高森太郎の日記。@B-g 本の虫の書庫

 ライトノベルを中心に読む本の虫で専門学生の、書籍に関する日記であります。

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評価について。たぶん一般的な基準と違います。一度読んでいただけるとうれしいです。

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2006年03月19日(日曜日)

[][][]小野敏洋『ROOTねこねこ』

Rootねこねこ (電撃コミックス)

『ROOTねこねこ』

著/小野敏洋

発行/メディアワークス 電撃コミックス

『ここは、猫が人語を解する世界 かつては魔法文明が栄えていたが、魔法元素が減った今、今は見る影も無い、そんな日本の物語 - イントロダクションより

 サダノブは、旅の猫。 旅の途中で立ち寄った学校で、人間の少女と出会う。 彼女は気持ちよくねていたサダノブを乱暴に起こすと「わたしはネコになりたいの、ネコの国につれてって」「ねぇよそんなもん!」

 そして二人はなんとなく海へ。そこでひとしきり遊んだあと、嵐の夜。 どーんという音に二人は驚き、外にでる。そこには、シーサーペントの子どもが浜に打ち上げられているのを目撃する。

 「助けてあげよう!」そういう少女。そして人々の力をあわせて手を尽くすが……しかし、その甲斐も無く……。そして、夜……

 (第三話 ネコになりたい少女)

 『バーコードファイター『甲殻機神ヤドカリくん』小野敏洋氏、『ネコの王』の番外ストーリー、最新刊! であります。

 主人公はネコ。 そして世界は魔法で栄えた文明のあとに、弱まった魔法のを保管するように生まれた現代社会であります。ネコの王でおなじみの世界でありますな。

 が、ネコの王とは違うのは、あんまりえっちじゃないというところであります。が、これは、なんというかなぁ、旅と出会いがなんともすがすがしく描かれているのであります。

 自分はヤドカリくん、バーコードファイターからの小野敏洋氏のファンでありますが、やっぱり少年誌モードのときの氏の描くさわやかな登場人物と主人公、そして旅の感覚がすばらしくいい! それを改めて感じます。

 自分は数あるポケットモンスターのマンガ版のなかで一番すきなのが、おのとしひろ(ひらがなでした)版のポケットモンスターなのでありますが、そのときに、世界を旅する主人公っていうのが一番描かれていて、すごくよかったんであります。

 一番は、やっぱり主人公がちゃんと「旅になれている」って感じがあることであります。それで、無闇に田舎ばかり旅をさせたりむやみに「旅をしてますよー」といようなシーンを出さない、現代的な、いわば「バックパッカー」みたいな感じがいい。


 それから絵柄。やっぱり小野敏洋氏がかく、現代、ちょっと未来、ちょっと違う世界、っていうのはすっごくバランスがよくって……読者がそういうことを言うのはなんですが……ちゃんと「わかってる」感じがちゃんとあります。

 小野敏洋氏といえば、いわば「上連雀」よりなほうが最近多かったであります。自分はそっちのほうも大好きなんですが……そっちのほう、たとえば、G-onライダースのぱんつはいてないにとことんこだわったときとか、そういうのを主に知っている方でも、小野敏洋氏の絵が好きならば、おすすめしたいです。

 というか小野敏洋氏は両極端で行くべきではないかと思うんです。ROOTねこねこ的なものと、G-onらいだーす的なものと。

 なんていうかなー「甲殻機神ヤドカリくん」の小野敏洋氏が再びっ、という感じなのでありますよ。

評価は10中8.5。えー! 一冊のみかよっ。 残念だ……無理矢理でもいいので続きが読みたい。読みたいー!

 そういえば、復刊.comで甲殻機神ヤドカリくんが100票をついに達成いたしました。祝! というわけで復刊校章開始だそうであります。

 といってもまだまだなので、気になる方は投票をお願いします。

 すでに、原作であるSTUDIO ZODIACの方も同意っていうか応援していたし、小野敏洋氏はすでにバーコードファイターの例があるので、結構とんとん拍子にいくんじゃないかと期待しつつ。期待しつつー!

