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2005-6-30

[]今月の三冊200506

 1. ミゼリコルドの聖杖 永遠はわが王のために*1 感想

 2. 掌の中の小鳥 *2感想

 3. 銀河英雄伝説 野望篇*3 *4 感想

 バルビザンデの宝冠を含め、新マグダミリアは個人的に殿堂入り作品*5ラノベだったら一番泣けた作品かも知れない。

 掌の中の小鳥は加納朋子にはまっているのもあり。でもまさか加納朋子作品で傑作レベルのミステリを読めるとは思わなかった。

 3つめは★4の評価作品が多くて迷ったけど、結局一番インパクトのあった作品に。彼が、彼が……!! 黙祷。

 次点はDクラッカーシリーズシャドウテイカー最終巻。同じく最終巻だったMissingは纏め方は上手かったけど終わらせ方は下手だった、という感じ。なので最終巻だけの評価はシャドウテイカー>>MissingDクラッカーズは最終巻に期待。

 今月の読了本数:31冊。

[]掌の中の小鳥 (創元推理文庫) 著:加納朋子

 ……吃驚。今まで加納朋子は『穏やかで優しい雰囲気が魅力的な作家』というイメージで、ミステリはまあそれなりに、といったくらいだったんだけど、それは改めなくちゃいけない。この本はミステリーとしても傑作。

 他作では要素の一つ程度だったミステリが、今回は前面に出ている。特に『桜月夜』と『できない相談』は珠玉の出来。巧妙に隠されてちりばめられた伏線にため息が零れる。他の作品も良質なミステリ。いやぁ、上手い上手い。もちろん、いつもの雰囲気は失われておらず、登場人物の掛け合いに和み、各話ラストの情景にはほれぼれ。最後でヒロインが見せた態度が何とも印象的。コレは素晴らしい恋愛小説でもありますね。ちょっと続編を見たいなぁ。

 大当たり。一粒で色んな要素が楽しめて非常に贅沢。非常に良かったです。傑作で満足。

 評価:★★★★☆

2005-6-29

[]F―落第生 (角川文庫) 著:鷺沢萠

 イジメだとか男運が悪い、だとか結構嫌な話題を持ち込んでいる割には読後感は良好。元々の筆致もさらっとしているので、読んでいても暗い気分になったりはしない。『落第生』ってタイトルだからちょっと身構えていたけど、嬉しい不意打ち。特に最初の『シコちゃんの夏休み』は読み終わった後に晴れやかな気分になれる。個人的にはコレがベストかな。あとは……玉石混合といったところ。『忘れられなくて』と千夏が主人公の話(タイトル忘れました。すみません)は綺麗に纏まっていて良かったんだけど、あとは消化不良なのとオチの意味が分からなかったのが多くて……。特に『岸辺の駅』は最後に出した主人公の結論が良く分からない。私の読解力の無さが問題なのか? 

 ともあれ、全体的には楽しめました。こういうリラックスできる本は貴重だよなぁ。

 評価:★★★☆

2005-6-28

[]黒祠の島 (祥伝社文庫) 著:小野不由美

 小野不由美は確かに実力のある作家だと思う。今回も事細かに描写された島の因習などといった設定はしっかり厚みを持っているし、展開も手堅くむちゃくちゃなところがない。……ただ、しっかりしている=面白いとは限らないわけで。

 いやぁ、長編本格推理小説という触れ込みを見てからちょっと覚悟してはいたんだけどまさかここまでストーリーというストーリーがないなんてorz聞き込みをして新たな事実発見→それを元に考える→また聞き込み→考える、の繰り返し。正直、古い因習とやらに全く興味が持てない分、ストーリーで引きつけてくれないとかなり辛い。まあここは推理小説としては仕方のないことだから……と諦めていたら、結末にがっくり。最後の百ページくらい前に登場した人物があっさり真相を見抜く、とかってありなんですか……。ちょっとこれはどうかと……、事件の真相自体も何となく予想できていて驚けなかったのが更に痛い。展開にも魅力がなく、さらに結末も良くない推理小説の何を楽しめばいいと言うんですか。

 実力がある作家が書く小説が必ずしも面白いわけではない、という良い例。あと、登場人物に個性らしい個性がなかったので折り返しとかに人物紹介が欲しかったです。ここも驚けなかった原因の一つ。

