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ennoea! 本の方

2009-11-22

[]エッジ(鈴木光司)

鈴木光司のホラーだっていうから期待して読み始めたんだけれども、全然つまらなかった。起こっている事象と現在の科学が拠っている前提が揺らぐこととの結びつきの説明がこじつけにしか思えなくて全然入り込めなかった。

エッジ 上

エッジ 上

エッジ 下

エッジ 下

[]赤朽葉家の伝説(桜庭一樹)

女三代記。三代記といいつつ基本は万葉の一代記+娘/孫って感じだったけれども、祖母から孫にいたるまでの時代の変遷が読んでると切なくなってくる。先祖代々製鉄を営んできたのに、入り婿の判断で閉鎖になったり、駅前の商店街が賑やかな時代から不良のたまり場になる時代を経て、そしてまた店が開き以前とは違うながらも緩やかな活気を取り戻したりといった変遷が切ない。本家と分家とか、同じ苗字の親戚がしばしば出てくるのとかも、昔は普通だったんだけれども現代では閉塞感に詰まる地方都市の象徴のようでげんなりしつつもこれまた切なかった。

全体に出来事を淡々と描写しているのだけれども、それが積み重ねる流れに乗るとぐっと引き込まれるものがあった。

赤朽葉家の伝説

赤朽葉家の伝説

メモ

  • テンペスト(池上永一)
    • 上述のレキオスに比べればかなり"有り得る"キャラ設定になっていて、かなり入り込んで読めた。寧音の奮闘ぶりの描写が秀逸。
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない(桜庭一樹)
    • 藻屑となぎさの距離が徐々に近づいていったところでの突然の断絶が切なかった。なぎさが消えた藻屑に対して最悪の結末をしながら山を登りつつも、そうあって欲しくないと思い続けるさまが非常に切なかった。
  • 少女七竈と七人の可愛そうな大人(桜庭一樹)
    • 淡々としていて何とも言いがたい。
  • 推定少女(桜庭一樹)
    • 角川文庫版で読んだんだけれども、2番目のエンディングが一番好きだった。まぁ、少女の友情っていいよねって話。そういう意味では砂糖菓子に近いけれども、書かれ方がこっちの方が軽いかな。
  • 赤×ピンク(桜庭一樹?)
    • 可もなく不可もなく。まゆのその後がちょっと知りたかった。
  • GOSICK(桜庭一樹)
    • 角川文庫版で読んだ後、ミステリー文庫の絵見たんだけれどもずいぶんとイメージが違った。自分、桜庭一樹って『私の男』から入ったんだけれども(直木賞はとりあえず読む人なので)、こういう本も書くんだって感じだった。軽く読める軽いミステリーって感じで、キャラも特徴があってぼちぼち面白かった。ヴィクトリカの声がしゃがれてる必然性を感じないんだけれども、映像化したときどうする気なんだろう。

FatmaFatma2012/04/16 18:41Ya learn something new eervyday. It's true I guess!

rzgydszmnrzgydszmn2012/04/18 20:33nq3Yeg <a href="http://gbcmeapwqguq.com/">gbcmeapwqguq</a>