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すまいりブックレビュー

「Smily Books Blog」(2014年からはこちら)

2013-12-04

[]戦略の原点 清水 勝彦(日経BP社)

1.戦略とは

 目的達成のために強みを用いて顧客を絞り込み、競争相手より価値のある商品・サービスを提供するための計画

2.外部環境分析

(1)ファイブフォース分析

 ①基本は買い手が多く売り手が少ない市場が良い

 ②新規参入や代替の脅威が少ないほど良い

 ③代替は、別業種にある場合もある

 →例:映画の代替としてのDVD

 ④競争(相手)も別業種にある場合もある

 →例:映画の競争相手がスマホでのネット視聴もあり得る

 ⑤ポイントは顧客にとって、お金と時間で優先度は決定されるということ

(2)スイッチングコスト(顧客が商品や契約先を替えるのに発生するコスト)戦略

 ①習慣性購入させる(いちいち他の商品を探すのが面倒になる:会員制、ポイントサービスなど)

 ②スイッチングコストを下げれば、参入しやすいが他社へも移りやすい

 ③スイッチングコストを下げると、残るは価格だけが購入ポイントとなる

(3)全くの新市場にはファイフォース分析もスイッチングコスト戦略も役立たない

3.内部分析

(1)バリューチェーンでどこが強いあるいは弱いか分析

(2)有形あるいは無形資産を分析

(3)規模とコストの関係

 ①規模が大きいと固定費リスクを分散できる

 ②規模が大きいと、一度に大きな購入量を出せるため、売り手から安く調達可能

 ③大規模ノウハウにより、効率化(経験あるいは学習曲線)

4.コスト戦略

(1)違う事あるいは同じ事でも違う形(機能絞り込みや標準化、マニュアル化)でコスト構造を優位に構築し、低価格を顧客に提供する

(2)基本機能をできるだけ低価格化する

(3)規模の拡大

5.多角化の問題

(1)複数事業化経営(1970年代のコングロマリット)

 複数事業化経営分析のBCGマトリクス、PPMは最近のアメリカの大学では教えていない

(2)遊休資産(人も含む)の有効活用で別事業を立ち上げても失敗する

 現状余っているから、何か別の事業をやるという形では、他の真剣勝負でやっている会社には勝てない

(3)無理な共有化(シナジー効果)

 弱い事業を助けるために強い事業が犠牲を強いるだけ

6.リーダーと意思決定

(1)勇気とは

 失敗を恐れないことではなく、失敗を恐れながらも挑戦する気持ちのこと

(2)意思決定で起きるバイアス

 ①身近なデータから判断(思い出した順、記憶のパターン、関係性の思い込み)

 ②代表例から判断(情報の多さに惑う、特殊事例に左右される、失敗が続くと次は成功と思う、具体的だと正しいと思い込む)

 ③間違った基準から判断(第一印象、、自分だけは正しいと思い込む)

 ④自分を正当化するデータばかり集めてしまう

 ⑤結果がわかってから、自分は(間違っていたのに)正しかったと過信

(3)意思決定者(リーダー)に一番必要なもの

 バイアスのない客観的評価をしてくれるナンバーツー

(4)意志変更

 意志変更は意思決定と同じくらい重要

7.戦略の実行

(1)戦略をただやるだけではダメ

 環境は常に変わっているため、戦略は実行しながら修正されないといけない

(2)戦略のミス対応

 組織的なコミュニケーションで解決する

[]お母さんにしてもらったことは何ですか? 大山 真弘(サンマーク出版)

1.内観

(1)お母さんにしてもらったことを内観する(1週間かけて振り返る)

(2)お母さんにお返しした事を内観する

(3)お母さんに迷惑かけた事を内観する

2.「○」と「C」があるとほとんどノン人が「C」の方に目がいく

(1)完全なものより、欠けたものに目がいってしまう

(2)満たされた幸せには気づきにくいが、ちょっとした不幸には敏感に気づく

3.ありがとうの反対語は「当たり前」

(1)自分に関わる全ての出来事に「ありがたい」と感じる事

(2)自分に見えている「当たり前」は半分で、見えていない半分がある事にありがたく感じる事

4.お母さんの呼称(古い言い方)

 「カカ」「カッカ」は太陽が照り輝く様子をもとにした擬態語

[]非常識な読書のすすめ ―人生がガラッと変わる「本の読み方」30 清水 克衛(現代書林)

1.龍馬が好んだ言葉

(1)丸くともひとかどあれやひと心 あまり丸きは転びやすきぞ

 →皆が個性なく丸くなってしまっては、世の中の発展はない

 →言われた事に疑問と興味を持ち、自ら考えて行動する一角のある人間が成長する

2.我利我利読書は身を滅ぼす

(1)知識を追い求めて次から次に頭に詰め込んでも頭がコチコチになるだけ

(2)猜疑心や欲を捨て、頭をスッキリ整理しておかないと、新しい知恵は入ってこない

3.問題解決に二者択一してはいけない

損得や善悪といった二者択一で物事を判断してはいけない

4.情けは人のためならず

(1)人にかけた情けは結局、自分のためになる

(2)人に親切にすると達成感を感じたときのドーパミンとは違う快感物質(オキシトシン)が出る

(3)苦しければ苦しいほど乗り越えた時(成功した時)にドーパミンが分泌される

5.本を読んで感動したら、すぐに自分もやってみる事

(1)本を読んで感動してもドーパミンが一時的に出ているだけ

(2)自分でもやってみる事で、オキシトンが出て、すぐに落ち込まないしなやかな心が作られる

6.粋とは

 自分の事情よりまず人を喜ばせることを優先すること(反対語:野暮)

7.こんにち「は」

 なぜ「わ」の言い切りでなく「は」と続く言葉なのか

 →「こんにち(今日)は・・・」と、後から相手を気遣う言葉を続けて言うため

8.命(いのち)とは

 「い」(生きる)ための「ち」(知恵)

9.第二の矢

 最初に飛んでくる不幸(第一の矢)は避けられないが、

 それをどう捉え、その後どう行動するか(第二の矢)は知恵次第