 評価:★

2005-6-24

[]Dクラッカーズ〈6〉追憶‐refrain (富士見ミステリー文庫) 著:あざの耕平 絵:村崎久都

期待以上の出来。日常に戸惑いながらも周りに溶け込もうとする景の描写は上手いし、短編に感じたほのぼの感ある序盤もいい。そういう何気ないシーンがあるからこそ、かりそめの平和が音もなく崩れていく終盤が生きてくる。5巻の時にはあまり感じなかった窮地に追い込まれている印象が復活。いいよーすごくいいよー。今までのような盛り上がりはないけど、その分あの切なく優しいラストがあるから不満は全くなし。梓のメモの言葉は4巻のあれに匹敵する名台詞かと。あと三人娘に対する千絵の台詞も良かった。

最終決戦に向けての準備は充分整った。傑作レベルの結末を信じてます。……早くショート2を読まなくては。

 評価:★★★★

[]永遠の出口 著:森絵都

一人の少女の成長物語としても青春物語としても非常に良質な小説。盛り上がりとかは全くないけど、退屈だとは思わせないのは純粋にすごいな、と思う次第。主人公にかなり共感できたのが大きいかな。特に4話目。親に対しての感情もそうだし、何よりあの友達に対する主人公の気持ちに納得。正義の押し付けはうざいだけだと思った。他の話も落ち着いた雰囲気がいい良作ばかり。優しいだけじゃなく毒があるけど、そのバランスがいい。脇役の書き方もさらりとしてるのに個性があって、上手いの一言。やっぱり森絵都はいいなあ。ただ、もっと大人になってからこの本を読めば良かったかも。ノスタルジーな気分に浸れただろうに。あとエピローグは明らかに蛇足かと。最後のあの終わりで切っちゃった方が余韻があって良かったと思うんだけどなぁ。

今まで読んできた森絵都作品*1に外れはなし。善哉善哉。

 評価:★★★★

*1:この作品以外は、リズムゴールドフィッシュ、つきのふね、カラフル

2005-6-23

[]時空のクロス・ロード―ピクニックは終末に (電撃文庫) 著:鷹見一幸 絵:あんみつ草

白い。改行の嵐(特に心理描写になると顕著に表れる)だからページの下が白い白い。最近読んでた本は軒並み字が詰まっていたからなんだか新鮮な気分。しにバラ3巻以来か?

……とまあそんなことは置いといて。内容はどうだったかというと、意外と(失礼)面白かったです。基本はベッタベタな終末系パラレル・ワールドもの。ベタなゆえに奇をてらったりせず素直な展開だけど、そのおかげで作者の力量が隠れてる気が。教祖=その世界での桃山はかなり前から予想していたので驚きとかは無かったのですが、納得のいく範囲かと。それも含め、パラレル・ワールドの結末は盛り上がり、楽しめました。ただ……展開がベタなのは別に構わないんだけど女キャラの性格までもベタなのは……。ちょっといくらなんでもベタベタすぎてありえないだろ! と突っ込み入れたくなった。こことかも含め、小説としては上手くないよなぁ、と。最初に行った描写もそう……といいたいところだけど出てくる料理が美味しそうだったので許す。

気になった所は多くあったけど、こういう展開は好きなのでこの評価。ただこれは作者の力なのかそれとも原案者の力なのかは不明。

 評価:★★★☆

[]Dクラッカーズ・ショート―欠片‐piece (富士見ミステリー文庫) 著:あざの耕平 絵:村崎久都

Dクラ初の短編集。面白さ自体は2,3巻と対して変わらないんだけど、本編を読んでいて、こういうエピソード見てみたいなぁ、と思っていたのが書かれていたので割合満足。特にあの訳の分からなかった1巻と3巻のラストについての裏事情が書かれてあるだけでも満足。本編での穴を番外で保管する形には疑問を覚えなくもないけど。唯一の再録である『炎踊』はいつもの感じを短編サイズにまとめただけ、という感じ……だと思ってたら、う、うおおぉっ!?……ま、まだ本編でもやってないのにこれをやるのか……?ちょっと驚いた(何に驚いたかについてはネタバレなので省略)あとはやっぱりバトルメインのものだったりほのぼの系のものだったり。ほのぼの系は本編ではまず見れないだろうな、と思っていたので満足。特に子供の頃の梓と景の休日の話は読んでみたかったので。

