2004年08月31日(火曜日)
■ [企画][今月の三冊]今月の三冊2004年08月
2004年8月の今月の三冊(今月の三冊200408)であります。
- 『空ノ鐘の響く惑星で(4)』著/渡瀬草一郎(ISBN:4840227586)
- id:TakamoriTarou:20040808#p1
- 一つの戦いが終わり一区切り。安定しておもしろかったです!
- 『国産ロケットはなぜ堕ちるのか』著/松浦晋也(ISBN:4822243834)
- id:TakamoriTarou:20040828#p1
- とにかくめからうろこ。技術的な話ならば乗り越えればよいが、しかしこのような日本の政治などに振り回されていると言う状況を読み、腹をたてるやらなさけないやら。新たなロケットに対する視点が付きます。とにかく総理大臣以下閣僚、総務省、文部科学省の人たちに読ませたい。
- 『世界最大のこびと』著/羽田奈緒子(ISBN:4840111324)
- id:TakamoriTarou:20040830#p1
- 若干将来への期待を込めて。良く考えると結構深刻な話なんだけど、それを暖かくさわやかなあの雰囲気で包んでいる。こういうのって作っても作れるものじゃないんじゃないかな~と素人ながら生意気に考える。次回作を楽しみにしてます。
そのほかとして、『ARIEL読本?』『護くんに女神の祝福を!』『ARIA?』『あそびにいくヨ!』『エマ ヴィクトリアンガイド』『はてなの本』も非常に良かった……。
今月は前から読みたかった本をごそっと買ったし、夏休みにあわせて夏のシーズンにあわせて出た本も多く読んだので、けっこう良い本が多かったです。
■ [今日の読了。][翔泳社]田口和裕 松永英明 上ノ郷谷太一(g:htnbk)『はてなの本』
このはてなについて書かれた本であります。はてなを扱った本だと、今のところ最後発。ネットトラヴェラーズ200Xシリーズの第一弾として書かれた本だそうであります。
さて、前提条件ですが、自分ははてなダイアリー、はてなアンテナは結構ばりばりと使わせていただいてお流人元でありまして、どっちかっていうとHowTowより、株式会社はてな社長近藤淳也氏のインタビューを目当てに買った人間である、と言うことを書いておきます。(ってみりゃあわかるぞそれぐらい、と言う話もありますが(大汗))
本自体はSIDE AとSIDE Bにわかれておりまして、SIDE Aは具体的なテクニックやはてなダイアリー、はてなアンテナなどのサービスの説明、SIDE Bは、近藤淳也氏インタビューを中心に構成されていまして、SIDE Aは左から開く、SIDE Bは右側から開くようになっています。
SIDE Aは、はてなをはじめよう!と題して、はてなへの入会の仕方から各サービスの概要、使い方からカスタマイズの方法もサポート。やはりはてなダイアリーの省略記法なども中心に。さらにモジュールなどの説明も。
やっぱりいきなり初心者にぼこっと渡してもだめそうで、それなりの基本技術とHTMLとはなにかみたいな概念を知っていてもらなわなとだめそう。だけれどある程度長くインターネットをやってきている人がはてなに興味を覚えるとかそういう感じならば、ステップアップにちょうどいいかもと思う。 自分があちこち検索するなり本を買うなりして調べたことがごっそりのっていて、あ~自分がはてなに来るときに、この本が出ていればな~と思ったり。
乗っていることはもちろん、根気よく調べれば出ていることばかりなのだ。(はてなダイアリーガイドや、ヘルプ、場合によってははてなダイアリー日記の日記内部検索、そしてgoogleで、site:d.hatena.ne.jpとしてはてなダイアリー内に限定することでしらべられる)しかし、ここまでシンプルにまとまっているので、ざっくり覚えたい、さっくりいろいろやってみたい人には非常にいいかも。
さて、SIDE B。自分としてはどちらかというとこちらのほうがメイン。こちらのほうははてなの利用法と言うよりはてなとは、どういうものであるか、ということを、はてな社長近藤氏のインタビューを核にして、はてなについてのことが書かれている。どちらかと言うと本としてはこっちがメインと言う感じで、このはてなの本から続く「ネットトラヴェラーズ200X」の刊行予定をみるにつけ、こっちがメインかな?と思う。
これがかなり興味深い。自分がはてなユーザーであるということを指し引いても、いまおそらく最も注目されているインターネット上のサービスのひとつであるはてなを作り上げ運営している人物のインタビューである。
結構いろいろな考え方が話されていてなかなか興味深い。それぞれのサービスについての考え方と言うかそういう話がなされていて、これを読むと結構はてなの使い方がかわるんじゃなかろうか。自分ももうすこしいろいろやってみようかな~とか考える。
また、はてなのデータセンターというか、はてなのページでも販売しているはてなオリジナルのなんとも潔いサーバーケースなどがずらーっと並んでいる様子なんかの写真もちょっとだけ載っていて興味深いというかすげーなと。確かにプロが使う上なら、こういう形がベストなんだろうなぁ~と思うとか。
また、技術的というか具体的なはてなとは、ではなく、はてなの分析と言うか、はてなでは多くこういうふうにつかわれているよ、はてなダイアリー、はてなグループはこのように使ったらよい、このように運営して言ったらいいんじゃないか、というようなことが。というか自分がかなり知らないことはたくさんありまして、さらにいろいろやってみようかなぁ、という気に。というかもうちょっと自分も考えて運営したほうがいいのかなぁ、と大変参考になる。
評価は10中9。まず、深くはてなをつかっていて、興味があるなら買いかも。とくにSIDE Bは良い。
2004年08月30日(月曜日)
■ [今日の読了。][MF文庫J]羽田奈緒子『世界最大のこびと』
そしてその小人は、パウエルと名乗る。彼女は「世界最大のこびと」として……迷子になっているらしい。妙に楽天的でのんき者のパウエルが「巨人の国」で会うようにと言われていたサトリと呼ばれる人を探すことになるが……
第〇回MF文庫Jライトノベル新人賞 佳作入選作品、ほんわかな気楽なファンタジー。MF文庫J8月新刊。
内容は一人ののんき屋のこびとと、ちょっとふしぎなところがある妹、そして近所に住む不思議なお姉さんなどが繰り広げる、こびとと「世界最大のこびと」をめぐる物語、というところでありまして、そしてほんわかなんだけど、かなりぐぐぐっとストーリーが動いていきます。
なんというか一見ほのぼのだけで終わってしまいそうなところが、そこは公募応募作品でありまして、きっちり完結してぐんぐんストーリーが進んでいく感じ。
そしてなんといっても雰囲気が、そして巨人……というか人間の一弥視点と、こびとの視点がさくさく切り替わっていく感覚がなんともこう、独特の雰囲気をつくりだしてまして、なんかファンタジーであります。だけどメルヘンというような方向までは行かない、独特のかんじであります。
そしてキャラクターたちの関係も魅力であります。特に高校生で17歳の一弥と、その妹11歳の小百合という、六歳離れた兄妹。そしてその母親もなかなか良いキャラしてまして。またこびと側のアテナと言う少女もお気に入り。
以下ネタバレ含む。
やっぱり、雰囲気で読む、ちょっときもちをゆるめて気楽によむ小説であります。
イラストは、あれこの絵柄……と思ったらデュアンサークの戸部淑?氏だそうでります。
評価は10中8。こういう雰囲気を出す作家氏というのは好きでありまして、とりあえず作家買いに対象に。注目!
