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すまいりブックレビュー

「Smily Books Blog」(2014年からはこちら)

2009-06-10

[]交渉術 佐藤 優(文芸春秋)

1.制度は性悪説、運用は性善説

(1)コンプライアンスのチェックはトップダウン、インフラは性悪説で原則を制度化

(2)日々の運用は性善説で現場に委譲

2.お願いと命令の仕方

(1)非公式に最初「お願い」して引き受けてくれたら、後から正式に「命令」する

(2)部下が簡単に「命令」に従う時は要注意(見えない所で無理をして結果的に失敗する)

(3)上司からの丁重過ぎる「お願い」には背後に無理のあるリスクが隠れているため要注意

3.罪と恥の文化

(1)欧米は"罪"、日本は"恥"の文化(ルース・ベネディクト「菊と刀」)は誤解

 ①世界中どこにも罪と恥の文化はある

 ②"恥"は中流層、"罪"はトップエリートと下流層にある観念

4.交渉の弁証法

(1)相手が関心のある情報を見返りを求めないで与えることが、自己の利益を極大化する

(2)相手に交渉(取引)だということすら悟らせずに交渉は行う

(3)交換条件の設定は自分からは行わず、相手に選択させる

 →2つの内容について自分の立場、現状を客観的に説明するだけに留める

[]ダイヤモンド・セルフ ―本当の自分の見つけ方― 佐藤 康行(日本アイ・ジー・エー)

1.心の三層構造

(1)頭(観念)

 通常の意識、知識

(2)業(潜在意識)

 過去の記憶、経験

(3)真我

 (1)、(2)よりも深い所にある本当の自分

2.真我を見つける方法

(1)一番遠い所から目標を立てる

 人生の終着点から振り返って全てやり切ったと思えるようにする

(2)全ての執着心を捨てる

3.愛の反対語は価値観

 各人の価値観の違いが争いの元となる

[]考え方革命(プレジデント2006.3月号)

1.議論の仕方

(1)悪魔の使徒(devil's advocate)

 相手にあえて反対意見を言う役をやらせてみて、それでも正しいかどうか議論を尽くしてみる

(2)ソクラテスの対話

 架空のシチュエーションを設け、互いに与えられた役回りを演じて議論する

2.人が納得しない反応パターン

(1)本当にそうなの?

 ①話が飛んでいる→縦の論理(Why?)不足

 ②話の歩幅を相手に合わせること

  狭過ぎる(細か過ぎる、回りくどい)

  広過ぎる(大雑把、乱雑)

(2)それだけなの?

 ①話が抜けている→横の論理(What else?)不足

 ②目線の位置を相手に合わせること

  低過ぎる(範囲が狭過ぎる)

  高過ぎる(範囲が広過ぎる)

  →相手が程よいを思える漏れの少なさであることがポイント

(3)そんな話は聞いてない!

 ①そもそも相手が聞きたいと思っている論点から外れている→横の論理展開が全くズレている

3.話の構造化

 縦横の論理を繋いで、相手の頭の中にピラミッドがイメージできるような説明を行う

4.仮説とは

 自分なりのヤマカンであり、客観的論理性を飛躍した部分(目新しさ)のある所を主張すべきである

 →客観的な裏づけはこれから検証していこうというスタンス

5.仮説検証の罠

(1)銃弾爆撃しない

 片っ端から検証しない:論理思考が過度なタイプ(アタリをつけないタイプ)

(2)根拠なき断言としない

 裏づけが全くない:仮説思考のみで論理思考がないタイプ

6.レトリカルシンキング

(1)Letter(言葉)によって世界の見方を変える考え方

(2)論理的思考からは生まれない斬新なものの見方

(3)コンセプトワーク(コンセプト自体を生み出す労力)はロジックからは出てこない

7.KJ法の正しい使い方

(1)出てきたアイデアをよくあるフレームワークで安易にまとめようとしないこと

(2)アイデアにあるあるがままの内容をよく吟味して、整理する中から新しい軸、発想を見つけ出すこと

[]「夢のリスト」で思いどおりの未来をつくる! ブライアン・トレーシー(ダイヤモンド社)