こういう風な感じのなら短編集を作る意味があると思った。面白さは普通だけど、色々と読みたい内容が多かったのは嬉しかったな。ファンサービスとしても丁度良いし。

 評価:★★★☆

[]Dクラッカーズ〈5〉乱‐rondo (富士見ミステリー文庫) 著:あざの耕平 絵:村崎久都

 え、これが最終巻でも良くないか? うーん、あのラスト見ただけでも今まで読んできた甲斐があった、と思えたのですが。

ということで、Dクラ一区切りの今回。三人娘については杞憂に終わり、ラストの盛り上がりは大変良かったし、面白くなかったと言えば嘘になるけど、正直4巻を読み終わって期待していたほどではなかった。恐らく景が一度堕落して、女王が取り憑いたからだろうと思うけど景の今までの発作はどこへやら、という感じでうやむやになってしまってるのが残念。4巻までに比べると、主人公達の追い込まれ方が足りない気が。それに今までは主要メンツの書き込みに終始していたけど、今回はどちらかというと執行細胞側の書き込みに重点が置かれているので、主人公達のところよりも敵側の方が盛り上がるという事に。これは良かったところなんだか悪かったところなんだか。ただ、それでもやっぱり後半は熱くて熱くて。ラストの梓の思いと水原の台詞を見ただけでも今まで読んできてよかったなーという気分に。

面白かったけど、個人的には4巻の方が一枚上という感じだなー。新展開には期待してます。

 評価:★★★★

2005-6-22

[]Dクラッカーズ〈3〉祭典‐ceremony (富士見ミステリー文庫) 著:あざの耕平 絵:村崎久都

 とりあえず、1,2巻であったミステリー要素をばっさり切っちゃったのは正解だったかと。1巻はともかく、2巻はさすがにザルすぎたので。

 ということで、1,2巻よりアクションサスペンス要素が強くなっています。今まで半ばと終盤にしかなかった悪魔戦ですが、今回は後半ほとんどにわたって繰り広げられます。ただ、個人的にはちょっと多すぎて食傷気味かも……。迫力も十分にあるし、何が起こっているのか分からないと言うことはないのですが、さすがに続きすぎるとだれる気が。ただ、合間合間にある梓や千絵などバトルを見ることしかできないキャラの心理描写は上手かったかな。特に梓。ただ今回は長い物語の序章を終えた、という感じなので、面白さは前回と同じくらいかも。でも、その長い物語を本格的に動かすための下準備は今回でしっかり整ったし、ラストの引きも良かったので特別不満はなし。1巻完結から長期展開へ移行した、と見ればやむなし。

 本格的に面白くなるのはこの巻かららしいですが……個人的にはこの巻は前巻と面白さはそれほど変わらないかな。

 評価:★★★

[]Dクラッカーズ〈4〉決意‐resolution (富士見ミステリー文庫) 著:あざの耕平 絵:村崎久都

 4巻にしてやっと化けた。今まで盛り上がりきれなかった分を取り戻すかのように熱い熱い! 3巻でのためをしっかり引き継いで昇華させた感じ。面白いよー面白いよー。

 今回は→女王に取り憑かれ、執行細胞と共に行ってしまった景を梓達が連れ戻し、セルネットとの決戦を決意するまで←の話。なのでこの巻もためといえばためなのですが、とにかく梓たち推理研究会の思いが熱くて熱くて話にのめりこんでしまう。特に水原、2巻の感想ギャグキャラ要員とか言ってすみませんでした。今回は超格好良いよー千絵とのやりとりが萌える。梓なんて下手すればものすごく嫌な奴にしか見えないことやってるのに、そこの心理描写が丁寧で非常に納得のいくものだから逆にかなり感情移入してしまう。離れで景への気持ちを自覚し、また景の言葉を見つけるシーンでなぜか目が熱くなる。中盤ですでにそれだからラストは本当に盛り上がる。あの男良いとこ取りですね(w でも納得のいく展開なので無問題。ただ、もしかしてあの三人娘レギュラー化するのかな? うーん、彼女たちは嫌いじゃないけどこの後の展開に支障が出る気が。

 5巻へのつなぎである巻でこれだけ面白いのだから、5巻は一体どれだけ盛り上がるのか。非常に楽しみ。さっさと読みます。

 評価:★★★★

2005-6-21

[]Dクラッカーズ〈2〉敵手―pursuer (富士見ミステリー文庫) 著:あざの耕平 絵:村崎久都

 おっ、前回よりは面白くなってきた。こっちが悪魔戦の設定をちゃんと理解できるようになったからだと思うけど。ただ、最後のアクションシーンは……悪くないと思うけど、クラーケンのイメージがあんまり湧かなかったので……。“影”の絵を見るたび、挿絵って重要なんだなぁ、と。カイムとディンゴの正体については早々に気づいたので先の展開は割と予想できたのですが、まあ富士ミスだし、それで興をそがれることもなかったので許容範囲。あくまでおまけ、という感じだったので。新出のキャラ(茜、甲斐)も割と立っているし、これからの活躍に期待。ただ……水原存在意義がイマイチよく分からないんですが……ギャグキャラ要員? ああいうキャラは好みだけどさー。シリアスシーンになると途端に影薄くなる気が。