■ [今日の本屋。][洋泉社][翔泳社]むっちゃくちゃ衝動買い!衝動買い~~~。
学校帰りに本屋さんへ。が、目的の本が無い代わりになぜかサブカルチャーのコーナーに行ったら……あったよ。あ~どうしよう、どうしようとさんざん挙動不審人間やったところで結局レジへ持っていくという。
いつにもましていろいろ書いているのは、本当に使ってはいけないお金に手を出したからです。先日のSF大会へ言ったときに貯金を使い果たし、もはや補填できる金は無いというのに……orz。
購入リスト。
- 『トンデモ本? 違う、SFだ!』著/山本弘(ISBN:4896918320) 発行/洋泉社
- 『はてなの本』著/谷口和裕 著/松永英明 著/上之郷谷太一(ISBN:4798107042)発行/翔泳社
って、両方とも文庫じゃないじゃねえか何考えてやがる!と私の中のだれかが叫ぶが、しかし彼はお金を使ったことについてとがめているのであって、本を買ったことについては賛成している。ということでありまして……(ぉ
第一印象……というより買ってしまった言い訳(ぉ
トンデモ本? 違う、SFだ!、は、先日のSF大会の企画でこの本の企画がありまして、かなりきになっていたのですがあまり売っておらず。しかし今日本屋さんに行ったらしっかりありましてこれがまた。というわけで手にとって見たところ、なんというかジュール・ベルヌの月世界旅行から、涼宮ハルヒの憂鬱まで乗っているというこのすごさ! とうかぱらまぱめくったら、高畑京一郎『タイムリープ』野尻抱介『ふわふわの泉』古橋秀之『サムライレンズマン』と紹介してあればきっとこの本の中には自分が知らない良いあぁ、この方本が好きなんだなぁ、というのが立ち上っていたの思わず買いました。
はてなの本は、近藤淳也氏のインタビューと、しなもんにやられました。もっというと、今までのはてなダイアリーの本などに比べて、はてな全体を扱っていると言う感じかなぁ、と思って気になっていたところ、ここの『はてなの本』や、『はてなの本』書評リンク集など、いろいろ拝見し、そしてむくむくと欲しく……。と今日本屋さんに言ったら置いてあるじゃないですか!ちょんとすまして本屋にいるわけえですよ。そしてこっちを見るんです。「さぁ、買わないとあとで後悔するぞ、次に来るとなくなってるぞ……」と。
というわけで読みます。よみますぞぉ~! うお~。
2004年08月29日(日曜日)
■ [今日の読了。][MF文庫J]桑島由一『神様家族(5) 恋愛体操』
東京都世田谷区在住、神山佐間太郎。職業:高校生……そして、神様候補。という『神様家族』最新刊。
今回もラブコメ編。今回は一つの出来事を通じて、なんか全体が混乱、そしてちょっと進展?というかんじであります。そして「桑島節」というべきか、あのどくとくの語り口調は健在というかさらに強化されてまして、そこらへんも絶妙。そしてラブコメ度がパワーアップしてる!? 今回は、テンコと佐間太郎が完全にメインの物語です。
また、イラストやデザインなども加わって、そこはかとなく流れるセンスのよさがなんともよんでいて気持ちいいです。イラストというよりデザイン、ヤスダスズヒトという感じであります。
が、やっぱり毎度の事ながら全部しっかり組み込まれてて、何かいてもネタバレだあ~い!
