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2005-12-05

[]火車 (新潮文庫) 著:宮部みゆき

期待していたほどではなかったけど、面白い。やっていることは結局捜査→新事実発覚→また捜査→事実発覚、そして推理→また捜査……の繰り返しなんだけど、『彼女』の正体をゆっくりゆっくりと暴いていく、そのじらし方が上手い上手い。早急にばらして謎そのものの魅力を消すことなく、じらしすぎて読者を飽きさせてしまうこともない、絶妙なさじ加減。これではどうしたって物語に引き込まれてしまう。ここら辺の魅力の有無が小野不由美ミステリとの決定的な差だよなぁ。ラストも、賛否両論はあるけど、これでいいんじゃないのかな? あれ以上続けたら多分陳腐になったろうし。それにしても宮部みゆきは嫌な人間の書き方が本当に上手いね! 読んでてむかむかしたよ!(褒めてます)

 評価:★★★☆

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