 ともあれ、今回はそこそこ面白かったな。これから尻上がり的に面白くなってくれることを期待。

評価:★★★

[]8の殺人 (講談社文庫) 著:我孫子武丸

 これが富士ミスではなく講談社から出たという事実に驚き。ちょっと待ってください、これが一般ミステリーレベル? デビュー作だということを考慮に入れても一般向けに出版できるレベルだとは思えない。まず主人公の弟妹がありえない(特にいちお)殺人事件が起こってるのにはしゃいで『トリックがあった方が面白い』などと言って、挙げ句の果てには自慢げに見当違いの推理を披露。しかもそれで「推理に磨きがかかった」? ……DQNすぎてついていけないorz あと会話の応酬が一々寒い。三流芸人コントみたいな主人公と木下の掛け合いはまだいい、でも「うるうる」とか「ぶるぶる」とか台詞で言わせるな。それでほぼ脱力しながら読んでいたら……ラストの結末に呆然。あんだけ偉そうに密室講義をやっといてそれかよ! トリックの原理は見当付いていたから、確かに解決編にもあんまり期待はしてなかったんだけど……いやぁこれはちょっとあんまりだと……。

 ということで、結論を申し上げますと紛うことなき地雷です。完膚無きまでに吹っ飛んだ。でも我孫子氏のは「殺戮にいたる病」が好評なんで、それは読んでみようかな……。

 評価:☆

konbuzykonbuzy2005/06/22 17:50こんばんわ!
私はDクラッカーズは一巻止まりなんですけど、
続きは読んだほうがよさそうな感じですね。

happy_dayshappy_days2005/06/23 01:28どうもー!
Dクラ、一巻が全く面白くなかったわけでなければ続きを読むことをオススメします。今度はちゃんと悪魔戦の色々な設定が書かれているので。
さすがに一巻だけだと訳分かりませんよね、あれ……。。

2005-6-20

[]江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫) 著:江戸川乱歩

 あまりにも著名な方に対してこう言うのは失礼な気もしますが、とにかく江戸川乱歩悪趣味の鑑だと思う。デビュー作である二銭銅貨なんかは普通に良くできたミステリー以上のものではないんだけど、赤い部屋あたりから、江戸川乱歩に内包された猟奇と狂気がにじみ出てくる。人間椅子あたりの変態的で官能的な描写は言わずもがな。ラストの鏡地獄・芋虫なんてその最たるもの。芋虫が陶磁の日本で発禁になった、と聴いて納得。ホラー系の小林泰三の源流という感じ。小林泰三はこれでもかというほど脂ぎった筆致で猟奇と狂気を書くのだけど、乱歩はそれに比べると平易な文章かな。それでも十分に猟奇と狂気を演出しているという点は凄い。また、心理試験ミステリとして普通に傑作。明智は大変意地悪いですね。

 作家自体は著名なのに他人には勧めづらい本ですな。あといくつか別の本で読んだことがあるのもあったので、この評価で。小林泰三ファンの友人に勧めようっと。

 評価:★★★★

[]マレ-鉄道の謎 (講談社ノベルス) 著:有栖川有栖

 う~ん、微妙。そもそも、密室トリックというカテゴリー自体、視覚的に訴える力に弱い小説ではどうしてもその凄さが分かりづらいのに、これに似たようなトリックコナンで2編ほど読んだことあるからなぁ。。コナン漫画という視覚的に訴える媒体である以上、どうしてもこちらの方が分が悪い。これだけの分量(まあ京極ほどではないんだけど)をかける必要はなかった気が。あと作者の長編にはいつも感じてしまうのですが、解決編がどこか陳腐。→聞いてもないのに自分から動機や犯行当時の心境をべらべらと喋っちゃうところなんて特に。←あと今回、ちょっと火村の行動に納得が出来なかった。→すみません、あなたはそれでもいいのかもしれないけど、犯人逃げてるのですが。これは有りなのか?←ただ、悪いところばかりではなく、エピローグのちょっとしたどんでん返しには驚いたな。解決編はああいうふうにさらっと鮮やかに書くくらいでちょうどいいと思うのですが。

