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2006-04-29あおぞら

あおぞら

■あおぞら(星野夏)

夏さん、しあわせになってほしい。読み終えて本を閉じ、心からそう思いました。

涙が止まりませんでした。

おじさんの目から見れば、文章は拙いし、行動は軽率で、思考は短絡的。こぅちゃんも、多分、すごく美化されすぎている。

でも子供なんだから、不器用なのは当たり前。

そのなかで、過去の数々のショッキングなことに目を背けることなく、事実事実として消化するのは、ましてや文章にするのは、大人でもなかなかできないことです。

ラストのこぅちゃん誕生日ライブにたくさんの人が詰めかけ、みんなが手をつないだ。これは夏さんにとってこの上ない救いだったのでしょう。これがあったから、この本はできたのだと思う。

人を信じることのむずかしさ、そしてかけがえなのなさを痛感されられた一冊です。

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