以下ネタバレ含む。
評価は10中7。口絵を見て……へ~、パパさんかなり背が高いんだ。
2004年08月28日(土曜日)
■ [今日の読了。][日経BP]松浦晋也『国産ロケットはなぜ堕ちるのか』
ここで小説以外の本の感想を書くのは久しぶりかも、という今回読み終わったのは、宇宙へのパスポートでもかなり執筆なさっているサイエンスライター、松浦晋也氏の本であります。
というわけで、宇宙開発のことには興味があるが、しかしそれほど深い知識があるわけではない文系人間の感想としてごらんいただけると幸いです。
そもそもこの本が欲しかったきっかけと言うのは、それもずばり笹本祐一著の『宇宙へのパスポート』にて注釈を入れていたりしていたのを見て知りまして、その後宇宙作家クラブのサイトにてニュース掲示板を拝見させていただいたりして知りまして、ず~っと欲しかったのですが地元の書店には無く、……さらに、先日のSF大会、G-CONの企画『国産ロケットはなぜ堕ちるのかVS宇宙へのパスポート2』を拝見して、決定的にほしくなり、SF大会会場の三省堂では売切れており、帰宅して即座にbk1にお願いして購入いたしました。
この本は、国産ロケットが今までなぜうまく進んでいないかについてまとめられた本であります。そして、それは技術的な問題点はもちろん挙げていますが、日本の宇宙開発が行われる体制など、その要因などについて書かれている本です。そして、書いている人は完全な宇宙開発推進派で、そしてスペースシャトルなどの有翼機ではなく、カプセル型の宇宙機をつくるべきだ、という推進派の方です。
そして、本からはなんというか宇宙開発に対する熱意と言うか愛というか、そういうものが感じられる熱い本であります。
また、非常に読みやすく、現在の宇宙開発の現状を知るにはかなり良い本でしょう。技術的な解説書ではなく、こういうその宇宙開発を取り巻く環境の問題点を整理する本です。
これを読めば、良くある「XXX億円がムダ」的な紋切り型のありがちな新聞報道を真に受けず、そこから本質をさぐる、そしてもう少し深くこの手の報道を読めそうです。
そして読んだあとのロケット開発についての感想……というか雑感。
なんというか……「金が無いからできないんだ」という話を聞きつつ、しかしそういうのをきっちり比較してまとめて示したものって今まで読んでなかったのですが、思ったよりひどいと思う。体制が。
まずなにがひどいって、技術者が技術的にただしいと思えることを、政治的な判断、官僚的な機構などの技術的ではない部分で曲げなければならなくなっていること、さらに、諸外国がやっているから日本もやろう、見たいなノリでやられたらたまったものではないと言うことなのだろう。たとえばあちらの国がやっていることを内でもやるが、しかし衛星はひとつしか無いので詰め込めるだけ詰め込んどけ!→結果詰め込みすぎで失敗。のような。
そして、普通の産業と同じように「日本にはすでに技術がある」という根拠のない自信とともに、まだ未知の世界である宇宙開発の分野に関して強引に押し込んできた、なんというか「気合と根性」「俺が言うことが出来ないなんてけしからん」でどうにかなるみたいな幻想がある様な気がしてならない。
というか読んでいてあきれてくる。一番驚いたのはのぞみの話で、アメリカが火星探査に金がかかりすぎるため、金を大幅に減らされて非常に苦労した、と言う話を……NHKスペシャルあたりで見た覚えがあり「あぁ、どこの国も大変だな」と思ったのだが、これを見ると、なんとそれでも日本の「のぞみ」よりも多いのである!なんじゃこりゃあ!うわ~。ということは大幅に削減されたアメリカよりも、日本は根本的に金を出していなかったということか? かなり衝撃的だった。
スーパーカミオカンテも、小柴氏がノーベル賞を受賞したからこそなんとかなった、そうじゃなかったら大幅に削られて少々やばかった、という話を聞いたりもする。日本は基礎科学に金を出し渋りすぎている。応用は基礎があるからこそ出来るはずだ。そして、その点では宇宙開発って、実は現在はかなり実用になっていると思うんだけどなぁ。日本は大陸間弾道弾とかそういう物騒なものは絶対に持たないのでそういう軍事面ではそれほどでも無いと思うが(そもそも最大のロケットH2Aは液体酸素液体水素エンジン*1なので、これって効率はいいけど燃料を入れたままに出来ないし、入れるにしてもじゃぼじゃぼ入れると爆発すると言う非常に危険なものなので軍事転用は不可能……といいつつMシリーズとかはあるけど)しかし、気象衛星のひまわりシリーズや、そのほかの諸外国で打ち上げている通信衛星などの例をだすまでもなく、非常に応用もされてきていると。
この本……「がんばってほしいでですね」と他人事のように発言した某首相以下閣僚全員に読ませたい。
■ [本][宇宙]松浦晋也氏、ソノラマで新刊『恐るべき旅路―火星探査機『のぞみ』のたどった12年―』?秋発売
なんかうなずいたり感心したり腹を立てたりしつつ、ちょうど『国産ロケットはなぜ堕ちるのか』を読了したところなのですが、その後、ソノラマのサイトが更新されていて、そこになんと松浦晋也氏の新刊の情報が!
科学ドキュメンタリー『恐るべき旅路―火星探査機『のぞみ』のたどった12年―』だそうであります。見たらすでにamazon.co.jpに登録されているようであります。(ISBN:4257037008)そして、発売予定は2004年09月15日だそうでありまして。
のぞみ……当初発生してしまったトラブルを、高度な軌道計算によって、長い長いスイングバイを行う航路を取り、長い旅を続けた結果、今の技術ではどうしようも無かった強力な太陽からのフレアによって破損してしまった火星探査衛星であります。
チェック!
*1:液酸液水とも短くして言われることのほうが多いらしい。……自分ははじめのうち何の事をいっているのか分かりませんでした(大汗
2004年08月25日(水曜日)
■ [今日の読了。][MF文庫J]神野オキナ『あそびにいくヨ! (4) やめてとめてのうちゅうせん』
神野オキナによる、ねこみみうちゅうじんとねこなアシストロイド~な、あそびにいくヨ!の最新刊。MF文庫J8月新刊。とりあえず猫馬鹿且つラブコメ大好き人間且つSF風味大好きな自分はもうすげえ大好きでありまして。
ついに軌道上のキャーティア宇宙船に、犬の人たちが実力行使にでます。そして、それによって、騎央たちは自力で宇宙に上がり、そしてキャーティアの宇宙船に接触しなければならなくなるのですが……。
騎央の元にもアシストロイドがやってきました~、その名も定やん……ええ、丁稚です。彼がなかなかいいかんじでありまして……ついでにやっぱり犬のアシストロイドもなんかいいかんじ~。
また、始まりはいつもより緊迫した状況ですけど、やっぱりあそびにいくヨ!はあそびにいくヨ!であります。そんな彼らがなんかいい感じ。
以下ネタバレ含む
さらに! イラストは放電映像氏であります。 というか定や~ん! また、前よりイラストの数が増えているような……? 口絵のもこもこのエリスがなんともいい感じであります。
MF文庫Jって、もうこのイラストの人じゃないと考えられない!というのはあるけど(嘘シリーズとか、神様家族とかも)、これは合ってないような……というのは少ないよなぁ。とふと。
評価は10中8。とりあえずあんまり気負わずに読める小説です!おすすめ!
しかし……あとがきによると前後編ぐらいのボリュームを削ったとか……これは完全に一つの作品になってまして、明らかに削った後とかそういうものは自分は一切感じなかったんですが、そうやって聞くと読みたいと思うファン心理がむくむくと。自分は枝葉とか大好きでありまして。
そういえば、MF文庫Jって上下巻とか前後編とかになっているのって見ないなぁ。なにかの戦略なのかしら。
2004年08月14日(土曜日)
■ [今日の読了。][富士見ファンタジア文庫]榊一郎『スクラップド・プリンセス? 捨て猫王女の前奏曲』
死んだ父の背に付いた傷。そして、残された遺言には……
榊一郎氏の代表作『スクラップド・プリンセス?』シリーズ読書開始。第一巻です!
