[『奇巌城』]] 講談社文庫 - あるふぁの本棚 のブックマークコメント

isbn:4062748436

★★★☆☆

ルパンの冒険物、小さい頃はどちらかといえば、ホームズや少年探偵団の方だったので、ちゃんと読んだことはなかった。丁度今月(2004年8月号)の講談社 In・pocketでこの作品と『バスカビル家の犬』*1が紹介されていたので、

ルーベンスの名画の盗難、残された暗号、秘密の隠れ家、冒険娯楽小説としての必要な要素となによりスピード感のある展開がおもしろい、小さいこと読んだルパンはもっとまどろっこしくで暗い話のような印象をもっていました。ただこのあたり結構苦労されたようで、In pocketの方に苦労話が対談の中で原作の人称の整理や前後の不整合を大分なおされたようで、ルパンの視点ではなく、高校生探偵ボートレル君の一人称で構成されています、そういう意味ではあくまでも逢坂版『奇巌城』になるのかもしれませんが。

現在では現実世界では、こんな冒険、大怪盗の秘密の隠れ家など存在する余地はまるでありませんけど、物語の中での、読み進めるうちに世界が広がるような感覚がストレートに感じられてなにか懐かしく思えます。

ただどうしてもクライマックス近くでルパンを追うガルマーニ警部の台詞が頭の中で銭形警部の声に変換しているのに気がつきました。

*1:こちらは大沢在昌

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2004-08-16

[] ダン・シモンズ 『エンディミオン『エンディミオンの覚醒』 ハヤカワ文庫SF  ダン・シモンズ [[『エンディミオン]]』『エンディミオンの覚醒』 ハヤカワ文庫SF - あるふぁの本棚 を含むブックマーク はてなブックマーク -  ダン・シモンズ [[『エンディミオン]]』『エンディミオンの覚醒』 ハヤカワ文庫SF - あるふぁの本棚  ダン・シモンズ [[『エンディミオン]]』『エンディミオンの覚醒』 ハヤカワ文庫SF - あるふぁの本棚 のブックマークコメント

isbn:4150113890 isbn:4150113904 エンディミオンの覚醒〈上〉 (ハヤカワ文庫SF) エンディミオンの覚醒〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)

★★★★★

『ハイペリオン』の続編、舞台は惑星ハイペリオン、時代は前作の300年後、時の墓標の巡礼のうち、詩人はしぶとく生き残り今回の狂言回しをつとめ、ヒロインは探偵の娘

今回は前作のハードっぽさから一転してアドベンチャーとしての色が強い作品になります、前作ではりにはった複線を丁寧にフォローしながら崩壊した連邦、ウェブにかわり台頭してきた教会とパスクにおわれるヒロイン、アイネイアーを助けるヒーローエンディミオンのストーリーです。

とにかく物量ともに圧巻、分厚いハヤカワの文庫で全四冊、今年の夏休みはこの本だけで終わってしまいました。

しかし今回広げた複線を収拾するのに若干設定に難があるのもたしかで、そもそも『ハイペリオン』最大のなぞの時の墓標に関しては、まったくほったらかし、シュライクの性格も途中で変化がおきてしまい、大佐の学者の娘のエピソードが若干全体とのからみが不明確になってしまっているのだ残念、時間を超越するストーリだとどうしてもこのあたりの調整が難しいよう、でもそんな部分を気にさせません。

この作品でもストーリーを貫くのは未来への夢と希望です。こんなはずかしげなモチーフはいまではSFでしか持ち得ないのかもしれないと、SFでもなきゃ読んでいるほうも恥ずかしいもの。

なぜか『エンディミオン』の方の書影がない?

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2004-08-06

[] 松尾由美 『バルーン・タウンの手品師』 創元推理文庫  松尾由美 [[『バルーン・タウンの手品師』]] 創元推理文庫 - あるふぁの本棚 を含むブックマーク はてなブックマーク -  松尾由美 [[『バルーン・タウンの手品師』]] 創元推理文庫 - あるふぁの本棚  松尾由美 [[『バルーン・タウンの手品師』]] 創元推理文庫 - あるふぁの本棚 のブックマークコメント

バルーン・タウンの手品師

★★★☆☆

妊婦探偵暮林美央シリーズの二作目*1、今回が四作品を収録

前作もそうであったが、今回も少しづつイメージの違う作品が収録されている、ミステリー好き向けは「オリエント急行十五時四十分の謎」なにしろ、証言に対して、『オリエント急行』だけにし信用できないといいだすしまつ。「埴原博士の異常な愛情」はこのバルーン・タウンそのもの謎を暗示させる部分のあるすこし長めの作品です。

ともあれ前作の少々すっとぼけたイメージはそのままに新たな登場人物を加えることで新鮮さを維持している。

今回二人目の出産のためバルーンタウンに舞い戻った暮林だが、そういえばバルーンタウン内に子供の描写がないのは、この世界では自分で出産するのは一人で十分なのだろうか、それともほかに理由があるのだろうか?

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2004-08-05

[] 麻耶雄嵩 『名探偵木更津悠也』 カッパ・ノベルス  麻耶雄嵩 [[『名探偵木更津悠也』]] カッパ・ノベルス - あるふぁの本棚 を含むブックマーク はてなブックマーク -  麻耶雄嵩 [[『名探偵木更津悠也』]] カッパ・ノベルス - あるふぁの本棚  麻耶雄嵩 [[『名探偵木更津悠也』]] カッパ・ノベルス - あるふぁの本棚 のブックマークコメント

名探偵 木更津悠也 (カッパ・ノベルス)

★★★☆☆

探偵は依頼がないと動けないものなんだよ。依頼もされずに首を突っ込む。それではただの覗き屋だ。

以下ネタバレを含みます

四篇からなる連作短編集、その独立した四つの作品に共通して登場する白い女の幽霊、上の引用は最後に名探偵木更津が言う台詞、ここの事件では直接この幽霊の正体に関するヒントはない、この作品がより大きななぞの幕間であるのか、そうでないのか、過去の作品との関連は、しかし彼の作品を読破していない私にはそれ以上の答えはでない。この作品にかぎらず麻耶雄嵩の作品は非常にバランスが悪い印象を与える、でもそのバランスの悪さが魅力的でもある。

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2004-08-03

[] 阿刀田高 『Aサイズ殺人事件』 創元推理文庫  阿刀田高 [[『Aサイズ殺人事件』]] 創元推理文庫 - あるふぁの本棚 を含むブックマーク はてなブックマーク -  阿刀田高 [[『Aサイズ殺人事件』]] 創元推理文庫 - あるふぁの本棚  阿刀田高 [[『Aサイズ殺人事件』]] 創元推理文庫 - あるふぁの本棚 のブックマークコメント

isbn:4488447015

★★☆☆☆

安楽椅子探偵もの、探偵役は禅寺の住職、狂言まわしは現職の刑事が寺に碁をうちながら事件の相談にのるという形の短編集、雑誌掲載は1978年から1979年といまから25年以上も前の作品なので少々ぴんとこない部分もままある。

住職の質問はまるで禅問答のように一見ピントがはずれているが、最後にはちゃんとおさまるべきところにおさまっている。ただ事件そのものが、わざわざ相談にしにゆくレベルかというのがちょっとものたりない感じがしてしまう、軽く読むにはもってこいなのだが。

収録作品の中の「葉桜の迷路」は日常のなぞを題材にした先駆的な作品になっている。

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