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2004年09月12日(日曜日)

[][][]壁井ユカコ『キーリ(6) はじまりは白日の庭 下』

キーリ (6) はじまりの白日の庭 (下) 電撃文庫 か 10-6

『キーリ(6) はじまりは白日の庭 下』

著/壁井ユカコ イラスト/田上俊介

発行/メディアワークス 電撃文庫

 植民祭の真っ最中の街、ウエスタベリで、不思議な世界に迷い込んだキーリ。そこで、少年たちと出会う。キーリにとって彼はすごく身近で、しかし知らない人で……。

 壁井ユカコ『キーリ』最新巻。前巻5、はじまりは白日の庭 上 からの完結編。9月発売電撃文庫新刊。


 今回は上巻からの続きであります。完全な続き。文章の中を少し書けば上巻のネタバレになってしまってかけません……。かなり衝撃的なラストから、キーリが迷いこんだ世界……。そこで、キーリはさまざまなものを見て、体験して、そして戻ろうとします。

 また、電撃hpに掲載された田上俊介氏による漫画『ガラスの向こうの彼によろしく』も収録。

 キーリは、大抵一つ一つ続いているけれどエピソード的に独立した短編と、そして本編がつながっていると言うスタイルが多いですが、今回は全編、一つのストーリーです。一巻で盛り上がった複線が、収束していく下巻。

 以下ネタバレ含む。

 なんというか、ハーヴェイ、兵長が過去に対しての話……というのが「はじまりは白日の庭」でありあました。

 自分は、おやじキャラ好きなのでありますが、兵長がなんかよかった。なんというか口やかましいけど、やっぱりこの三人のなかで、一番大人なのは兵長だな~とか。

評価は10中7.5。これから「始まりは白日の庭」を読もうという人は、必ず上下そろえて読んで下さい。そのほうがしあわせになれるかも。

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2004年09月09日(木曜日)

[][][]小川一水『導きの星(1) 出会いの銀河』

導きの星〈4〉出会いの銀河 (ハルキ文庫―ヌーヴェルSFシリーズ)

『導きの星(1) 出会いの銀河』

著/小川一水 表紙口絵イラスト/村田連爾? 挿絵イラスト/反田誠二?

発行/角川春樹事務所 ハルキ文庫ヌーヴェルSFシリーズ

 大戦を越えたオセアノは、統合連合の元、初めて二足歩行したオセアノ人『歩き人チキ』と同じ名前を持つチキを代表者に、ついに宇宙へ行くまで発達していた。 それは、司が地球、統一国連の意思を離れて、高い技術をオセアノ人に提供したから……そして高度な技術を手にしたオセアノ人たちは……。

 小川一水『導きの星』最終巻、完結の四冊目であります。

 今回は、三巻で噴出した問題が、収束していきます。なんというか「これはいったい……」と思っていたことのかなりの部分が収束して行きます。そして……。

 いや、さすがに最終巻でありまして、密度の高い物語。そして、今までの巻にくらべて、巻のなかで流れる時間が短いです。そして、じっくりと、人類と、そして人類が導いてきた生物達との大きな転機が描かれます。

 なんというか……読んでいって、なんかクライマックスは、ぞくぞくしました。なんというか……あれが世界の行く末か。と。

 そして、その後車を運転しながら、ふと思ったりします。「もしかしたら、この地球も導きの星が」とか。そこまでは考えすぎとしても……以下、ネタバレ含む、その1。

 あまりちゃんと見つめることも無いし、あまり見つめる必要の無いことですが、何事にも限界はあります。物理世界であるかぎり、すべては有限。ならば、地球人類にもあのように技術が進みすぎて……ということはありえるだろうと、そして、その先に人類が進む道は……それが小川一水氏はこう描いたか……と。 老い、停滞した地球文明と、そして宇宙へと羽ばたいたばかりの地球が導いた星の文明……。