今回は始まりの章。旅の始まりです。そして彼らは、長い長い追われるたびに出る…。
物語はさっくりとした語り口。なんというか非常にかるくてさくさくわくわく読めます。そして、ここから物語が始まっていくわけですが……え~、自分としては領主がなかなかいいキャラしていて大好きであります。特にあのメイド。
評価は10中7。 まだまだ始まったばかり。が、本編完結まではしっかりと買ってありますので、続き続き!
■ [本][今日の読了。][富士見ファンタジア文庫]榊一郎『スクラップド・プリンセス?2 赦されざる者達の騒動歌』

『スクラップド・プリンセス?2 赦されざる者達の騒動歌』
著/ イラスト/
発行/富士見書房 富士見ファンタジア文庫
(ISBN:4829128984)(bookグループキーワード:スクラップド・プリンセス)
そうして日々を過ごしていく上で、宿屋の娘、ウイニアや、町の人々と近づいていくパシフィカたち。しかし、そこに、黒衣の少年が近づく……
『スクラップド・プリンセス?』シリーズ2巻目。シリーズ読書中。
今回は、三人は一つの町に立ち寄ります。はじめは少しだけのつもりでしたが、しかし、不足の自体に見舞われて、長く滞在することとになってしまいます。そこで、一人の少女と仲良くなるパシフィカですが、しかし、そこで一巻の終わりに登場した少年の暗殺者が……。
今回は一つの町を舞台にした短編連作形式……全体的にこんな感じですすむのか? エピソードがつみかさなっていきます。物語は戦ってばかりと言うわけじゃなくて、しっかりこの町での日常も。なんとなくのんきなやつらだなぁ、とほほえみながら。
しかしそれが……。
以下ネタバレ含む
評価は10中7.5。手軽に読めます。というわけで続き!
2004年08月11日(水曜日)
■ [今日の読了。][電撃コミックス]上山徹郎『隻眼獣ミツヨシ?(2)』
そしてミツヨシも……。しかし、ミツヨシは、それによって防げるとは思ってはいなかった。そしてそれは当たることになる……
『電人ファウスト』『ランポ』の上山徹郎最新シリーズ、最新刊。8月発売電撃コミックス新刊。
日本であり、しかし日本では無い。江土とよばれ、そして忍が生きる、剣士が生きる世界を舞台に、一人の姫と、一人のはぐれ女剣士を中心とした物語。そして、主人公は女剣士でありまして、主要登場人物たちはみんな女性。じゃあ、なんか甘い展開になるのかと言うと、そうではなく、本格的なアクション漫画でありまして、硬派です。すごく硬派。そして独特の……奇才というにふさわしい上山徹郎氏の漫画であります。
そして今回は……ついに江土城を舞台にした戦いが始まります。胸冬たち、祠千代の師範たちも、実践で戦うことになります。そして隻眼を自ら封じたその父親も……。
自分は、コロコロコミック時代から上山徹郎氏のファンであります。氏の本で、現在入手可能な本はすべて800円以上する、A5版なのですが、しかし、それでも確実にファンが買う。そういう本です。
また、絵は、非常に動きがある絵です。戦いのシーンの一部、一番動いている決定的瞬間を、ぱちり、とそのまま切り出したような、時を抜いたような絵で……コマとコマが、激しい戦いのシーンにもかかわらずきっちりとつながっていて、すごく読んでいて映画のようにぱーっと動く。飛沫、波動、それらに特徴があります。
会話のシーン一つでも、止まっていて、キャラクターがカメラ目線と言うか、そういう目線はなく、いつも動いている感じです。
また、出てくる女性はすごくむっちり……なんか唇なんかすごく魅惑的という不思議なかんじでありまして……ふとももが!
そしてそれが動く!戦う!
すべてがすごく濃いです。絵も美しい。だけどそのすごく強い個性で、結構好みが分かれるかもしれません。そのせいかどうかは……あれなんですが、戦っているときにぱんちらとか、そのサービスカット的なものが含まれています。が、それがすげえ生々しい。正装のまま戦えばそりゃあぱんちらにもなりますっていうか、あそこまで緊迫している中で、あえてそれを出すと言うのが、すごく生々しい。(といいつつ……もしこれがその本気でサービスカットのためだけにあるのなら……個人的には無くてもいいかな(^^;)という気もしなくもないかも(汗))
評価は10中8。『蟲忍』『ブラックロッド』など古橋秀之作品のダークな部分の雰囲気が好きな方は、気に入っていただけるかも!
2004年08月10日(火曜日)
■ [本][今日の読了。][ブレイドコミックス]天野こずえ『ARIA(5)』
話を聞くと、おっちゃんは船が壊れてしまい、明日の仕事ができないので、ARIAカンパニーにやってきたのだというが、しかしアリシアさんは予約で一杯。灯里はまだ一人ではお客様がのせられない。
「私の船を貸しますよ」といった灯里に、おっちゃんは「じゃあ自主トレがてら、郵便集配しよう」という。
そして、翌日、灯里は郵便のおっちゃんを乗せて船出する。(Navigation21 郵便やさん)
『浪漫倶楽部』『クレセントノイズ』の天野こずえ最新作。8月発売のブレイドコミックス新刊です。
AD2300年代。地球より地球らしい、火星にある水の都ネオヴェネツィアで、水先案内人『ウィンディーネ』みならいの少女灯里と、そのまわりの人々の物語を、すごく透明感のある美しい絵、そしてじわりとしみこんでいく、ゆっくりとしたマンガです。
一巻ごとに季節を進んでいくARIAも、「AQUA」から7冊目で二回目の秋。火星での地球の二倍の長さのある一年を、ゆっくり進んでいきます。
すごくゆっくりでいやされます。そして、なんというか……「恥ずかしいセリフ禁止!」な彼女とか「左手が」の彼女とか、灯里の友達も。それから、今回はちょっとした
も?また、自分はNacigation24(24話)も好き。なんか……違う厳しさがあると言うか……成長していて、だけどかわってない灯里がなんかいいなぁ。がんばっているんだけど、だけど急いでいない。それがいい。
癒されたい方。とりあえず『AQUA』から、読んでみてください。これは分でいうことは不可能。とにかくおすすめなシリーズです。というか自分は天野こずえ氏自体のファンなんですが。
評価は10中8.5。また、ラジオドラマの続編の情報が帯、および挟み込みのチラシに出てました!期待しつつ。
■ [本][今日の本屋。][富士見ファンタジア文庫][ブレイドコミックス]ARIA新刊とスクラップド・プリンセスを大人買い。
みなさん……なんか今日自分、昼間から怪奇現象を体験してしまいました……。
今思い出してもふるえがきます……(((( ;゜Д゜)))
自分は……今日は午前中、いろいろなこまごまとしたことをして過ごしたのですが……あれは午後一時過ぎでしたか、本日は『ARIA(5)』『複眼獣ミツヨシ』の発売日、そして雑誌二冊の発売日だ~というわけでうきうきと。
しかしそこにこそ罠があったのです……。
一軒目の書店で、『ARIA(5)』と『複眼獣ミツヨシ』を入手できなかった自分は、もう一軒の本屋にいったんです。そこで、私はついに『ARIA(5)』を発見してふと一息。まぁ複眼獣ミツヨシははじめから望み薄だったしオンライン書店で……と思った時、ふと右肩あたりに視線を感じます。そしてふっとふりかえる……
そこで私の記憶は途切れています。
そして気が付いたら「ありがとうございました~」という声を背に受け、紙袋を右手に持って外に出て行くところでした。
そして私はそれを記憶が無いにもかかわらずスキップすらする勢いで車に戻ったのですが……本を置く段階になってふと気付く。
・・
これはなんだ?
