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すまいりブックレビュー

「Smily Books Blog」(2014年からはこちら)

2012-01-22

[]成功のコンセプト 三木谷 浩史(幻冬社)

1.仮説は右脳と左脳のキャッチボールから生まれる

(1)右脳から生まれるアイデアやひらめきは論理的なフレームワークに落とし込む事でビジネス可能な仮説となる

(2)感覚や直感を仮説という具体的な形にするには、フレームワークをあらかじめ左脳で理解しておく必要がある

2.消費の多様化

(1)経験やエンターテインメントとしての消費が増えている(必要な物だけを買うための消費ではない)

 深夜ドン・キホーテでウロウロする、ブランドのバッグを買う、高級レストランに行くなど

[]大震災後の日本経済ーー100年に1度のターニングポイント 野口悠紀雄(ダイヤモンド社)

1.クラウディングアウト

(1)東日本大震災という混雑により通常の需要が押し出され、復興のための投資需要が優先される

(2)日本経済は「需要不足」から「供給制約」に変わった

2. 復興のタイプは復旧型でなく転換型がよい

 円高を容認し製造業中心からサービス業中心の構造改革が必要

3.復興財源は国債でなく増税がよい

 01年末以降、預金残高は増えていないのに国債が増えている

4.震災日本経済のブループリント

(1)工場は西日本に、サービス業は東日本がよい

 ITサービスであれば、電力を使うサーバは西に、SEやプログラマは東で仕事をする

(2)イギリス的な産業構造で電力問題をクリアする

 金融業を中心とするサービス業の比率を高め、少ない電力使用で高い経済活動を成立させる

5.資産大国として生きる

(1)2007年から2008年に日本の対外資産(純資産)は三分の一以上を失った

(2)所得収支の黒字で貿易収支赤字をカバーする(アメリカ、イギリス式)

(3)新興国にモノを売るのでなく、投資する

 ①所得水準の低い新興国にモノを売っても低コスト生産が必須のため、ジリ貧

 ②ODA供与の専門家をファイナンスできるよう育成すること

2012-01-21

[]ヒューマンエラーを防ぐ知恵 (DOJIN選書) 中田 亨(DOJIN選書)

1.ヒューマンエラーとは

 認知ミス、判断ミス、動作ミスの三種類あるが、事故は複数の原因(人為ミス以外も含む)が絡み合って発生する

2.なぜ事故は起こるのか

(1)事故とは

 意外性、有害性、不可逆性の特徴がある

(2)ヒューマンエラーのパターン

 型にはめられないため機械では防げない

3.ヒューマンエラー解決法

(1)問題を捉え方

 問題が何かを正しく捉えるのは難しいため、最低限6通り考える事が重要

 ①前提条件に問題がある捉える

  例:FAX誤送信→そもそもFAXを利用しない事はできないかと考える

 ②やり方が問題と捉える

  例:FAX誤送信→手動でFAX番号入力しているのが問題と考える

 ③道具や装置が問題と捉える

  例:FAX誤送信→FAXでなく電子メールを使うべきと考える

 ④やり直せばよいと捉える

  例:FAX誤送信→FAX送信後、間違えていないか相手先に電話で確認

 ⑤致命的でなければ可と捉える

  例:FAX誤送信→重要でない書類ならば、間違えてしまってもよいとみなす

 ⑥認識に問題があると捉える

  例:FAX誤送信→たまたま間違えた宛先が誤送信でない場合もある

(2)問題解決が裏目に出る事の予想は難しい

 第一番の問題が解決すると今まで見えなかった二番目の問題が発生する

(3)ハインリッヒの法則の真の意味

 1つの大事故が発生するまで残りの軽微な29の事故と300の異常は解決されない

(4)セーフティ・バイ・ウォーキング・アラウンド

 小さなミスを吸い上げるため、従業員同士が互いに他部署の現場を歩き回り、危険な点を指摘する。 

(5)事故の責任者を問い過ぎると問題解決が遠のく

 ①専門性の壁(専門的な作業事故ほど、当事者責任が問いにくい)

 ②ヒポクラテスの誓い(知りながら害を犯してはいけない)

 ③ミルグラム効果(善良な人間でも上司命令だと非倫理的なことでも行ってしまう)

4.ヒューマンエラー防止法

(1)作業を行いやすくする

 ①ストレスを排除する(例:作業手順の視覚化)

(2)損害が出る前に人に異常を気づかせる

 ②あえて手間を与える(例:ボタンを二つ押して動かす)

 ③小さな事故を与える(例:道路のスピードバンプ)

(3)事故が発生しても大きくならないようにする

 ①大事な操作は最後(例:ATMの現金は最後に出てくる)

 ②作業員同士でチェック

 ③監視役を入れる

(4)大事故の想定方法

 ①きっかけ演繹法(例:マウスの誤操作からどこまで大事故になり得るか想定検討)

 ②事故原因帰納法(例:フェリーが沈没するにはどんな原因が考えられるか想定検討)

2012-01-08

[]1日5分 頭がよくなる習慣 佐藤 伝(中経出版)

1.「学習」の習慣

(1)シンクロ・マッスル学習(筋肉を動かす事で脳に刺激が与えられる)

 学習する時は、軽いスクワットや立ったまま音読して暗記する

(2)ヨガ式呼吸

 鼻から吸って吐く前に止めて、鼻からゆっくり吐くこと

(3)倒立(脳に血液を集め、百会を刺激する)

 壁にもたれて、百会(頭のてっぺん)を床につけて逆立ちする

(4)指回し(指を動かして脳を刺激する)

 両手の指先を合わせてから、親指から順番に小指まで回していく

(5)座っている時は猫背にならない(本を読む時も首や顎を前方に傾斜させない)

 肺が圧迫され酸素不足で頭の回転が悪くなる

(6)覚える時は一度目をつむる

 理解したと思ったら一度目をつぶり、目を開けてから思い出して確認する

(7)指の爪を押しながら覚える

 覚えたい内容を声に出しながら、親指の爪から順番にできるだけ強く押していく

(8)ウィスパー話法

 暗記する時は耳栓をして囁くように音読する

(9)脳のマッサージ

 思い出せない時は側頭葉、やる気の起きない時は前頭葉、リラックスしたい時はひたいと後頭部をマッサージする

(10)記憶に定着させる音読

 音読はゆっくり3回、次に早口で3回行う

2.「心」を見つめる

(1)苦労しなければ幸せはつかめないという考え方はやめる(人生は修行でなく遊行)

 ①表層意識では苦労したくないと思っていても、深層心理では苦労しなければ幸せになれないと思い込んでいる

 ②辛くても一生懸命頑張れば、後でいいことがあると考える事の誤解

  幸せになるには、その前に不幸を味わう必要があるという危険な考えになる

(2)心は傷ついても魂は傷つかない

 傷つく心は球体の表面、核(コア)にある魂は誰もが完璧なものを持っていて、生まれてから死ぬまで変わらないと考える

(3)やる気の出る映画を見る

 ペーパーチェイス、モリー先生との火曜日など

(4)自分の人生を映画だと考える

 苦しい時は、自分が映画に出演している主人公だと考えてみる

3.「体」に注目する

(1)脳を使う学習にはブドウ糖とミネラルウォーター、酸素が重要