- AAA:最高評価
- AA:傑作(特に面白いものはAA+、今ひとつのものはAA-)
- A:佳作(特に面白いものはA+、今ひとつのものはA-)
- BBB:水準作(特に面白いものはBBB+、今ひとつのものはBBB-)
- BB:凡作(すぐれた箇所のあるものはBB+、劣ったものはBB-)
- B:駄作
- C:産業廃棄物 ダイアリ
- 作者: ピーター・ストラウブ,若島正
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1994/07
- メディア: 文庫
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2010-02-05幽霊小説
■ [閉鎖空間ホラー]ゴースト・ストーリー
お勧め度:AA

ゴースト・ストーリー (上) (ハヤカワ文庫 NV (737))
悪魔の誘惑の話ですね。小さな田舎町の崩壊というと、どうしてもキングのいくつかの作品の印象から逃れられない。なんか章立てとか名前のセンスとかも、キングっぽいなあ。小野不由美「屍鬼」は舞台を日本の田舎にもってきて徹底的にローカライズしてくれたからこそ味わえる雰囲気というものがあった。アメリカの田舎暮しのリアリティって、そもそもわたしにとっては小説の中で知ってるにすぎないもんだからねえ。でもそのへんの距離感があって、よくできたお話ですんでるようなとこがある。身近な舞台でこういう話をされると、かなりヤだな。いがらしみきおの「Sink」とか、居ても立ってもいられなくなるような無気味さがあるから。そういうえば、夜中に遠くどっかから流れてくるディキシーランドとかが怖いとこなんだけど、そこ読んで「ツィゴイネルワイゼン」の祭り囃子を思い出した。日本ではそうゆうのは狸囃子と言う。
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