そう、その紙袋の中には、大量の本が詰まっていたのです。ぎゃ~(むさい男の声で)
まさかと自分は青ざめました。そして、あわてて財布を見ます。そこには、絶対に使ってはいけないとして封印していたお金が無く、そして、本を買ったことを示す、本屋さんでは滅多に見ることのできない長いレシート……。
というわけで購入リスト
- 『ARIA?(5)』著/天野こずえ?(ISBN:4861270626) 発行/マックガーデン? ブレイドコミックス?
- 『月刊ニュータイプ? 9月号』(雑誌コード:07009-09) 発行/角川書店
- 『月刊アニメージュ? 9月号』(雑誌コード:07577-09) 発行/徳間書店
- 著/榊一郎 発行/富士見書房 富士見ファンタジア文庫
- 『スクラップド・プリンセス? 捨て猫皇女の前奏曲』(ISBN:4829128739)
- 『スクラップド・プリンセス?2 赦されざる者達の騒動歌』(ISBN:4829128984)
- 『スクラップド・プリンセス?3 異端者に捧ぐ鎮魂歌』(ISBN:4829129190)
- 『スクラップド・プリンセス?4 半熟騎士の行進曲』(ISBN:4829129387)
- 『スクラップド・プリンセス?5 捨て犬少女の夜想曲』(ISBN:4829129611)
- 『スクラップド・プリンセス?6 つかの間の歌劇曲』(ISBN:4829113605)
- 『スクラップド・プリンセス?7 通りすがりの子守歌』(ISBN:4829113243)
- 『スクラップド・プリンセス?8 尾張なき恋歌』(ISBN:4829113650)
- 『スクラップド・プリンセス?9 獣姫の狂詩曲』(ISBN:4829113855)
- 『スクラップド・プリンセス?10 遥かなる追想曲』(ISBN:4829114401)
- 『スクラップド・プリンセス?11 路地裏の挽歌』(ISBN:4829115149)
- 『スクラップド・プリンセス?12 反逆者達の多重奏』(ISBN:4829115394)
- 『スクラップド・プリンセス?13 天に響く聖譚歌』(ISBN:4829115629)
- 『スクラップド・プリンセス? サプリメント さまよう者達の組曲」(ISBN:482911469X)
ぎゃあ~じゅ、17冊! どういうことだ、と自分はしばし考えました。たぶん、そのときの自分は自分ではなかった気がします。なにか別の……そう、なにか別の人格が宿っているとしか思えない……。
その人格とは?
- 後先考えない
- 本のことしか頭に無い
- 神様が読めといっている、と都合の良いところだけ信心深い
- なにか条件を貸す……たとえば、調べてみてここにあるのが全巻だったら買おう。などと行い、必ず買うように仕向ける
- その瞬間だけやたらと財布の紐が緩い。
- すべてのことは本のみに優先する
な~んだ、普段と変わらないじゃん。
というわけで第一印象など。
雑誌はまだ読めておりません。すみません明日……。
ARIAは今日の読了にいたしましたのでそちらで。
スクラップド・プリンセスは、MF文庫Jライトノベル新人賞の審査委員に榊一郎氏就任記念……はただのきっかけに過ぎず、ずーっと読んでみたかったので買いました。どうせ全部読むんですから一思いに……ってこんなに一気買いするのって、すべて新品だとブギーポップ以来記録更新。買った時間はそれなりに混雑していましたが、そのときでも「カバーをお付けしますか?」と聞いてくれた店員さんのプロ魂に惚れました(ぉ
どっちにいろ「いえ結構です。」とお断りするんのですが。
というわけで読みます……なのですが、このままでは順調に積読ばかり増えてしまうと言う……う~ん。とにかく読もう。
■ [本][web][電撃文庫]d:id:mayoneez:20040809『電撃組』
書店員であるd:id:mayoneezさまがご自身のはてなダイアリー『日記と言うか落書きにちかいものVer.2』にて電撃文庫の販売制度『電撃組』についての記事をかかれております。
というわけで大変興味深く拝読させていただく。
ライトノベル完全読本のメディアワークス社長インタビューなども読んでいたし、ぼんやりとは想像していたのだけれど、ちゃんとまとめて下さっているのを読み、さらにいろいろ。そういえば心当たりがあるなぁ、と思う。以前……かなり前でありますが、毎月地元の書店に紙に予約したい書籍を書いて、毎月本を予約していた。今じゃ、10日越えてしばらくしてからでも、ちゃんと新刊がそろっていて、なにかよほどのことが起きない限り新刊を入手することが出来るけれど、その当時はそうやって予約しないと買うことが出来なかった。もっというと予約しても買えないこともあって……なるほどこういうことになっていたのか。
また、予約した本だが、自分は予約したから買えていたが、店頭にそれが並んでいないことも多かった。そう考えると、当時書店の担当の方が結構苦労して発売日に本をそろえてくれていたのではないかと思うのだけれど。
そして、現在はそのレベルを超えて、新刊が確実に入るようになったのだろう。ポストカードとかも置いてくれてあるし。
と言うわけで、やっぱり書店はいつもの書店と言う風に通うのがよさげ。そして、自分にあった書店と言うのは、かなり大切であると。そもそも自分のように地方在住者は自分の行動範囲では書店が一店舗しかないとかいうのもあるのですが。
