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すまいりブックレビュー

「Smily Books Blog」(2014年からはこちら)

2005-07-19

[]Star Wars EPISODE3

日劇で見る。平日のせいかオジーちゃんが多い。

オジーちゃんでもStarWars見るんだ、ふ~んという感じ(失礼)。


昔はあの「A long time ago in a galaxy far,far away...」の後

STAR WARSタイトルと音楽が鳴るや否やワクワクしたものだが、

今回は特に感動もなく。。


でも話は面白かった。前作よりは全然良いのでは?

風邪気味の将軍のキャラが良い。オビ=ワンの乗り物?キャラも良い。

パドメの出番が少ない。衣装替えも少ない(これは役柄からしょうがないか)。

シス(ダース・シディアス)が超コワい。変身シーンはエクソシスト並み。

ヨーダが相変わらず可愛い&今回はカッコ良い。

アナキン、カッコ良い。ハン・ソロなんかより断然良い(演技力の差かな)。


僕は4-5-6-1-2-3の順だったけど、若い人は1-2-3-4-5-6で見るんだろね。ちょっとうらやましいな。

2005-07-18

[]偶然の確率 アミール・D・アクゼル(アーティストハウス)

1.デ・フィネティ(イタリア)のゲーム

・主観的確率を客観的に算定する方法(人の本音を聞き出す方法)

○「テストで満点間違いなし!(100%?)」という相手にテストの結果が出る前にボール取り出しゲームとの選択を仮定質問する

ボール98個当たり、2個はずれのゲーム→ゲーム選択したら、テスト満点の確率は98%以下

ボール80個当たり、20個はずれのゲーム→ゲーム選択したら、テスト満点の確率は80%以下

...当たり/はずれの割合を変えて何度か質問し、客観的確率(何%以上何以下)を絞り込んでいく

2.独立事象の和集合の法則

(1)よくある勘違いその1(不幸予測の嘘)

2%の確率で失敗→50回やると必ず1度失敗(100%)するとはいえない

正解は、1-(0.98)**50=0.64(50回やっても失敗する確率はせいぜい64%程度)

(2)よくある勘違いその2(幸運予測の嘘)((1)の反対の考え方)

合格率20%→5回受験すれば必ず合格(100%)するとは限らない

・悲観的予測:5回受験しても合格率は67%程度

・楽観的予測:3回受験すれば合格率は49%(ほぼ50%近くなる)

3.ランダム・ウォーク

・1/2の確率事象の短期的結果は1/2とはならない

(コインは表裏が規則正しく出るわけではなく、短い期間で見ると表裏どちらかに偏る)

4.パスカル(フランス)の三角形

1

11

121

1331

14641

・コイン投げの回数(段数)と確率分布(行)にマッチする

・投げる回数が増える程、表裏半々となる確率は減っていく(どちらかに偏る可能性が高くなる)

1回:1/2→4回(表裏2回ずつ出る確率):6/16→6回(表裏3回ずつ出る確率):20/64

5.インスペクション・パラドックス

(1)平均寿命

・今現在死んだ人の平均年齢であり、現在生きている人が将来いつ死ぬかの予測寿命でない

・若い人ほど若く死ぬ確率が高く、年寄りほど若く死ぬ確率は少なくなる

(今現在85歳の人は70歳で死ぬ事はできない)

・年寄りばかりの移民の国は平均寿命が大幅に伸びてしまう

6.誕生日一致の謎

(1)365日ある日付が一致するのに365人いる必要はない

①20人いた場合、1-(364/365)*(363/365)*~(343/365)=0.5073(50%超で一致)

②50%一致する確率算定式

 1.2*√カテゴリ数

③95%一致する確率算定式

1.5*√カテゴリ数

 (2)自分自身と一致する確率はうんと少なくなる

①22人いても6%

1-(364/365)**22=0.06

②100人いても24%

1-(364/365)**100=0.24

③365人いても63%(100%にならない)

1-(364/365)**365=0.63

7.6次の隔たり

・世界中の人々は6人の人間を介して他の人と繋がっている(7人目で繋がる)(マルコム・グラットウェル『ティッピング・ポイント』)

8.最良の伴侶を得る確率

・1/e=0.37(e=2.71828)

9.ベイズの定理(イギリス)

・精度95%の検査によって陽性と判断された人が本当に陽性である確率

(この時、総人口の0.1%は陽性である事が事前に判っているとする)