1.より早く成功できる秘密のカード

(1)かつて成功した例を思い出し、その時の思いがけない幸運な発見をどうすれば再び起こせるか考える

(2)自分にとって理想的な未来、完璧な人生を考えてみる

(3)(時間、お金など全てがあると仮定して)本当に欲しいものを考えてみる

(4)今後1、2年で達成したい目標を「現在形」で10項目書いてみる

(5)最もポジティブな影響を与える目標をたえず考えるようにする

(6)(5)の目標を達成するためのプラン(方策、優先順位、期限)を作成する

(7)目標に近づけるようなことを今すぐ行動に移し、それを毎日続ける

2.自分を好きになること

 アフォーメーション(自分を肯定する言葉)を定期的に使い、潜在意識にプログラミングする

3.収入の一割を貯蓄せよ

(1)最初は1%でもよい

  →月収の1%の30分の1を毎日貯金

  →1%ができたら2%、3%と増やしていき、必ず10%にする

(2)昇給したら増額分の半分は貯金(増えただけ消費してしまう:パーキンソンの法則を破る)

(3)まずは生活費の半年分を貯金目標とする

4.「超意識」を使え!

(1)マインドストーミング

 毎日寝る前に行い、自分(の潜在意識)にプログラミングする

 ①まず目標、問題を以下の質問の形で紙に書く

  ・切望していること

  ・差し迫っていること

  ・今考えるべきこと

 ②①を解決するアイデアを20個書き出す(必ずTV、オーディオなど無音状態で取り組む)

 ③②の中ですぐ実行に移せるアイデアを1つ選ぶ(翌朝でも良い)

5.もっとも重要なことから始めよ

(1)毎日のToDoリストを前日の晩に作る(眠っている間の潜在意識を利用する)

(2)1日の間で重要な仕事はせいぜい20%しかない

  →朝の2時間で最も重要な仕事を片付ける

(3)時間管理のABCDE方式

 ①A(やらなければならないこと)

 ②B(やるべきこと)

 ③C(どうでもよいこと(雑談、私用電話など))

 ④D(人に任せること)

 ⑤E(やめること(やってはいけないこと))

(4)自分しか出来ない仕事を毎日自問し続け、答え続けること

6.チャンスを引き寄せろ!

(1)行動思考になるための7つのカギ

 ①素早く動くこと(できることは今すぐ行う)

 ②より長く、熱心に行う

  →集中できる時間を確保するため、一日の行動パターンを周りと変える

 ③もっとも重要なことから始める

 ④もっとも得意なことをやる

 ⑤仕事はまとめてやる(似たような仕事はまとめる)

 ⑥人と協力する

 ⑦仕事のプロセスを分解し、簡素化、合理化(ムダを省く)する

7.あえて恐れていることをやれ

(1)失敗を成功に変えるゴールデン・クエスチョン

 ①やったことで適切だったことは何か?

 ②もしまた失敗しそうな状況になったら、今度はどのように行動するか?

[]90分で学べるSEの思考術 (ITプロフェッショナルの基礎知識) 開米 瑞浩(日経BP社)

1.情報整理の6ステップーあいまいな情報に確実に対処する方法

(1)ステートメント分解

 情報(資料)の中を数十行のステートメントに分解し、曖昧な理解をなくす

(2)グループ化

 問題の範囲を明確にするため、分解したステートメントをグループ分けする

(3)キーワード化

 ステートメント内にあるキーワードを抜き出す

(4)配置調整

 ①情報内にある論理の繋がりを視覚化するため、キーワードの関係をチャート化する

 ②抜き出したキーワードが同じでも、情報にあるテーマが何であるかという本質的な捉え方の違いによって、

  論理の繋がり(=キーワードの並べ方)が異なってくる

 ③キーワードの論理的な並びを図で表現していく事が結果的にチャート化(図解)となる

 ④チャート化を試行錯誤する事、そのプロセスそのものが情報理解を深める事であり、情報整理の最終目的となる

 ⑤キーワードがたくさんあり、途方に暮れる場合、

  キーワードをまず適当に3個選んで論理付け(時系列、大きさ、位置関係、Yes/No/それ以外など)する。

  これをベースに残りのキーワードを付け足していく

(5)チェック

 各ステートメントが言っている内容と配置調整したチャートに矛盾がないかチェックする

(6)表現調整

 言葉の言い回し(語順、語感)、図形表現、色、大きさ、配置など

2.アイデアの行き詰まりを突破する6つの手がかり

(1)対比・項目・ストーリー

①対比

   時系列、大きさ、位置関係、Yes/No/それ以外などの対比構造を見つける

 ②項目

   対比構造にある項目間に共通したカテゴリ(項目名)を定義する

 ③ストーリー

   結論に至る論理展開を発見する

   結論自体は情報には含まれていない場合が多いので、解読/推察が必要

(2)目標設定

 ①明確な目標があるとアイデアが出しやすくなる

 ②目標達成のための制約も一つずつ明確になり、対するアイデアも芋づる式に浮かびやすくなる

 (①のプロセスが生まれる事が、目標設定する事の最大の効果)