こういう制度って、新しい書店にはつらい、というのもあるでしょうけれど……普通の商品を扱う小売店では結構当たり前のことか?と思ってみたり。売れる商品を重点的に卸す、というのは。書店は、ある程度専門的に特化することが良いと思う。といいつつ、全部一律これにすればよい、と言う話では無いだろうけれど。と、素人の雑感。が、商品の種類が書店と、普通の商品のを扱う小売店とは圧倒的に違いますし、こうやってやるのは難しく大変難だとは思うけど、現在では情報処理技術が発達してきているためこういうこともきめ細かく分析とか。
2004年08月08日(日曜日)
■ [本][今日の読了。][電撃文庫]渡瀬草一郎『空ノ鐘の響く惑星で (4)』
迫ってきたフェリオの軍に、レージク、そしてレージクの補佐をするクライスはある策を仕組む……
幼なじみ作家としても有名(自分の中で(ぉ))『陰陽ノ京』『パラサイトムーン』の渡瀬草一郎の最新作。しっかりと作られたファンタジー。8月発売の電撃文庫新刊。
ついに兵と兵がぶつかり合う戦。フェリオたちは、王宮と、人質、そして国を奪還するためにライナスティへと攻め込みます。勝つには短期決戦しか無いという状況の中での戦いです。
そしてついに表立って指揮を執ることになったフェリオ、初めの頃とくらべるとずいぶんと責任感が強くなって、王子らしくなってきた。そこで
なんか渡瀬草一郎作品の感想を書くとき毎回同じ子と書いている気もしますが(汗 見かけ結構地味です。目立つ感じじゃないのは今までの渡瀬草一郎作品と同じ。そして、さらにしっかりおもしろい。読むとはまるのも同じです。
以下ネタバレ含む。
完全に続き物なんですが、それが一定の間隔で確実に出してくださっているので、安心して読めますし、かなりお勧めのシリーズであります。
評価は10中8。次から新展開?
2004年08月06日(金曜日)
■ [今日の読了。][電撃文庫]岩田洋季『護くんに女神の祝福を! (4)』
絢子さんったら、からかいがいがあってたのしいわぁ。特に護くんのことになるとすぐ赤くなるですもの。……な『護くんに女神の祝福を!』シリーズ最新刊。ピュアラブコメであります。ピュアですピュア。そしてラブコメ。8月発売電撃文庫最新刊です。
恋に障害はつき物ですが……今回は世界的な……世界一のビアトリスの使い手「魔王」の異名をとる男が、教師として学園にやってきます。そして、今のところ、最近ビアトリスに触れはじめた護と、魔王の異名をとる男で、絢子さんをかけて対決をします。
が、基本的には信じあっている二人。というわけで「ま~、絢子さんったらもう赤くなっちゃっても~(以下略」であります。が、結構はらはらさせられたり。ええ、もうかなり感情移入してます。
以下ネタバレ含む。
評価は10中8。 本当、青春でありますよ。青春。そして、らぶらぶ。そして、王道でもあります。21日発売予定の電撃hpvol31で連載開始らしく。そちらも楽しみに。
■ [本][今日の読了。][ソノラマ文庫]笹本祐一『ARIEL読本』
笹本祐一の代表作にして、ライトなSFの走り?ともいわれるARIEL。20巻、全53話で見事完結した『ARIEL』シリーズですが、その設定や裏話、インタビュー、さらには短編を載せた本であります。
短編は「謎の実験艦船」であり、完全新作書き下ろし。
いっつものエリアルです。女難の相がでている優秀ながら苦労性のハウザー艦長が中心で、そのほかの地球側(?)は出てこないけれど。そして……なんか物語が途中でぶっつり終わってますよ!? 続きを執筆なさる予定ということでしょう、きっと。
さらにこのほか、文庫に収録されていない作品三作品、「MIA捜索指令」「和美の一番長い日」、雑誌復刻と言う形で「イドの中の怪物」も収録し、さらにアニメの脚本家・笹本祐一による原稿も収録。
また、格話の解説がかなり事細かに載っております。自分なぞは楽しんで読んでいたけれど「これきっと元ねたあるんだだろうけれど分からんな~」と言う部分が補完され、さらにいっそう楽しめる感じであります。
さらに、笹本祐一によるイラストレーター鈴木雅久の濃いインタビューに、エリアルコミックなどに参加した人、笹本祐一、ARIELに関係の深い人物からのコメント、とどめに昔カセットテープで出たエリアルのドラマ『野良宇宙艦の恐怖」をCD化して収録している。
なんというか著者によるファンのための本でありまして、とにかく濃い。とりあえず20巻まで読破したファンならとりあえず買っておけという代物であります。そして、その格話のコメントを見ているとなんかその話がおもいうかんできてなんとも読みたくなってくるわけでありまして。
と言うわけで突然ですが自分の好きなARIELの、本編に直接絡んでこない話TOP3!
- 「第14話 決算大戦略 ――受験生の逆襲――」
- 「第11話 続・タイムトラブラー」
- 「第28話 女子高生の危険な温泉旅行」
といいつつ順不同。さらにぱっと思いついたのだけなのだけれど、この三つはなんか妙に印象にのこっているんだよなぁ。特に受験生の逆襲は、あの「にょきにょき」が……。
また、朝日ソノラマのサイトで、ARIEL読本発売記念 「ARIEL Q&A」が公開されております。以前募集していたもののようで、しっかりと答えています。
番外編の続きは、けっこう読めそうな気がする。というわけで、出ることを信じて待つことにします。
■ [本][今日の本屋][電撃文庫][ハヤカワJA]電撃文庫新刊入手&復活の地入手!
でっかい入道雲に見守られつつ、電撃文庫新刊がそろそろ出ていると言うことで、うきうきと本屋さんへ。
ありました!