0.95*0.001/*1=0.00187(せいぜい19%程度)

10.標本調査

・95%の確率で正しい調査結果の誤差範囲:1/√標本数

1000人の世論調査の誤差範囲:1/√1000=0.0316(約3%)

98%以上/92%以下がそれぞれ2.5%の確率で存在する(プラスマイナス3%が誤算の範囲となる)

*1:0.95*0.001)+(0.05*0.999

2005-07-14

[]実践マーケティング戦略 佐藤義典(日本能率協会マネジメントセンター)

1.戦略は数値化する

(1)効果測定

・数値化すれば効果を検証できる

(2)目標の定義と管理

・数値化すれば日常の業務とリンクしやすい

・数値目標をしつこく追いかけるしくみを作る

(3)ベンチマーキング

・数値化すれば競合他社との比較ができる

(4)シミュレーション

・数値化すれば事前に検証できる

2.戦略BASiCS

B:Battlefield 戦場

「正しい戦場にいれば儲かる」(マイケル・ポーター)

A:Asset マーケティング資産(会社の中に既にある他社にない資産)

S:Strength 強み・差別化ポイント(顧客が判断した他社にない相対的な強さ)

C:Customer   顧客ターゲット

「ビジネスを突き詰めれば”カネ”と”顧客”」(セオドア・レビット)

(フィリップ・コトラーやピーター・ドラッカーもこの考えに近い)

S:Selling Message 売り文句

・メッセージにかかる3つのバイアス

①選択的注意:自分の聞きたいことしか聞かない

②選択的歪曲:自分の都合のいいように解釈する

③選択的記憶:自分の覚えたいものだけ憶える

3.マインドフロー

・顧客の立場で漏れなく考える事(AIDMAと同じ)

(1)認知(2)興味(3)行動(4)比較(5)購買(6)利用(7)愛情

4.ニーズの広さ深さ

・ニーズは広さと深さの大きさマトリクスで分析する

(1)ニーズを深める手法

①こだわり商品を作る

②考え方・ポリシーにこだわる

③品揃え・商品選択基準にこだわる

④顧客教育

⑤コミュニティを作る

⑥購買を習慣化する

⑦内緒で少しオマケする

⑧「天国を見せる」ようなメッセージを売り込む(~するのは楽しいですよ)

(2)ニーズを広げる手法

①今のターゲットと違う人に売る

②認知・興味を喚起する

③使いやすくする

④用途を広げる

⑤デザインを良くする

⑥「地獄を見せる」ようなメッセージを売り込む(~しないとダメですよ)

5.売上5原則

(1)新規顧客の増加

(2)流出顧客の減少

(3)購買頻度の増加

(4)購買点数の増大

(5)1点あたり商品単価の向上

・(1)意外は全てニーズを深める施策

6.プロダクトフロー

(1)あげる商品

①一部を切り取る(サンプル商品、一部無料など)

②診断サービスを行う(無料診断、無料見積もりなど)

(2)売れる商品

(3)売りたい商品

・(1)~(3)の順で買っていく流れがある

2005-07-08

[]収入に合わせてお金がグングン貯まる3原則 天野隆(明日香出版)

1.幸せのキャッシュフロープロジェクト(5945万人調査結果)

(1)年収(600万超えれば全国上位2割?)

①300万未満  2204万人(37%)

②300~599万 2409万人(41%)

③600~899万 862万人(14%)

④900万超 469万人(5%)

(2)手取額(年収増える程割合は少なくなるが、絶対額は増える)

①年収200万  177万3300円(88.6%)

②年収400万 351万5700円(87.89%)

③年収700万 590万3350円(84.33%)

④年収1000万 817万3724円(81.74%)

(3)雑費(手取額の1/10程度が雑費でなくなっている)

①年収400万 35万1000円

②年収700万 59万円

③年収1000万 81万7000円

(4)貯金(年収400万→700万で急激に年間貯金可能額は増える)

①年収400万 5万4564円

②年収700万 244万2214円

③年収1000万 471万2588円

2.住宅の問題

・5年前に3500万で住宅購入

 今の売値が2500万、ローン残高は2500万

①売れる人は手元に残る500万のキャッシュを重視

②売らない人は当初買った3500万の住宅価値を重視

2005-07-07

[]40歳からの仕事術 山本真司(新潮新書

1.MBA不要論

(1)MBAの真価

①ブランド価値

 自分を知らない人に一定の品質を伝える事ができる(専門的品質の伝達手段)