(3)発散と収束

①発散

  ・マインドマップ、付箋紙などでまずアイデアを出し尽くす

  ・ギャップ認識(問題の原因)に関する意見交換から始めると良い

   (状況が何もわからない所からアイデアは出てこない)

  ・収束

  ・マトリクスなどでアイデアを整頓する

  ・アイデアの論理性を検証し、現実的なものを残す

(4)なぜなぜ5回

 原因を何度も掘り下げると本質がわかるだけでなく、掘り下げた段階毎に様々な施策が生まれる

(5)抽象的に言う

 ①一度抽象化する事から、別の観点の気づきが生まれやすい

 ②具体的な言い回し(長いメッセージ)を抽象化(短いメッセージ)しておくと覚えやすいメリットがある

  (ただし、具体的メッセージと合わせて伝えないと相手に理解されない)

(6)定型質問

 ①SCAMPERによる質問

  ・置き換える(Substitute)

  ・結びつける(Combine)

  ・適応させる(Adapt)

  ・修正する(Modify)

  ・別の目的に使う(Put to other Purpose)

  ・削除する(Eliminate)

  ・並べ替え/逆転させる(Rearrange/Reverse)

②飛び石法

  ・誇張(極端な条件、状況を設定)

  ・願望(理想的な状態を設定)

  ・歪曲(現実的な関係/状態をねじ曲げる)

  ・逆転(現実的な関係/状態を逆転させる)

3.ロジカルシンカ-の道具箱

(1)ネーミング

 開発するシステムの名前(機能、クラス、データ、要件など)は普段の3倍考え、

 慎重にネーミングする(10個くらい候補を上げて選ぶ)

(2)ロジックツリー

原因究明などを階層化して整理し、 いきなり具体的な問題点に繋げる(論理の飛躍)のでなく、直接の原因でじっくり繋げていく

(3)システム思考

 システムの連携パターンをMITのピーター・センゲが8つのシステム原型に規定 

(4)思考展開図

 ①まずWhat(解決すべき課題は何か)を細分化

 ②次にHow(どんな方法で解決するか)を細分化した①毎に考える

 ③②を総合/連携(システム化)させ、一つの全体構造として結晶化する

4.SE思考の道具箱

(1)デシジョンテーブル

 組み合わせパターンの抜け漏れチェックにはフローチャートよりも最適

 判断項目が互いに独立で判断の順番を変えても結果に関係ない場合用いる

(2)ワークフロー(誰がいつ何をするかをチャート化する)

 LFD(Lane Flow Diagram)を利用する

 左側:人や組織のアクター、右側:システム

 上から下を業務の流れ(時間の流れ)とする

(3)ステートチャート

 シーケンスチャートやアクティビティチャート (ワークフロー)のような複数オブジェクトのあるシナリオの状態を表すのでなく、

 1つのオブジェクトの全ての状態を記述することがポイント

(4)機能モデル

 IDEF0(機能モデリングのための表記法)で入力/出力、制御/機構との関係をモデリングする

 制御:目的や基準を記述する(○○のために△△する、○○まで××するなど)

 機能:「~する」と動詞化できる根源的なもの(販売、伝達など)で単一にしか定義できない

 機構:機能を実現する実現方法(複数定義できる)

[]成功の瞬間 なぜ起業家に運と直感が不可欠なのか 主藤孝司(講談社)

1.4つの経営思考

(1)未知のものを緊急に処理する場合:直感思考

 ①ひらめき、偶然などを元に独断で即決する

 ②失敗の予兆も敏感に感じ、柔軟に方針転換も行う

(2)未知のものを計画的に処理する場合:分析思考

 情報収集、分析を行い、他人にも相談する

(3)既知のものを緊急に処理する場合:柔軟思考

 ①既知であっても過去のデータに頼り過ぎない

 ②過去のデータを参考にした結果、直感で判断する

(4)既知のものを計画的に処理する場合:官僚思考

 慣例を重視し、根回しを行う

2.成功の瞬間に失敗する事も多い理由

(1)偶然の出会いや出来事の中に成功のきっかけがある

(2)成功のきっかけを感じ取る力(観察力)がないと直感やひらめきを有効利用できない

(3)直感やひらめきは誰でも持っているが、それを使うタイミングを間違えると失敗する

3.日本の経営者統計(2003年度)

(1)社長人口:全生産年齢人口の2.99%

 法人数(255万566社)/生産年齢(15~64歳)人口(8540万)

(2)赤字企業:全法人の68.1%

 欠損法人(173万7382社)/全法人(255万566社)

