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すまいりブックレビュー

「Smily Books Blog」(2014年からはこちら)

2013-11-23

[]行動科学を使ってできる人が育つ! 教える技術 石田 淳(かんき出版)

1.教えるとは

相手から望ましい行動を引き出すこと

2.知識と技術に分けて教えること

(1)知識:聞かれたら答えられること(例:スポーツのルール)

(2)技術:やれと言われたらすぐにできること(例:ボールの投げ方)

3.行動は分解して教えること

(1)分解した手順のリストが教える相手が使うチェックリストになる

(2)まずは前提知識、次にやり方をチェックする

4.行動は具体的に教えること(MORS)

(1)Measured:計測できること(数値化)

(2)Observable:観察できること(誰が見てもわかる、見える化)

(3)Reliable:信頼出来ること

(4)Specific:明確化されていること

5.やらないことリストを作る

(1)通常のやることリストを作ったら、優先順位の低い項目を明確にする

(3)優先順位の低い項目は「○○はやらない」として、やらないことリストに作り直す

6.考え方を分解して教える

 考えるという過程を一つ一つの行動に分解し、その手順を説明すること

7.書かせて教える

(1)覚えて欲しい事はキーワードだけ抜き出して書かせる

(2)考えて欲しい事は自由記述で書かせる

8.9つの教授事象(ロバート・ガニェ)

(1)指導に注目させる(Gain attention)

 最初のツカミ、キッカケとなる質問など

(2)学習のゴールを示す(Describe the goal)

 最初にその日の目標を伝える

(3)必要な知識を振り返る(Stimulate recall of prior knowledge)

 前提知識を思い出させ、すぐ活用できる準備をする

(4)学ぶ内容を提示する(Present the material to be learned)

 その日学ぶ事のうち重要な事を絞って伝える

(5)学習の手引きを提供する(Provide guidance for learning)

 実施例、たとえ話を使ったり、相手が既に知っている知識に結びつけて説明する

(6)練習させる(Elicit performance “practice”)

 実際にやってもらう、テストする

(7)有益なフィードバックを与える(Provide informative feedback)

 練習した結果を伝える

(8)学習成果を評価する(Assess performance)

 練習結果に関連した事項をテストする

(9)使いこなせるようにする(Enhance retention and transfer)

 様々な状況で知識を使いこなせるようにする

[]お母さんにしてもらったことは何ですか? 大山 真弘(サンマーク出版)

1.内観

(1)お母さんにしてもらったことを内観する(1週間かけて振り返る)

(2)お母さんにお返しした事を内観する

(3)お母さんに迷惑かけた事を内観する

2.「○」と「C」があるとほとんどノン人が「C」の方に目がいく

(1)完全なものより、欠けたものに目がいってしまう

(2)満たされた幸せには気づきにくいが、ちょっとした不幸には敏感に気づく

3.ありがとうの反対語は「当たり前」

(1)自分に関わる全ての出来事に「ありがたい」と感じる事

(2)自分に見えている「当たり前」は半分で、見えていない半分がある事にありがたく感じる事

4.お母さんの呼称(古い言い方)

 「カカ」「カッカ」は太陽が照り輝く様子をもとにした擬態語

2013-11-17

[]テレビの大罪(新潮新書) 和田 秀樹(新潮社)

1.テレビの弊害

(1)個人的な体験の一般化(例外を一般化させる錯覚)

 常に例外的で珍しいことが放送される

(犬が人間を噛んだことより人間が犬を噛んだことしかニュースにならない)

(2)被害者は常に神様

 被害者にも落ち度があった部分を報道できない空気(論調)が流れている

2.ダイエットの弊害

(1)イタリア、スペイン

 2006年からBMI18以下のモデルはファッションショーに出演できなくなった

(2)日本人の1日平均カロリー摂取量は約1900Kcalしかない

 ①欧米先進国は2500Kcal超、アメリカは3000Kcal

 ②日本人がこれ以上、ダイエットするのは異常(北朝鮮並みの1600Kcalになってしまう)