というわけで購入リスト。
- 電撃文庫
- 『空ノ鐘の響く惑星で』 著/渡瀬草一郎(ISBN:4840227586)
- 『デュアンサーク?II(4) 魔法戦士誕生<下>』 著/深沢美潮 (ISBN:4840227519)
- 『護くんに女神の祝福を!(4)』 著/岩田洋季(ISBN:4840227578)
- 『ロボット妹 改人類みな兄妹~目覚めよ愛の妹力~』?著/佐藤ケイ(ISBN:4840227543)
- 『いつもどこでも忍2ニンジャ?(6)春日マコト暗殺指令!』著/阿智太郎(ISBN:4840227551)
- 『シュプルのおはなし?(2)』著/雨宮諒(ISBN:4840227527)
- 『ダビデの心臓?』著/スズキヒサシ?(ISBN:4840227616)
- ハヤカワJA
- 『復活の地(2)』著/小川一水(ISBN:4150307660)
第一印象など。
空ノ鐘、デュアンサーク、護くん、ロボットイモと、忍2、復活の地は作家&シリーズ買い。シュプルのお話はシリーズ買い。ダビデの心臓は新シリーズだと言うので購入。
護くんは、今日の読了にいたしましたのでそちらで。
空ノ鐘は、ウルクが~! というわけで、完全な続き物でこころまちにしていました。とりあえず外部からの除法を一切シャットアウトして時間をつくってじっくり読みます。
デュアンサークは……既刊を読破してから(汗 シュプルのお話も(汗
ロボット妹は……暴走。この一言につきるというか、本気で文庫化さた?とりあえず全編読めると言うのをよろこびつつ。解説はおかゆまさきがしている模様でそれもたのしみに。
忍2ニンジャはもはや反射的に買う阿智太郎の新刊であるため購入。レーベルはまたにかけているものの二ヶ月連続刊行でうれしい限り。な~んにも考えずに空っぽにして読みます。
ダビデの心臓は……なんかすごく濃く妙に浮いているタイトルロゴが印象的(汗 読んでみましょう。
復活の地は、三巻全部そろってから読もうと思っておりますが、近所の書店では新刊のときに買い逃すと手に入れるのが難しくなりそうな状況なので今。しかし三巻が出るまで封印……するよていだが、評判を聞くに封印しきれるか。今読むべきでしょうか?
というわけで、読みます。読みますよ~!
2004年08月04日(水曜日)
■ [今日の読了。][富士見ファンタジア文庫]冲方丁『カオスレギオン 02』
そして人々は用意された新たな土地に旅立つことを決意する。そこははるか離れた場所にある土地……。しかし、その間にはレニオスが敷いた罠と、そして蛮族の土地を通らねばならない。そして、二万の民を守るのは、数十騎、そして、一人の軍団(レギオン)ジークのみ。そして集団は歩き始める……
カオスレギオン02、シリーズ四冊目、読了。
今回は、三人は、故郷を失った二万と言う民を導き、新たな土地に移住させるという旅です。土地に残された騎士団はわずか。そしてそんな状況でレギオンであるジークが彼らを守り、束ね、そして歩いていきます。
と、それもですが、なんというか、今回は酒色におぼれるお調子者で、領主の息子「エノル」と、領主の友人の娘であり、騎士になって勇ましいおじょうさんの「カヤ」の二人が登場するわけでありまして。成長物語ですよ。「大切な腐れ縁」とかいっている幼なじみでもうなんというからぶらぶ。(と言う風にしか自分の目には写りません(ぉぃ)そして、見ていて爽快であります。
さらに、物語は、レニオス側とジーク……ノヴィア側とふたつが進んでいきます。仕掛ける側と、それを突破する側です。
以下ネタバレ含む。
評価は10中8。さらに!03,04と買ってあるのである!。読みます。
2004年08月03日(火曜日)
■ [今日の本屋。][ソノラマ文庫][徳間デュアル文庫][角川スニーカー文庫]本屋……不発。仕方が無いのでbk1にお願いすることに。
本日は、エリアル読本の発売日~!というわけで、うきうきと本屋さんへ。出かける前に母に「今日の料理の8月号買ってきて~」「へ~い」などといってでてきたわけですが。
一件目。無し。あれ~? この店が一番確率が高いのだが。次。次の書店は(ライトノベルの種類は一件目のほうが充実している感があるが)本の量が多いし。
二件目。無し。あれ~? あ、店員さん。すみません。朝日ソノラマの新刊なんですけれど、え?ない? あ、いえ、注文は結構です。はい。お手数おかけしました。
三件目。無し。ん~~~。 つーかソノラマ文庫も一冊もないし。
不発でした。いや、頼まれた今日の料理は買えたのですが。orz。
というわけで、困ったときのオンライン書店。新刊でありますし、とりあえずいち早く入手したいので、経験上、一番発送が早く確実なbk1にお願いすることに。もちろん宅配便指定である。250円はちいと痛いが、この際致し方ない。 また一緒に探しにいった、古橋秀之版デモンスベインも捜したのですが、なぜかそれもなく……。唯一一冊あった三件目はちょっと本の状態がひどかった(カバーの折り返しの部分が破れて……)ので買えずだったものを購入。
というわけで購入リスト。
- 『ARIEL読本』 著/笹本祐一(ISBN:4257037016)
- 『斬魔大聖デモンベイン?』 著/古橋秀之(ISBN:4044278083)
- 『微睡みのセフィロト?』 著/冲方丁(ISBN:419905104X)
注文日時は、本日8月03日22時23分。
発送完了メールが8月04日0時06分……え?