 まあ……作家アリスだから、と言えばそれまでの話なわけで。作家アリスはやっぱりスイス時計がベストかな。

 評価:★★☆

2005-6-18

[]銀河英雄伝説 野望篇*1 *2 著:田中芳樹 絵:道原かつみ

キルヒアイス!? え、ちょっと待ってください冗談じゃないですよこんな展開。えー待ってよ嘘だろこれ……キルヒアイスー! あぁぁぁぁマジですかまだ全篇の五分の一しか終わってないのに。。←少々説明的すぎるきらいがあるけど、それでもやはり錯綜する陰謀劇や艦戦の面白さは変わりなく。前回感じたキャラ立ちに関しては、今回は特になし。まだ多少立ってない奴もいるけど。でも今回はとにかく反転のところに尽きる。あぁぁぁそりゃあネタバレでちょっとは知ってたけどさ……それでもきついことに変わりはないわけで。該当のシーンでは涙目に。ラインハルトは今まで微妙だったけど、これで好感度一気にアップ。あぁぁぁ……。。

まだこれ序盤が終わったくらいですよね? 展開がかなり早い気がするのですが。とにかくこの回であれをやってしまった以上、この先の展開が楽しみ&超怖い。

 評価:★★★★

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2005-6-17ちょっと変更。

 あらすじ書かないことにしました。……ごめんなさい、単に面倒くさいだけです。

[]銀河英雄伝説 黎明*1 *2 著:田中芳樹 絵:道原かつみ

有名な名作を今更ながらに読んでみる(わたしの友人に二人ほどこの作品の信者がいます)……うん、確かに面白い。最初の歴史語りにはちょっと……な気分にさせられましたが、それを越えると双方の人間ドラマに惹き付けられる。人物の感情やらが錯綜していて、下手すればわかりにくくてしょうがないものを、ちゃんと整理して読者の頭に入ってくるようにしているのには好印象。そして宇宙での艦戦は迫力があって白熱し、ページをめくる手が止まらない。帝国軍・同盟軍共に、まだメインしかキャラ立ってない気もするけど、まだ序盤なんでこれから立つんでしょう。

ともあれ、面白かったです。難なのは、色々な場所からネタバレをいくつか喰らっているところかな……。。それは私の問題か。

 評価:★★★☆

[]パイロットフィッシュ (角川文庫) 著:大崎善生

良くも悪くも、というより悪くも春樹チルドレン、といった感じ。由希子の物語の方は特にその匂いを強く感じた。アダルト雑誌の編集を軸にした物語と由希子を軸にした物語と、どっちが欠けても小説が成り立たないのは分かるんだけど、明らかに枚数と掘り下げが足りてなくて、こいついる意味あるの? と言いたくなる登場人物がちらほらと。七海なんてその最たる人物だよなぁ。由希子の友達にしても、あそこで出てくるのは急すぎる気が。作者の都合のいいように話が進められている感が節々でします。パイロットフィッシュというタイトルはちょっと無理矢理な気がしなくもなく。傘の自由化論は面白かったけど。

村上春樹スプートニクの恋人は好きだけど国境の南、太陽の西は苦手で、この小説は後者の方に近いですね。そして村上春樹の凄さとも言うべき威圧感、強すぎる牽引力が感じられない以上、評価は推して知るべし、という感じ。

 評価:★★

2005-6-14初めてなのに一気に更新。

 普通の日記id:happy_daysの方で書いてます。

[]ミゼリコルドの聖杖 永遠はわが王のために (角川ビーンズ文庫) 著:高殿円 絵:椋本夏夜

先月刊行したバルビザンデの宝冠に続く完結編。著者のデビュー作、マグダミリアの改訂版。

あらすじ省略。自信持って言えます、傑作。前編の期待を裏切らず、むしろそれを軽く上回る出来映え。正直、決着の付け方は強引だった点があり、完成度が高いとは言えないのですが、展開やキャラにぐいぐい引き込まれてしまった時点で私の完敗。目が離せず一気に読了。バルビザンデの方が少年の成長物語+一国を巡る革命譚なら、ミゼリコルドは一国を巡る革命譚+結ばれなかった幼なじみの悲恋物語、といった感じ。後者は脇役のエピソードなのだけど、何度読んでも泣けて泣けて。ごめんなさいツボすぎます。反面、本筋はどんでん返しの連続の上にハッピーエンドに終わってほっと一息。短編はぬるーいコメディ。息抜きにはちょうどいいかな。つかバカップルバカップルw。