 一番印象的だったのは、ついに地球へと降り立ったオセアノ人の反応。「これほどの……」と驚くシーン。確かに文明とはそうなのかもとおもったり。別に文明を代えるものが、それを越える文明を持つものであるとはいえないと……。

 そして、同時に二組のカップル。生物として全く違う二人でありますが、彼、彼女の三人で……そのギャップというかがなんかすげえよかった。

 そして! やっぱり魅力的なキャラクター達です。登場し、司とともにオセアノを導いていく三人のアンドロイド・目的人格たち。『アルミティ』『バーニー』『コレクタ』たちですが……なんだかいい娘たちでありまして……それぞれ個性が強くって、だけどどこか統一した感じがあって……バーニーは生存担当の目的人格で、戦い、生存をつかさどります。好戦的であります。そしてコレクタは科学担当。冷静……冷淡ともいえる冷静さと正確さを追求します。そして、アルミティ。彼女は経済担当。経済をつかさどり、そして三人の目的人格をまとめるような存在であります。一見一番普通ですが、結構暴走するかも……。 読み始めた頃は普通だったんですけど……読んでいく上での彼女達の成長が。そしてそれぞれ……いいなぁ。と。

 そして! 時を越えていく司たちの前に現れる、オセアノ人の、右耳の折れた女性……。彼女はどの時代でもキーになっていくのですが、その彼女達がまたいいかんじなのであります。ところどころで青春してます。


 以下ネタバレ含む2

 最後はハーレムエンドですか?(コラ というわけではなく、やはり最後は司は選んだわけですね。ただ、それが結局そういう(ぉ

 という戯言はほっといて……時をわたってきた司たちが、一番最後にたどり着いたオセアノで、チキに出会うのですが、彼女と、昔の話をする司、というのが、すごく印象的でありまして……。

 そして!なんといっても最後はベテランなキャラクターの方々です。彼らは長い長いときを不死になり統一国連の議員として世界を束ねている方々……。外見が若いが、しかし老練した雰囲気を持つ二人、議長をつとめ、長いときを見る人、そして戦場で散った一人……いいキャラクターであります。

 実は一番一途で純だった、と思えるひげのおじさんが……何気に一番好きなキャラかも。。時の彼方で……ふたたび司と会うことがあるのでしょうか。

 それからちょっとだけえらそうなことを言うと……もっと壮大に展開しても思い白いかな~とか。思ってみたり。いくつか、たぶん小川氏もわかって小さくした部分があるだろうから、そこをもっと大きく広げて壮大に。そこがもうちょっと違っていたら……星雲賞で、第六大陸と導きの星は完全に票を食い合って共倒れ、などという妙な事になっていたかも(ぉ


 そしてイラスト。四巻の口絵にあるキャラクターファイルのチキがなんともわ~~~かあ~い~。というかんじなのであります。そこら辺が本文のところどころにある描写や話とともに、なんとも不思議な感覚に。それがさいごに「ああ」となんとも不思議な感覚が。

 そして……やっぱりこれを読んだ後に、空を見上げて、やっぱりちょっともしかしたら……という感覚にひたってみるのもいいかも。

評価は10中8.5 意外と読む人を選ぶかもしれません。このボリュームですから。ですが、おすすめです!

 かなり著者氏があとがきで『導きの星のBGMはエディエマス「世紀を越えて」』といってましたが、自分ちょうどこの曲が入ったCDを聞きながら読んでました。読みながら「うわ~あいすぎ」とか思ったり。

HebiHebi2004/09/09 22:37いいですねー、グループの皆さんの一冊を知りたいものです。というわけでrou6331さんに許可を請うてみました。

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2004年09月06日(月曜日)

[][][]小川一水『導きの星(2)争いの地平』

『導きの星(2)争いの地平』

著/小川一水 表紙口絵イラスト/村田連爾? 挿絵イラスト/反田誠二?