 コモディティ(日用品)は客観的品質の共有が目的(ブランド品と異なる)

②希少性

 認知度と希少性が最も高い時が価値最大

 現在はが下がっている(全国に推定2~3万人)

(2)ファイナンス理論の基礎

①株式調達にはリスク分に対する(プレミアム分の)資本コストが必要

②企業価値は実物経済で決まる(ファイナンスとは無関係)

2.自立するための思考法

・自分で考える=イマジネーション

(1)「あるべき姿」は言語や紙の上だけでなく、生き生きとした実体(三次元)としてイメージし、そこから自分で思考実験を行う

(2)イメージを動かし根っこの原因を把握したら、理想的なイメージを明確にして、一番伝えやすい言葉で置き換える

(3)行き詰まったら、それまでの過去は捨ててゼロクリアで考え直す(それまで考えたコストがもったいないとは考えない)

3.本質をえぐる分析技術

(1)経営分析は科学的に行う(デカルト=ニュートン型科学合理主義)

①客観的真理は必ず存在する

②物質は全て要素の細分化可能(還元論)

③物質の各要素には因果関係を導出できる

(2)分析もどきは描写(ディスクリプション)しているだけ

・資料を集めて並べている(描写)だけでは分析とはいえない

(3)本来の分析は因果関係を特定化する

・因果関係にあたりをつける(イメージする)気づきが必要

(4)仮説設定法

①情報の質

・事実のみ収集、意見は捨てる

②情報の量

・最初からWhy?を意識しながら最小限の情報を収集

③他人と話す事により刺激剤を放り込む

④違うと思ったらすぐ捨てる

(5)逆算して考える

・分析開始時に情報収集→仮説検証→結果確認のワークフローと最終系をイメージし、逆算してスケジュール

・時間的制約の中で捨てる戦略により最大効率、最大効果を上げる

(6)5Cの方法論

①コレクト(Collect)

 仮説検証する情報の収集

②クリエイト(Create)

 「逆算して考えて」自分なりの仮説をイメージする

③コンファーム(Confirm)

仮説を検証する 

④クリスタライズ(Crystalize)

相手に伝わるようなメッセージの抽出、ストーリーラインの体系化

⑤コミュニケート(Communicate)

 聞き手のニーズに合った形で伝達手段やポイント部分を工夫する

4.メッセージを売り込む

(1)コミュニケーション相手のセグメンテーション

①中間管理層

ニーズ:上位概念の理解、利害関係者:顧客、部下

②専門職

ニーズ:変化の激しい実務詳細の理解、利害関係者:専門業務そのもの

③一般職社員

ニーズ:自分自身の作業アクションプランの理解、利害関係者:目の前の仕事そのもの

④ぶら下がり社員

ニーズ:なし、利害関係者:自分自身

5.自分を変える戦略

(1)時間資源の最適配分術

・持ち時間の正確な把握

 自分の癖からくる時間の使い方を質の違いで3つにレベル分け(2週間くらいのスパン)

  ①睡眠、休息②集中持続③アイデア発酵

・5Cのレベル分け

 ①クリエイト②コンファーム③クリスタライズ④コレクトの順に質の高い時間を確保する

・アイデア発酵の期間

 寝る前にアイデアを仕込み(コレクト)、翌朝クリエイトが理想的

・細切れの時間こそ集中しやすい

 15分空きがあった時にクリエイトする仕事を割り当ててみる

2005-07-01

[]知的財産マネジメントの真髄:理論と実践 京本直樹(2004新鋼リサーチ)

1.知的財産活用のマネジメント

(1)IT産業の日本企業の出願状況

・単体の技術だけでは製品が作れず、製品の製造には多数の技術が必要となる産業

 ①特許1件あたりの研究開発費は他の産業と比べると少ない

 ②製品のライフサイクルが非常に短い

 ③多数の特許で擦り合わせが可能

・市場を確保し、投資コストの回収を標準化で実現する必要がある

(2)IT産業における技術の標準化

・特許権者間で特許をプールし、一定の条件で使用者に開放

(MPEG-2LAだと555件以上の特許をワールドワイドでカバー)

 ①ライセンシーからの実施料を特許権者の必須特許保有数に応じて分配

 (ライセンシーと特許権者間は通常プール特許管理会社が仲介)

