烏鹿覚書

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2005-07-11

[][]霧舎巧ドッペルゲンガー宮 《あかずの扉》研究会流氷館へ』

ドッペルゲンガー宮 《あかずの扉》研究会流氷館へ (講談社文庫)

2003.06.15初版(ISBN:406273768X)

霧舎巧という作家の存在はやはり本屋を物色中の時だった。北森鴻氏の作品の購入を迷っていた時にふとその周りを見たら、なんとなく引寄せられる物が(笑)経歴を見て納得、メフィスト賞の受賞者なわけですな。で、ペンネームは島田荘司氏の命名だとか。これは読んでみるか、と思って手にとって一言「満足」。これをまず言いたかった。

北澤大学の「あかずの扉」研究会の面々が屋敷に行って事件を解決するわけなんだけど、この「ドッペルゲンガー宮」で使用されているネタの一つがアガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」である事、そして「舘」物である事、大学の研究会が登場する事、そこらへんを統合して思い出したのが綾辻行人の「十角館の殺人」だった。最初はその方向への展開かな~と感じつつ読んでいくにつれて二点三点に話を揺さぶるのでそこらへんはどうでもなく読めた(笑)

個人的にはある意味大前田丈のこれからの活動に期待!かな。現時点で文庫で数点出ているみたいなのでそのうち積読図書に入れるつもりである。

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