烏鹿覚書

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2005-05-14

[][]荻原浩『神様からひと言』

神様からひと言 (光文社文庫)

2005.03.20第1刷(ISBN:4334738427)

先日FMで紹介されているのを聞いて興味が湧いたので書店にて店員に探してもらって買った一冊をやっと読み終えた。けっして読みにくかったわけでなくただ単に読む時間が取れなかっただけ。ダイアリを書いている時間を読書時間用にすればどれだけ積読図書を減らす事が出来るだろう?と思いつつ実行に移せないのはダイアリに駄文書いている方が今はいいと思っているからに違いない。

さて本題。大手広告会社を辞めて食品メーカに就職した主人公は、入社早々トラブルを起こし、リストラ対象者が集う「お客様相談室」に異動となった。個性的な人間が揃っている「お客様相談室」で汗水流して働く主人公ではあるが、プライベートでもトラブルを抱えているのであった。大筋に言うとこんな出だし。

登場人物たちがそれぞれに色をなしてその側面をそれぞれに描いているので読んでて楽しくなった。

話の筋からかなり明後日の方向の話ではあるんだけど、ちょっと気になった文章があったので抜粋。

「いいよ、どうせ辞めてやるんだ。あんな会社。飼い殺し結構。辞表を書く机さえあればいい」

「辞めてどこ行くのよ」

はてな

「贅沢こいてると、ほんとうに路頭に迷うぞ。(以下略)」

入社早々トラブルを起こし、異動になる前に主人公同様中途採用の人間と飲んでいる場面での一こまである。ここでいう「はてな」は「さぁ?」と同義で使用されていると感じた。元は2002年の文章ではあるが、文庫に直す時に一回チェックが入るとは思うんだけど、光文社編集者は「はてな」という会社を知らなかったんのかな?なんて感じてしまった。頑張れはてな

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