本当に素晴らしい物語でした。超満足。まだ読んでない方はバルビザンデと合わせて是非。

 評価:★★★★☆

[]踊るベリー・メリー・クリスマス―フルメタル・パニック! 著:賀東招二 絵:四季童子

順安事件でダメになった修学旅行の代わりとして、陣代高校の二年生はクルーズでのパーティーに招待された。喜んで搭乗する生徒たち。だがそれはアマルガムの計画だった--。

意外にもあっさりと三角関係解消。いやまあ最初からどっちが勝かはわかってたけどね。このネタでだらだら引っ張る作品が多い中では潔い。ストーリーはいつもの長編フルメタ。本筋のかなめ達側より公爵側の方が緊迫感あって熱かったかな。いや、かなめ達側もそれなりに面白かったんだけど、ちょっと追い込みが足りなかったかも。まぁ、敵のサイズが小さいし、危機感が少なかったってのもあるけれど。→ガウルンはやっぱり死んでた様子。うーん、読みが外れた。それと、ラストの二人の密会が意味深なんだけど……あれは一体?

フルメタは後は最新長編を読めば追い付くかな。早く読みたいんだけど……金次第。

 評価:★★★☆

[]音程は哀しく、射程は遠く―フルメタル・パニック!サイドアームズ (富士見ファンタジア文庫) 著:賀東招二 絵:四季童子

昔の知り合いの女性に会ったクルツは、今の狙撃兵という身分を隠し、嘘をつく。それを機に、クルツは再びギターを手に取る。表題作他4編が収録された、ミスリルが主役の短編集

すげぇ。いや、面白いとかそういう意味でなく、よいこのじかんで語られる怒涛のAS蘊蓄に驚嘆。こんな細かいところまで考えてたのか作者。うわぁホントすげぇ。表題作は普通にベタないい話。先生のあれは昼ドラみたいなベタすぎだと思わなくもないけど、まあ許容範囲。クルツ格好いいなあ……と思った矢先に温泉編が……いや、あれもアホで楽しかったんですけどね。挿絵つきでアホとお色気倍増。書き下ろしはオチが分かって残念

そこまで笑えたってわけじゃないんだけど、AS蘊蓄のすごさを考慮してこの評価。いやぁホント凄いものを見た。

 評価:★★★

[]夏変幻 ピストル夜想曲 (講談社X文庫 ホワイトハート) 著:青目京子 絵:たかなぎ優名

帝都守護隊に協力する壇上映はある誘拐事件で一ノ宮純という青年を救い出す。無事解決したかに見えた事件だったが、死んだはずの犯人から脅迫状が届き、映とシンは純の護衛に当たることに。暗夜変の続編。

順当な続編。メインである映とシンは前回よりもキャラ・立場が明確になっているし、前回のように詰め込み過ぎた感も無し。展開も、先は読めるけど起承転結はしっかりしているから面白いんだけど……惜しいなあ。今回は脇がどうも弱い。いや前回も弱かったけど、霧江はまあ謎めいたキャラでしたし何より彌禰が強烈だったので気にならなかった。彌禰は今回出番少ないからなあ……。純については最初、日向子と似たような感じだったけど、中盤から変わりましたね。差別化できてたんじゃないかな。

面白いことには変わりないし、上手くなってると思うけど、私は夢中になれた分、前作の方が好きかな。あ、さすがに今回は百合要素はなかったです。

 評価:★★★☆

[]Dクラッカーズ―接触‐touch (富士見ミステリー文庫) 著:あざの耕平 絵:村崎久都

一ヶ月前に外国から帰って来た梓は美加、裕子と同級生で幼なじみの景のことについて喋っていた。その途中、景と仲がよかったらしい麻里奈が屋上から転落、意識不明の重体に。景にまつわる嫌な噂を聞いた梓は彼の無実を信じ、美少女探偵千絵と共に捜査する。その過程の中で、梓は『カプセル』と『セルネット』について知ることに--。

ミステリー要素がなくなってから面白くなった』と各所で言われてる割には、セルネットの設定を利用した推理はそれなりだったし、そもそもカプセルセルネットの設定自体が面白い。なかなか見ないけど理にはかなってる。キャラも(景はまだ謎めいてるけど)いい感じだし、本当に途中までは面白かったんだけど……終盤が超わけわかめ。いやあもうろくに説明がないから結局何がなんだったのかさっぱり分からん。悪い意味で驚きの連続。あぁホント勿体ない。確実に続編前提なのに、中途半端に終わらせているところもマイナス

とりあえずこの巻だけでの評価はこんな感じ。うーん、これから面白くなるのかな?