3.教育

(1)フィンランド

 国家存続に対する危機感(勉強しないと国が滅びる)を言い聞かせて育てている

(2)日本

 子供のいじめ、自殺を全て教師のせいにされるため、怖くて誰もやりたがらなくなってしまう

4.医療と裁判

(1)医療ミス(業務上過失致死)で刑事罰(逮捕)されるのは日本だけ

 ①国(検察)が起訴すれば全て刑事裁判となってしまうシステム

 ②怖くて産科、小児科、救急医療は誰もやりたがらなくなってしまう

(2)刑事裁判では「疑わしきは罰せず」となっても、民事裁判で賠償金が取れるシステムにすべき

5.地方と東京

(1)アフォーマティブ・アクション(積極的差別是正措置)

 ①かつては自民党(保守政党)が厳しい累進課税や地域間格差政策(ばらまき)を実施していた

 ②今後はただのばらまきでなく、東京に出て行った若者が働ける場所を地方に作る事が必要

(2)飲酒運転取り締まり

 ①都会主導の政策(都会では電車が夜中も走っていて困らない)

 ②地方の赤提灯文化がなくなる(飲食店経営がなくなる)

 ③車の交通事故減らすなら、地方にも都会並みの公共機関設置

6.自殺

(1)中高年の自殺は12年連続で年間2万人以上

(2)2009年の自殺者3万2845人は交通事故の6.7倍(先進国の中でも日本は多い)

(3)自殺の原因に精神障害が関わっているケースが9割

(4)自殺の6、7割がうつ病(400万人もしくは800万人)、10〜15%がアルコール依存症(年間3,000〜5,000人)

(5)自殺遺族(親が自殺して残された家庭)保証が貧弱

(6)かつて自殺が多かった北欧(フィンランドなど)は季節性うつ病対策などで激減

7.高齢者

(1)日本人の平均年齢

 1950年当時は26歳だったが、2000年で41歳、2010年で45歳

(2)日本の個人金融資産

 7割を2割強の高齢者が保有

(3)在宅介護

 ①医療財政が非常に良好だった1990年前後までは社会的入院(半年病院に預けるなど)ができた

 ②子供が親の面倒を見るのは当然というのは儒教的道徳からくる古い価値観

2013-11-09

[]気くばりができる人できない人―「生き方の達人」はこんな頭の使い方をしている (知的生きかた文庫) 斎藤 茂太(三笠書房)

1.性格の5パターン(クレッチマーを下敷き)

 一人の人間の中に5パターンの性格全て持っているため、

 ポイントは人の性格を5つに分けることでなく、それぞれどのくらい入っているか見極めること

(1)内閉性(分裂性)

 ①内気。非社交的。人のことをあまり気にしない。理想家肌。偏屈。

 ②口数はなく、話を聞いてるのかもわからないくらい反応もない。

(2)同調性(躁鬱性)

 ①開放的。社交家。世話好き。取り越し苦労。

 ②相手の話に人の良さそうに同調して話をつなげる。

(3)粘着性(てんかん性)

 ①几帳面。凝り性。完全主義。我慢強いがこらえられなくなると爆発する。バカ正直。

 ②話しだすと止まらないが、回りくどく何を言いたいのかわからない。

(4)自己顕示性(ヒステリー性)

 ①自己中心的。ねたみやすく調子者。空想家。派手好き。

 ②自分の自慢、他人の悪口が出る。身振り手振りがキザっぽくなる。

(5)神経質

 ①自分に自信がなく、批判的。周囲の眼を気にする。感覚過敏。

 ②過去の失敗談を哀れみを請うように何度もくどくど話す。

2013-11-05

[]カリスマ 人を動かす12の方法―コールドリーディング なぜ、あの人は圧倒的に人を引きつけるのか? 石井 裕之(三笠書房)