発行/角川春樹事務所 ハルキ文庫ヌーヴェルSFシリーズ

 惑星オセアノに住むスワリスと、ヒキュリジの知的生命体。ほとんど同じ生物である彼らだったが、しかしついに惑星を二分する争いに陥っていた。 惑星を導いていく観察官の司と三人の目的人格の少女たちとともに、再度介入する。 それは、お互いに戦いの悲惨さを思い知らせ、武力の均衡を作り出そうと言うものだったが……。

 その頃、司の直属の上司、マーサ・クック夫人が月へと呼び戻されていた。そこには、統一国際連合の議員達が……

 『第六大陸』『復活の地』の小川一水の導く物語。第二巻。読了。

 今回は、帝政の時代、宗教発生、そして近代科学の興りです。 帝政の時代では、司たちは過去である意味自分達が招いてしまった対立を均衡させようとするわけですが……。また、司と、司の上司、マーサ・クック夫人以外の地球人類が出てきます。そして物語が動き出します。

 しかし結構素朴だったオセアノ人が、文明らしきものを築いていくさまはなんともたのし……と思っていたら、あっという間に展開が変わって……

 以下ネタバレ含む。

 気がついたら宗教を生み出し、さらに宗教が弊害になって発展が止まりそうになっている、科学と言うものが出てきます。 そしてやはりそこの始まりは天文学なのですが……。そして帝政の時代も終わりを告げるわけです。

 そして地球の人々……あのじーさんがなかなかいい感じで……たぶんこの先のストーリーのキーマンなんだろうなぁと。

評価は10中8。続きが気になりますが、すでに買ってあるわけです!というわけで続き~。

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2004年09月04日(土曜日)

[][][]山本弘『トンデモ本? 違う、SFだ!』

『トンデモ本? 違う、SFだ!』

著/山本弘 

発行/洋泉社

 そもそもSFの定義と言うものは明確なものが無い中で、「SFの本質はバカである」として、18世紀のSFから、近年の作品まで、理屈ぬきに「なにがおもしろいか」をつづったSF入門書。

 なんというか、SF好きのおっさんが(失礼!)近所の最近SFにはまりつつある近所の高校生に、最後にとどめをさすために語っていると言う雰囲気のある本であります。

 いくつかの年代、セクション、作家に分けた中から、なぜこれがすきか、そしてこれはどんなにバカでSFか、ということを、具体的な作品を挙げて、そのあらすじを通して熱く語っております。ただし、そこに良く分からないSF設定のどうのとか、そういう硬い話は一切無い。非常に肩の力のぬけている、本当に同好のともに「これおもしろいんだぜ」みたいな。

 また、自分はライトノベル者でありますので、古典的SFはあんまりしらないんですが、紹介している作品はメジャーな作品ではなく、筆者の山本氏が好きな、どっちかっていうとマイナーな作品を……いや、まいじゃーって言うほうがあってるかもしれない。この場合。さらにそれの語り口が非常におもしろくって、読み物としても非常に面白い。読めば読むほど「あ~読んでみたい」と言う本がたくさん出てくるわけであります。というか十冊ぐらいもうたまっていて……どうも翻訳SFって苦手意識があったんだけれど、かなり読んでみたい作品がでてきましたな。


 そして!その中で、1990年代から2000年代の場所で高畑京一郎『タイムリープ あしたはきのう』や野尻抱介『ふわふわの泉』古橋秀之『サムライ・レンズマン』さらに谷川流『涼宮ハルヒの憂鬱』なども紹介されておりまして、これは……うわ~というかんじであります。特にタイムリープの紹介などは…なんと言っていいものやら(^^;)すげえなぁ。


評価は10中8.5。SFに興味を持った人などには無条件におっすうめしてみる。SF観が結構変わるかも。

[][][]石田敦子『アニメがお仕事!(1)』

『アニメがお仕事!(1)』

著/石田敦子

発行/少年画報社? YKコミックス?