 ②独占禁止法との関係

  新規参入者と先発企業何れも同条件でライセンス許諾

  代替技術を自由に開発できる

(3)クロスライセンスによる製品保護

 電気・通信業界の主流

2.知的財産のリスクマネジメント

(1)先行事例、技術動向調査(パテントマップの作成・検討)

(2)特許クリアランス調査(他社の特許侵害確認の調査)

(3)米国における事業参入リスク

 ①プロパテント政策による損害賠償額の高額化

 ②裁判におけるエンタイヤ・マーケット・バリュー・ルール

 (部品の特許であっても製品全体価格を損害賠償の算定基準とする)

 ③被告の故意侵害認定による三倍賠償制度

 ④個人発明家、特許管理会社の台頭(クロスライセンス交渉不可)

 ⑤多額の弁護士費用

(4)著作権侵害リスク

 ①保護期間は著作者の死後50年間(米国は98年以降個人70年、企業95年)

 ②ソフトウェアプログラムは著作権で保護(明確にしたい場合、SOFTICに登録)

3.職務発明のマネジメント

(1)職務発明制度

・H16に特許法35条が改正され、保証金について見直し(青色LED訴訟がきっかけ/S34以降約80年振りの見直し)

 ①職務発明以外に従業者がなした発明は、使用者が予約承継(あらかじめ特許権を取得)できない

 ②雇用関係が終了した場合の過去の職務は職務発明に含まれない

 ③従業者は使用者に対して職務発明に対する対価を請求できる

 ④適用されるのは2005年以降の権利が対象

・対価額の算定基準は法律では不明確であり、過去の判例参考でしか対応できない

 ①発明貢献度の根拠不明確

 ②労使間の事前合意の定義不明

・職務発明補償金制度(現状は内容に拠らず一定額の支給が8割であり、補償金の効果が得られていない)

(2)海外の実態

・IBM(補償金は高額、優秀者には表彰)

・3M(補償金制度なし、名誉のみの表彰制度)

4.知的財産の価値評価と情報開示

(1)知的価値の重要性

 日本の企業価値の70%以上が無形資産(ブランド、ノウハウ、特許等)であり、実態把握、評価基準の確立は今後必須

(2)無形資産の会計上の取扱い

・無形資産を「のれん」の有無で区別(米国会計基準)

「のれん」とは、知的資産の総体要素(企業の名声、立地条件、経営手腕、製造秘訣など)

・自己創設資産

 国際/米国/日本会計基準では認めていない(英国会計基準のみ「容易に確定できる市場価値」のみ認可)

・米国会計基準の概要(日本企業でも米国市場で株式上場している企業は影響有り)

 ①用途限定で他に転用できないものは研究開発費(期間費用扱い)

 ②転用可能な技術で1年以上の耐用年数がある場合のみ資産として計上

・日本の会計基準の概要

 ①定義、要件ともに規定したものなし

 ②ほとんど期間費用扱い(米国と同じ)

(3)知的財産価値評価について

・評価方法

 ①マーケットアプローチ

  株価や事業の取引価格など市場が価値を決定

 ②コストアプローチ

  特許取得コストや特許と同等資産を取得するために必要なコストを評価

 ③経験則アプローチ

  専門家の経験則で評価(利益三分法、25%ルールなど)

 ④インカムアプローチ

  事業全体の経済的価値評価額から知的財産分を抽出(事業収益能力から算定)

(4)知的財産の開示について

 ①企業戦略情報までは開示できない

 ②IR(投資家への情報開示)はテーマとストーリー性が必要

 ③第三者の事前開示は不可能

 ④米国は対応後退気味(開示内容について経営責任問われるリスク高いため)

 ⑤2004年10月現在、日立含め17社が「知的財産報告書」開示

 (ただし、売上拡大施策のみであり、利益確保につながるノウハウは開示せず)

5.産学連携と知的財産

(1)知的財産権の移転

・2004.4国立大学の独立法人化に伴い、知的財産権が発明者個人からTLO(Technology Licensing Organization:技術移転機関)へ移転

 (TLOが企業にライセンスし、収益は大学や発明者に還元する仕組み)

・産学連携では「広くて強い」基本特許を生み出すことが必要

 (基本特許を輸入し、改良特許を創出する戦後のモデルから脱却必要)