1.あいづち

(1)頻繁にうなずかず、ここぞという時だけゆっくりと深くうなずくこと

(2)うなずきが少なく聞く側になった人が主、話す方が従の主従関係が出来上がる

2.アイコンタクト

(1)じっと凝視するのでなく、相手を包み込むように時折見ること

(2)焦点を少しぼかして相手の上半身全体を見る

(3)視神経のうち注視は錐(すい)状体、ぼんやり捉える(周辺視野)のは管状体を使っている

(4)管状体を活性化させるとリラックスして潜在意識が活性化する

3.不安対処

(1)どんなに不安でそれが態度に出てしまっても口に出してはいけない

「私も緊張しています」は厳禁

(2)相手より自分を楽にしたい気持ちが言葉に出ると相手は尊敬しなくなる

(3)トラブルから来る本来の痛みは3分の1になる

 ①過去の痛みの記憶と将来の痛みへの不安が余分な3分の2を占めている

 ②トラブルの時こそ、今この瞬間に集中すること

4.実績と自信の順番

(1)最初はブラフ(はったり)でよいので自信をつけるのが先

(2)実績がないので自信がつかないは嘘

5.ズームアウトとズームイン

(1)相手を褒めるときはズームアウト(拡大解釈)して褒める

  仕事の結果でなくプロセスや本質まで広げて褒める

(2)相手を叱るときはズームイン(ポイントを絞って)で叱る

6.コンシャス=アンコンシャス・ダブルバインド

(1)意識していても(わかっていても)できない事を人から叱咤されてもできるようにならない

 例:ヤル気を出せ、遅刻するな

 →相手の意識にしか影響を与えない言葉のため、潜在意識(ヤル気、心がけ)は変化しない

(2)意識してできることをさせながら、意識してできないことを結びつけて暗示にかける

 例:深呼吸してみよう(意識してできること)そうすれば、ヤル気が出てくるよ(潜在意識へ働きかける暗示)

2013-11-02

[]図解!「問題」を1秒で解決するするどい「質問力」!―――「できる人」が駆使している実践!ロジカル・シンキング 三笠書房 電子書籍 谷原 誠(三笠書房)

1.話の主導権を取りたい時の質問

 「仮に○○だとしたら、あなたはどうしますか?」

 →「仮定の話」でもよいので、相手の言質を取る

2.議論を深めたい時の質問

(1)そもそもこの議論は必要でしょうか?

(2)議論の進め方はどうしましょうか?

(3)そもそも○○とは何でしょうか?

3.自分から答えにくい時の質問

 「あなたはどうお考えですか?」

 →相手に先に意見を言わせる

4.Whyそのままで追求すると相手を不快にさせる

(1)他の具体的な質問(How to/What)に変換して聞く

 ①○○するにはどうしたら(How)いいんでしょう?

 ②○○の魅力はどんな所(What)でしょう?

(2)クローズドクエスチョンに変換して聞く

 君はAとBでAを選択したけど、まずAとBのメリット、デメリット(What)をそれぞれ上げてみてくれますか?

5.相手に主体的に考えて欲しい時(気づき)

 質問の目的をはっきりさせ、具体的(例えば○○ならどうする?)に質問する

6.知りたいことを聞く

(1)自分(自社)の良い点、悪い点をどう思っているか相手(お客様)に素直に聞く

(2)悪い点(弱点)は耳の痛い話になるが、あえて踏み込んで聞くこと

[]人を動かす伝え方 中谷 彰宏(あさ出版)

1.丁寧過ぎると伝わらない

(1)余計な情報、紛らわしい情報を入れると相手に肝心な事は伝わらない

 タクシー運転手に「ファミリーマートじゃなくてローソンの角を曲がって」と伝えるとファミリーマートの近くで曲がりそうになってしまう

2.伝えるタイミングが悪いと伝わらない

(1)一度に全ての情報を伝えても、相手には伝わらない

 タクシー運転手に乗ってから最終目的地までの道順を一気に説明しても伝わらない

(2)ポイント毎にタイミングを見て必要な情報だけを伝えるとよい

 タクシー運転手には、曲がる時、高速を降りるなどポイントの少し前の的確なタイミングで伝えるとよい

3.説明は最初に結論、主題を伝える

(1)いきなり状況説明を長々と説明しても相手は疲れるだけ

(2)最初に結論(何の話、誰の話、どこの話)を伝えてから、状況説明を話し始めた方が、相手は「結論の理由」として状況説明を聞けるので理解しやすい

4.複数の話は並列でなく直列で伝える

(1)「Aはしてもよい。でもBはしちゃダメ」と並列に話を繋げるとわかりにくくなる

(2)「Aはしてもよい。その上でCをして。」と直列に話を繋げるとわかりやすくなる

5.違いより共通点を見つけてほめる

(1)人との違いは無限にあるため、そこを強調しても相手に伝わらない

(2)1つでも同じ所を探して、相手が共感できるように伝える

6.全体より部分を見つけてほめる

(1)全体的に漠然とほめても相手に伝わらない

(2)細かい所を具体的に1つだけほめた方が相手に伝わる