 評価:★★☆

[]Missing〈13〉神降ろしの物語・完結編 (電撃文庫) 著:甲田学人

学校は既に手遅れなほど怪異に侵されていた。武巳は保健室での一件以来、安らげない時を過ごしていた。その武巳を使い、魔女対抗の準備を進める小崎摩津方。自らの願いを叶えるため、宴の支度をする魔女・十叶詠子。タイミングを伺う空目達。そして最後の儀式が始まる--。人気オカルトホラーシリーズ完結。

あぁ、終わってしまった。前回感じた不安は杞憂に終わった……かな。伏線は大体回収されていたと思うし。意外と綺麗に纏まった気が。(ネタバレ)→こういう、推測する材料を与えて一部は読者の想像にお任せ(想二の行方とか俊也は結局どうなったのか、とか)な結末は賛否両論ありそう。私はこれで良かったと思うけど、エピローグが本当に各キャラのその後を語るだけだったのが残念。特に稜子は後半ほとんど出番無しで蚊帳の外状態だったので、あれじゃ中途半端すぎ。最後に武巳と稜子のシーンが欲しかった。それに十叶先輩についてもなあ……死ぬ間際に一言意味深なことを言うくらいでよかったと思う。それもあって消化不良。それとこの結末に持っていくなら、別に13巻もかける必要はなかったんじゃ……? 結局殺して終わり、なんてこんな長さかけた話の結末としては正直拍子抜けだと思う。摩津方格好良かったよ。摩津方の失敗はあれを弟子にしたことだと思う。あまりにも役立たずすぎて腹立ってきた。でも最後、都市伝説で締めたのはよかったかな。背筋がぞっとした。

私は確か中三の夏にはまったので、足掛け四年このシリーズに付き合ってたわけですか……。長かった。次回作(があるかどうかは分からないけど)期待してます。

 評価:★★★★

[]シャドウテイカー〈5〉ドッグヘッド (電撃文庫) 著:三上延 絵:純珪一

リグルリグルの件から一ヶ月後。葉は日常生活に支障をきたすまでに記憶を失っていた。そんなおり、茜は新たなアブサロムを連れた蔵前司に会ったという--。ホラーアクションシリーズ完結編。

面白かった、ホント面白かったんだけど……やっぱり急ぎ足だったというのは否めない。特に最後はいくらなんでも詰め込み過ぎだよなあ。320Pはやっぱり短かったか。→VSアブサロム編とVS黒の彼方編の前後編にしてくれたら言うことなかったんだけどな。←話の展開や結末自体は素晴らしいもので、それだけに惜しいところ。シャドウテイカーというタイトル意味には納得。ずっと気になってたんですよね。四章ラストとエピローグでの裕生と葉の会話は泣きかけ萌え尽きました。私の萌えツボど真ん中。

不満はあれど、楽しませてもらいました。ダーク・バイオレッツの方も金があれば集めようかな。

 評価:★★★★

[]機械仕掛けの蛇奇使い (電撃文庫 (0916)) 著:上遠野浩平 絵:緒方剛志

帝国ゴウクの皇帝ローティフェルドには骨董品を集める趣味があった。その一つに戦鬼ルルド・バイパーの封印された鉄球があった。その封印を解く場に、ローティフェルドも立ち会う。だがそれは、これから起こる波乱のはじまりだった――。

………。上遠野氏の昔の作品は良かったなぁ……と懐古的な気分に浸らざるを得なくなる出来。表現も*1ただひたすら陳腐で気持ちが冷めるものばかり。つーかいい加減ブギーやらナイトウォッチやら他のシリーズに甘えるのやめてください。今までのリンクはまだおまけ程度で済んでたけど、これはちょっとやりすぎでしょ。これ以外の氏の作品読んでない人には訳分かんないと思う。これさえなければ、ジャグヘッドの決着はまだ納得のいく範囲だったのですが。グートヴァルザの方は引っ張ってるのに雑魚過ぎやしないかと。そして適当に誤魔化したようなラスト。ユイ・フォリアの書き方は良かったけど、それくらいだもんなぁ、褒められそうな場所。

あぁぁ………本当になぁ、どうなのこれ。地雷まではいかないけど、決して及第点という作品ではない。昔は良かったのに……。

 評価:★☆

[]バッテリー 3 (角川文庫) 著:あさのあつこ

部活動禁止を宣告されてから数ヵ月、巧はくすぶったままだった。夏休みが終わって部活動が再開すると、強豪横手との練習試合を取り付けるために戸村監督レギュラー対1,2年の紅白試合を企画する。今年一月に完結した同名シリーズの三作目。