もう発送された?ってそんな馬鹿な。bk1の配送センターって24時間体制なのだろうか? まだヤマト運輸の配送にはのっていないようで、発送ステータスはまだ登録されていないけれど……うーん。
2004年08月02日(月曜日)
■ [今日の読了。][富士見ファンタジア文庫]冲方丁『カオスレギオン 01』
そこで、旧知の領主と再会するジーク。そして、ノヴィアは、その領主の息子で、車椅子に乗っているレニオスと、そんな彼に影のように付き添うトールの二人に出会う。 そしてレニオスと親しくなるノヴィア。しかし、レニオスは、自らの中に父への憎悪を抱いていた――。(シャイオンの怪物)
冲方丁カオスレギオンシリーズ、三冊目、読了。中編一編に長編一編、といってもいいくらいのボリュームです。「在りし日の凱歌」と「シャイオンの怪物」の二編を収録。
在りし日の凱歌は、ジーク、ノヴィア、アリスハートの三人は、紋章を授賞式に望むノヴィアのために、銀の乙女総本山である、マグノリア大聖堂に滞在し、そしてそのための審査を受けます。
そこで、なかなかいいキャラしているおばさん……といっちゃいけないか、銀の乙女の最高位の女性も登場し、舞台は今までに無いくらい平和なかんじ。だけど、ノヴィアにとっては……。
。そして、銀の乙女の最高位の女性は、すばらしい方だと思う。そして、三分の二を占めるシャイオンの怪物は、ジークとノヴィア、アリスハートの三人は、シャイオンという都市に行きます。そこで、ジークは旧知の人物に出逢い、そしてノヴィアについても……。
そして一人の少年とであいます。これがも~! 愛らしい面と、そしてもう一つの面を持っている少年で、そして、ノヴィアとその少年レニオスは近づいていくのですが……。
なんというかすさまじい。厚さも密度も結構高いです。だけどすごく勢いがあって……。また、ジークとノヴィアの信頼関係、それから今回なんか一番苦労しているんじゃないかと言う気すらするアリスハートの三人が、戦いのなかでほほえましくっていい感じ。
評価は10中8。さ、次も用意してあります。よみますよ~!
2004年08月01日(日曜日)
■ [企画][今月の三冊]今月の三冊2004年07月
今月の三冊、2004年07月分であります。
三冊じゃないんですが、その、これ以上絞れません。全部お勧めであります。
順不同。
- 『楽園の魔女たち (21) 楽園の食卓 後編』著/樹川さとみ
- 『マルドゥック・スクランブル』全三巻 著/冲方丁
- 『我が家のお稲荷さま』 著/柴村仁
- 『銃姫(2)~The lead in my herat~』著/高殿円
キーリもよかったんですが、まだ上巻だけということで。
楽園の魔女たち、は、最終巻……も~感無量です。おすすめシリーズです。
マルドゥック・スクランブルは圧巻。
我が家のお稲荷さまは、あのなんでもない感じが好きです。
銃姫は、次へとつながる一歩。
詳しいことはその日の日記をご覧ください。が、おすすめです!
■ [N&I]少年少女科学倶楽部さまによる「このライトノベルがすごい!」フェアがすごい! さわや書店上盛岡店編 公開!
このライトノベルがすごい!でフェアを行った書店の方へのインタビューをなさっている、少年少女科学倶楽部さまによる、「このライトノベルがすごい!」フェアがすごい!さわや書店上盛岡店編 、id:mayoneezさまへのインタビューが公開されております。
作成なさった狩田さま、ならびに、id:mayoneezさまほか関係者の方々に感謝しつつ拝読させていただく。
なんか、活気のある書店というかんじでありまして、やっぱりうちの近くにもほしいな~。という感じであります。近所に住んでいる人がうらやましい。こういう気合の入った書店と言うのこそ、これから残っていく書店なのではないかとか、生意気にも思ってみたり。とりあえず文化を発信するという意味もある書店なのに、硬直化していてどうするよ、というような書店は結構ありますから、こういう書店が近くにあるのは本当にうらやましい。
また、インタビューの中では、このライトノベルがすごい!から、ライトノベルについての話、書店についての話にも少し触れられております。
なぜか、本って大抵事前に注文できないというのはどこかで小耳に挟んだことがあるんですが、MF文庫Jはできるんだ……とかは自分的にちょっと納得してみたり。
MF文庫Jって、自分は、無いところには一冊も無いけれど、あるところ(それが大型スーパーの中にある小さな書店でも、高校の近くだったりすると)にはきっちり新刊がそろっていることが多い、と言う感覚を持っていて。、「なんじゃこりゃあ!」とど~んと過剰に平積みされていることもそれほど無ければ、「おい、全く無いぞ」ということもあまり無い気がして。
というかどうしてそうできないんだろ。という素朴な疑問を持ってしまうのは、まぁ素人考えなんだろうけれど。
また、木村航氏か……。自分の地元でいうところの、あの某作家((ヒント・自分のハンドルは、恐れ多くもその方にあやかってつけさせていただいております)みたいなもので、地元人の方なんですね。そういう風な感じってうれるのかしら。 というかid:mayoneezさま、面識があるんですか?
また、インタビューアーで、HTML化して掲載している狩田さまの注もやっぱりすごい。これだけでもかなり読み応えがありますな。
■ [本][物欲リスト]今月8月発売、私的注目のチェックリスト
今月発売予定の新刊からの私的チェックリスト。
情報は、FANTASY Bookmark さまほか、格出版社・レーベルの公式サイトおよびメールマガジン、大洋社bookIndex などから。
予定は予定なので、特に下旬発売予定を中心に、延期もありえると思います。
- 8月01日発売予定 角川スニーカー文庫
- 8月10日発売予定 電撃文庫
- 8月10日発売予定 徳間デュアル文庫
- 8月10日発売予定 電撃コミックス
- 8月10日発売予定 ブレイドコミックス
- 8月上旬発売予定 ハヤカワJA
- 8月上旬発売 朝日ソノラマ
- 『エリアル読本』? 著/笹本祐一 (ISBN:4257037016)
- 8月20日発売予定 富士見ファンタジア文庫
- 8月25日発売予定 MF文庫J
- 『あそびにいくヨ!(4)』著/神野オキナ(ISBN:4840111359)
- 『神様家族 (5)』著/桑島由一(ISBN:4840111340)
- 『世界最大のこびと』著/羽田奈緒子(ISBN:4840111324)
- 『KURAU? (1)』著/富永浩史?(ISBN:4840111332)
- 8月27日発売予定 少年画報社
- 8月下旬ごろ(だいたい25日ごろ)発売予定 ソノラマ文庫
- 8月下旬ごろ発売 ワニマガジン社
……24冊……えっと、先月も多いと思ったけど、今月はさらに多いですよ? というか馬鹿じゃねえの?>自分
そのなかで、二冊1500円越え……ま、まぁあくまでもチェックリストなので、全部買うことはまずありえません。ありえませんってば。あははは。
mayoneez2004/08/02 02:18いやいや、面識はありませんよ<木村航氏 ただ、メールをやりとりしたことは少しだけあります。
mayoneez2004/08/02 02:42私信です。高森太郎様のメールアドレスが分かりません。私宛ににメールを送っていただけますか? ちょっとメールの方が都合の良いお話がありますw。mayomayo@mail.goo.ne.jp