 双子の弟、二太の後を追って東京に……アニメーターになるために東京に出てきた、一応姉の一乃。 高校卒業してアニメーターの道に進んだ二人は、小さな下請けアニメ製作会社にいた。 まだまだ新人の二人はまだ枚数がたくさんこなせなくて貧乏だったけれど、夢を追っている。 そんな日々だったが……最近一乃は、調子を崩していた。その日も送った動画が2カットもリテイクで帰ってきてしまい……

 帯「アニメーターにも青春はある。」 石田敦子最新作。アニメーター、夢を追う二人の双子の物語です。

 なんというか読んでいるうちにじーんと熱くなってくるような、夢を追う人々の物語です。アニメーションのねたも(あと、東洋カープの話も)たくさん出てきますが、本質はやっぱり夢を追う、青春漫画であります。でも、やっぱりアニメーターでもある石田敦子氏の作品。何気ないシーンがやっぱりすごくリアルでありまして、たとえばその場その場に出てくる机や道具なんかもなんかすごくリアルで、そしてそのぶん、夢を追う人々、ストーリーがくっきりと浮かび上がってきている感じ。

 それから、やっぱり自分はこのほんわりした石田敦子氏の絵が好きでありまして……自分は竹下典子さんがいいかも~などと。

 やっぱり石田敦子氏の漫画は……なんていうかなぁ、痛んだけど、まっすぐで、そしてすがすがしい。好きです。

評価は10中8。というか読んだあとなんかむずむずしてくる……。何かしたいと思える。

[][][]okama倉田英之『CLOTH ROAD?(1)』

CLOTH ROAD 1 (ヤングジャンプコミックス)

『CLOTH ROAD?(1)』

漫画/okama 原作/倉田英之

発行/集英社 ヤングジャンプコミックスウルトラ

 未来。高く発達した技術により、コンピュータが洋服と一体化した時代。世界はその服を作るデザイナーと、それを着、そして戦うモデルが支配していた。そして、それは貧富の差が広がることも意味していた。

 少年、ファーガスは、WAR-KINGと呼ばれる戦いの服を作る。仕立て屋、デザイナーの見習い。しかし、半人前とさげすまれ、親方にはまだ服すら作らせてもらえない……。 あこがれの女性も春を売る……そんなスラム街で、無力感に襲われていた。 そんな時、親方が倒れたと言う知らせを受ける。 手術には250万かかると言う。そんな金はないと打ちひしがれる彼の元に、突然現れるやたらと元気な少女。彼女は、自分を双子の姉だと名乗り、そしてWAR-KINGで戦ってファイトマネーを得ればよいという。そして挑戦が始まる……。

 『R.O.D』の倉田英之が脚本を担当、独特の絵を描くイラストレーターにして漫画家okamaが漫画を担当した、近未来アクション。読了。

 なんというか脚本はとても倉田英之氏っぽいかんじであります。そしてそこに独特の線のokama氏+めがねでぶっきらぼうな少年+元気少女、といえばも~~~~。

 舞台となる世界は、コンピュータが服と同化した世界。デザイナーはシステムを折るがごとく服を作る。そしてトップブランドが世界を支配している世界です。そしてそれはまるで高度に発達した世界が、再び中世のような身分を、貧富の差を生み出してしまったという……。

 すごく世界観が破天荒でかつ独特。コンピュータ=服 プログラマ=デザイナーと言うことと、そしてWAR-KINGと呼ばれる戦いに結びつけるためにつくられたような、世界がいいかんじであります。さらに、戦いのシーンがすごく動いて伸びがある独特のokama氏の絵がぴったりあって……。かちっとかたまってない、有機物の、生きているものが戦っている感じで、主観の動き、伸びる線で描かれてます。なんというか細くて動きのある絵です。

 自分は……ファーガスが、ペルリヌに憧れを抱き、同時にどうしようもない苛立ちと、閉塞感と、絶望を覚える……そのシーンにぞくぞくしました。 ペルリヌさんのあのいつも眠そうな、ぼんやりしているけれどどこか違うものをみていそうなあの目がいいな……と。


評価は10中8。 そしてやっぱりちゃんとジャンプ系の王道はたどっているんだなぁ、というところがなんとも。

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