(3)成功確率:全生産者のうち、起業して黒字企業の社長になれる確率0.95%

 2.99×(100-68.1)

4.成功の瞬間(=多くの偶然)を得る性格

(1)チャイルド型(素人の強み)

 子供のように無知で素直な行動を取る

(2)勘違い型

 意図せず勘違いする(自分の無意識で「都合が良い」と判断している状態)

(3)激怒型

 怒られたり、悔しい思いをする

(4)逆境型

 挫折、失敗、敗北を味わう

5.偶然とは何か

(1)自分の他者への欲求と他者からの反応の中で新鮮な気づきを与えてくれるもの

(2)現状よりも望ましい方向へ軌道修正できるきっかけ

6.目標は適切な時期に設定すること

(1)スタート時に目標を細かく設定し過ぎると、柔軟性がなくなり成功のチャンスは減る

(2)スタートからゴールの道筋がつき、ある程度軌道に乗ったら目標設定する

7.直感の磨き方

(1)余裕を持って1つの事だけ集中して考えても直感力は向上しない

(2)同時に多くの事を行ったり、その後何もしないでリフレッシュするのが効果的

8.運とは何か

(1)毎日の生活の中で起こる様々な変化に対応する能力のこと

(2)承認力×偶然力×直感力で示される

 ①承認力:自己および他者何れも受け入れる、出来事全てを認め否定しない力

 ②偶然力:観察力(小さな変化に気づく力)×解釈力(気づいた事の意味の理解力)

  小さな変化は日常と比べちょっとした違和感、ひっかかり程度にしか起きない

 ③直感力:限界力(あるテーマを徹底して考え抜く力)×遊び(何も考えない、無関係な事で息抜きできる力)

[]SYNC スティーヴン・ストロガッツ(早川書房

1.ホタルはなぜ、いっせいに光るのか?

(1)体内にあるリセット可能な振動子が調整している

(2)ホタル各個体が絶えず信号を送受信し、互いの発光リズムを変化させている

(3)協調ではなく競争?(メスに向けたオスの求愛行動)

2.睡眠と日々の同期現象

(1)3つのレベル

 ①臓器内の細胞間相互同期

 ②臓器間同期

 ③人体と外界との同期

(2)高体温時に眠ると長期睡眠、低体温時に眠ると短期睡眠となる

(3)ゾンビゾーン(午前4~6時)

 体温が最も低くなるこの時間帯は休息を取っていても眠くなる(この時、眠るとレム睡眠となる)

(4)ノンレムとレム睡眠

 ①ノンレム睡眠  

  エンジン(脳)をつけたままギアはニュートラル(脳も脊椎による身体活動も停止)の状態

 ②レム睡眠

  エンジン(脳)をつけたままアクセル(脳の活動)とブレーキ(脊椎による身体活動の抑止)を踏んでいる状態

  就寝後、約90分周期で繰り返され、10、20分~1時間とだんだん長くなる

[]101人の起業物語彼らはなぜ成功したのか? (ペーパーバックス) 竹間忠夫・大宮知信(光文社

1.アウトコンサルティング

サイトの検索結果表示を上位にするための検索エンジンマーケティング

2.オールアバウト

"隠れた専門家”ノウハウを無料提供

3.エルゴ・ブレインズ

opt-in mail(事前承認済み企業メール広告)

4.グッドローン

住宅ローン専門金融サービス

5.一休

高級ホテル専門宿泊予約サイト

6.ビッダーズ

ネットオークション

7.ソネット・エムスリー

MR(Medical Representative)

医療の情報コンシェルジェ

8.アクシアム

転職サイト

9.テレコンサービス

大学の授業ネットサービス

10.ザ・バカンス・コーポレーション

海外別荘予約サイト

[]レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則 (幻冬舎新書) 本田 直之(幻冬社新書

1.レバレッジ・スケジューリング

(1)俯瞰し、ゴールから逆算する

 ①ゴール達成のための課題(ミニゴール)をリストアップし、カレンダーに入れ込む

 ②期限がない(あるいは長期的)ゴールであれば、3ヶ月単位で期限を決めてスケジュール

(2)タスクリストは毎日作る

 項目は全てAランク(必ずやる)とし、優先順位はつけない

2.暗記作業は寝る前に行い、翌朝復習する

3.休日は「しない」ことを決めておく

4.Doing more with less

(1)ドラスティック(現状の半分、1/10)に時間効率を考えると、やめること、不要なものが見えてくる

(2)意思決定(ゴールの設定)は即座に行ってもよいが、到達するためのプロセス(ルート設定)はじっくり考える