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2005-10-17

[]アシャワンの乙女たち (ソノラマ文庫) 著:牧野修 絵:山本ヤマト

ジョグレス進化!! もしくは、念心! 合体! GO! アクエリオン!! 電車で読んでいたから笑い堪えるのに必死だったよw

主人公達が通っている女子学園は実は悪・ドゥルジと戦うためのアシャワンの乙女を育てるための学園だった! 特撮っぽいアクションストーリー。後書きにあった、この作品のモチーフにした特撮がなんなのかはさっぱり分かりませんが、それ抜きにしても面白かった! 普通だったらこの三倍はかけるだろう内容を350Pに凝縮していて、どう考えても詰め込みすぎなんだけど何故かそれが気にならない。ダイジェストに陥りそうなところもなし。ストーリーはというと、今時こんなのありか? というくらいに分かりやすい勧善懲悪正義を愛し悪を断つ! やっぱり根本的にこういう分かりやすいのが好きみたいです、私(王道とかベタとか割と好き)百合っぽい女の子の掛け合いに和み、合体バトルに燃え、全力疾走した物語は、最後まで息切れすることなく駆け抜けました。特撮らしくぶっとんでいて、突っ込みたいところは色々あるけど、それは野暮というものでしょう。

勧善懲悪とかベタとかアクションとか特撮とかが好きな人は是非。冒頭に書いた奴はどうしても突っ込みたかったところですw いやーぶっとんでいた。

 評価:★★★☆

[]あなたは虚人と星に舞う (徳間デュアル文庫) 著:上遠野浩平 絵:中澤一登

約2年振りに氏の作品で面白いと断言できるものを読んだ。2年前というと……確か僕らは虚空に夜を視るを読んでた頃ですね。

ナイトウォッチ三部作の三つ目。女の子が、自分を殺そうとする敵と戦う、という基本的にはそれだけのストーリーなんだけど、そこは設定の妙で読ませてくれる良作。氏の作品でも随一のオリジナリティを持つ設定で、それを上手くいかしているのはさすが上遠野浩平といったところ。設定・ストーリー曖昧なところもあるけど、そこらへんは氏特有のごまかしの上手さで気にならない。しかもごまかしまくっていてもはや何を話しているのかよく分からない会話も今回は少ないのが嬉しいところ。そして何よりバトルシーンが面白い! ブギーの特殊能力バトルはそこまでいいとは思わなかったけど、なんだバトルシーン書けるじゃん! 設定を上手くいかしているので白熱することしきり。ヴルムンゼストの登場も独創的で良好。終盤のあれの登場は唐突だったけど、ナイトウォッチシリーズである以上仕方のないことでしょう。ラストの苦みと諦めと少しの希望が残るラストも◎。キョウとセンチの交流をもっと書いてくれたら言うことなかったんだけど、まあイイや。

氏の作品で久々に内容の濃い物を読みました。もうそれだけで満足。この作品が最後を飾るにふさわしいものというとなんとなく違う気もするけど、ここで終わるのが潔くていいと思います。え? 蛇奇使い? なんですかそれは?

 評価:★★★☆

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