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すまいりブックレビュー

「Smily Books Blog」(2014年からはこちら)

2013-12-15

[]数字のカラクリを見抜け! 学校では教わらなかったデータ分析術 (PHPビジネス新書) 吉本 佳生(PHPビジネス新書)

1.期間について

 3年後の将来予測するなら最低でも過去3年(できれば倍の過去6年)のデータを見る事

2.増加率(変化率)について

 母数の小さな時の変化率は、母数が大きなものより大きくなる(例:アメリカよりも中国の経済成長率が高くなる)

3.どちらの立場で見るかで数値の意味は変わってくる

(1)お店の稼働率

 ①混雑率(稼働率)は高いほどお店の収入は増えるが、顧客の満足度は下がってくる

 ②いつ行っても空いてるお店だと顧客満足度は上がるが、お店収入は減る

(2)お金持ちの定義

 ①高所得者は、年間で稼いだフローのお金持ち

 ②資産家は、ストックのお金持ち(高齢者に多いタイプ)

 ③高収入だが住宅ローン返済中の人はフロー(収入)はプラスだがストック(資産)はマイナス

(3)一夫多妻

 ①男に有利な制度と思われがちだが、実は女性に有利な制度とも言える

 ②多くの女性が一人の男と結婚する分、多くの男性が結婚できなくなる

 ③経済力のある男性しか結婚できなくなる(多くの女性が経済力のある男性と結婚できる)

4.簡単な計算で錯覚を防ぐ

(1)1割引の他に4割引、どちらを先に割り引いても割引率は同じ(0.9×0.6=0.6×0.9)

(2)50%上がってから50%下がると、元値から25%下がったのと同じ((1+0.5)×(1-0.5)=1-0.25)

 ①上昇下降の複利効果:上昇下降が同じ幅だと元値に戻らず、必ず下降の方が大きくなる

 ②上昇上昇の複利効果:上昇が続くと変化の幅は大きくなる

 ③下降下降の複利効果:下降が続くと変化の幅は小さくなる(どれだけ小さくなっても0にはならないため)

5.1年で同じ1ヶ月はないと考える

(1)31日ある月と28日しかない2月は約10%の日数の差がある

(2)土日の数や季節も異なる

6.確率を錯覚してないか考える

(1)対向車のナンバープレートの下2桁(0〜99の100通り)が何かを当てるゲームを50回やる

  1台でも当たったら勝ちとした場合の勝つ確率は?

 →なんとなく5割で勝てると思ってしまう

 →実際は約40%しか勝てない(最初の1台で勝てない確率99%を50回掛け続けても60.5%にしかならない)

7.金額の見方

(1)金額=価格×数量のため、価格の変化要因と数量の変化要因それぞれ分析する事

(2)金額にしたとたん、為替や物価変動に影響する値となるため、時期や場所(国)の影響も考慮する事

8.景気が回復すると失業率が上がる

 景気回復で仕事自体が増えてくると、

 仕事探しを中断していた人(統計上失業者でない人)が仕事を探し始めだし失業者が増えてしまう

9.輸出とは

 物理的な形のあるモノだけを貿易上の輸出といい、サービスの輸出は含まれない

10.シークレットブーツになってないか確認する

(1)比率という目標設定の罠

 肥満の基準を身長と体重の比率で決めていると、

 身長を無理矢理増やして肥満をごまかして、本来の目標(体重を減らす)を見失う