野球ものとはいっても、登場人物の心理描写に重きを置いているのでその方面に疎くても充分楽しめる。今回は前巻のようなシビアな展開が続くわけでも話が進むわけでもなく、次巻へのつなぎといった感じ。いわゆる“タメ”の状態。ただ、全く進捗が無いかといえばそうでもない。今までは巧の物語だったのですが、ようやく゛バッテリー゛巧と豪の物語になったかな。とりつく島もない巧にもようやく愛着が湧いてきたし。書き下ろしの短篇は普通にいい感じ。青波視点はろくになかったからなぁ。

次からいよいよきつい展開になりそうな感じで続きが待ち遠しい。文庫が出るまで気楽に待ちます。

 評価:★★★☆

[]69 sixty nine (集英社文庫) 著:村上龍

1969年高校三年生のケンは自分たちを見下すようにする教師に腹が立ち、好きな美人にアピールするのも含め、アダマ達仲間とバリケード封鎖を計画する--。映画化もされた青春小説

……超外れ。ただでさえ文体や立ち振る舞い等から滲み出る主人公のガキでDQNなところが肌に合わないのに、それを肯定し正義と見なす世界観に読んでいて本当に腹が立つ。というか善悪の書き方が二分化しすぎてて、どうにも人物が薄っぺらい。その上、最後の祭のシーンとか、うまくやれば盛り上がりそうなところが一杯あるのに流しちゃったりしていてどこで盛り上がればいいのかさっぱりわからない。盛り上がらない=青春小説としてダメってわけじゃないけど、かといってそれ以外に魅力的なものがあるわけでもなく。

あとがきはこの作品らしく、何かとカンに障るものでした。村上龍は初読みなんだけど、もしかして肌に合わないのかな?

 評価:★

[]蛇にピアス 著:金原ひとみ

スプリット・タンに興味を持ったルイは、同棲しているアマの紹介で彫り師のシバと知り合う。舌ピをすると同時に、セックス一回で背中に龍と麒麟を彫ってもらうことに。それから数日後、ルイが新聞で見つけた暴力団員傷害致死事件は、もしかしたらアマが起こしたかもしれないもので--。芥川賞受賞作。

処女作だからってのもあるけど、やっぱり下手ですね。アングラ的なものを書くには掘り下げが全然足らないし、描写も稚拙。全体的に薄っぺら。よくこの時点でデビューさせたなぁ、としか。でもいい所がまるでないってわけではなくて、終盤の展開は主人公の心理描写が光って盛り上がったし*2ダメ人間バカだけど一途なアマが結構気に入ったので。別にこういうキャラがツボってわけでもないんですけど。

いずれ上達すれば良作を書きそうだけど、この時点で芥川賞を与えたのはやっぱり先物買い&話題作りだとしか(まあものすごく今更だけど)でも蹴りたい背中よりは楽しめました。

 評価:★★☆

[]魔法飛行 (創元推理文庫) 著:加納朋子

私も物語を書いてみよう――。瀬尾さんにも軽く後押しされ、駒子は自らの日常を物語として書くことに。日常の些細な不思議を物語にして瀬尾に送ると、彼からの解決編が返ってきて、更に知らない誰かから感想が来て――。ななつのこの続編。

前作のななつのこと同じで、解決編に驚いたりはしないんだけど、どこかほっと安らかな気持ちになれる作品。いやぁ、クロス・ロードの解決編にはこの作品らしくなく背筋がぞくっとして、何となく居心地の悪さを感じたけど、ラストでその印象も反転して安心。優しさに包まれた、ってこういう話のことを言うのかな。それくらい読んでいて癒される。表題作とラストの情景が凄く綺麗。特に表題作は二人の関係もツボだった。幼なじみ+素直になれないの波状攻撃。ラストもあれが最良だったんじゃないかと。ただ、→結局あの男の子を轢いたのは誰だったんだろう……?←ここだけ気になった。

前作の雰囲気を引き継ぎながら更に洗練された作品。表紙のイラストも非常に合ってる。癒されたい方は是非。

 

 評価:★★★★

*1ロストメビウスの時に感じた読みづらさはなかったけど

*2:それまで主人公の心理がさっぱり分からなかったというのもあるけど

konbuzykonbuzy2005/06/16 15:12お久しぶりです、happyさん!
こちらの方に読書感想は移されたのですね。
またちょくちょく見て参考にさせていただきます。
よろしくです☆

happy_dayshappy_days2005/06/19 02:44またまたどうもです☆
色々思うところあって移しました。いや、深刻な問題とかは全くないのですが。
ともあれ、以後もよろしくです。