高森太郎の日記。@B-g 本の虫の書庫

 ライトノベルを中心に読む本の虫で専門学生の、書籍に関する日記であります。

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2004年07月19日(月曜日)

[][]冲方丁『マルドゥック・スクランブル』(全三巻)

マルドゥック・スクランブル―The First Compression 圧縮 (ハヤカワ文庫JA)

『マルドゥック・スクランブル』(全三巻)

著/冲方丁 イラスト/寺田克也?

発行/早川書房 ハヤカワJA?

「なぜ、私なの?」「死んだほうがいい」……少女娼婦バロット。彼女は、彼女に新しい身分を与え、囲っていた男に、車の中に閉じ込められ、爆炎に焼かれる。 ――次にバロットが意識を浮かび上がらせたとき、そこには、瀕死の彼女を助けた、委任事件担当官のドクターと呼ばれる男と、そして同じく委任事件担当官のウフノコック――ねずみの姿を持ち、自らをあらゆるもの……武器にも姿を変えられる、いや、万能武器として生まれた彼がいる場所。

 バロットは、自らに施された「マルドゥック・スクランブル09」の適応による能力と、新しい環境を感じながら、すごしていく……。しかし、バロットを焼き殺そうとした男が放った、別の事件担当官の手がバロットに迫る――。

 このライトノベルがすごい! でも、このSFがよみたい!でもでていて、も~気になっていた本であります。シリーズ三巻というより、上。中、下といったかんじで、完全につながっている作品でありますので、三冊まとめて読み終わって読了であります。


 この作品、SFです。そして、それと同時に、一人の少女が、脱皮して、勝ち抜いていくために、新たに生きるためへの物語であります。

 実は、冲方丁氏の作品を読むのはこれが初めありますが、あらゆる面ですごい。物語の流れ、つながり、そして……ありがちな方向に流れそうで、絶対に流れないこと、読ませ方、なんかすごい。

 そして、いろいろなところを、著者氏本人は「現実のほうが」と書かれていますが、しかし、それを正面から書いている感じがするところがすごい。また、キャラクターが。

 自分などは普段、電撃文庫MF文庫J周辺を中心に読む人で、ハヤカワ文庫系は、ほとんど話題になっているから、という程度しか読まないのですが、そうやって未チェックで、気になっているけど読んで無い人、とりあえず読んでください。読むべきです。

 以下ネタバレ含む。

 物語の中では、実は始まりから最後まであんまり時間がたってなくって、その間の物語が丁寧に書かれているというかんじで……特にカジノのシーンは圧巻であります。戦闘シーンなんかより、ずっと緊迫感があって。そして、自分は、そのカジノでのあいて、アシュレイと、ベルウィングが、なんともお気に入り。そして、その前でドレスを着て、お嬢さまを演じているバロット。いや、これも戦いか。

 自分は手札の基本的な型なかはともかく、詳しいルールを知らないんだけれど、それでも緊迫感が伝わってきて、思わずこっちもうわっと飲み込まれていました。


 そして……はじめはなんか妙な人だ、と思ったドクターとかも、物語が進むにつれて、自分もバロットとともに彼らのことが分かってきて、なんかだんだん好感もてました。ウフノコックは、なんというか十二国記の楽敏というか、単にねずみだからというより、本質的にいいいとなんだな~、そしてこういう星の巡りあわせと言う感じで……。

 これは三冊で一つの物語です。一冊だけ買って読み、もし万が一本屋さんが開いていない時間に読了した場合……ものすごく後悔するでしょう。三冊一度に買って読むことをお勧めします。

 また、冲方丁氏のサイト『ぶらりずむ黙示録』で、7月一杯まで(この期限がたぶんなにかその先にあるんだろうということを予感させますが)マルドゥック・スクランブル、プロモーションが公開されています。

評価は10中9。なんつーか自分の筆力ではよさがまったく伝わらないけれど(汗 とりあえず気になっていたらとりあえず読みましょう!

[][]小野敏洋『バーコードファイター』1~5(再読)

 ゲーム好きの少年、虎堂烈は、「天気ピーカンいい気分」「こんな日の放課後は」「久しぶりにゲーセンに直行だァッ!」と、よく行くゲームセンターに直行するが、なぜかいつもの場所はがらーんと人が誰もいない。おっちゃんが言うには、みんな新しく屋上に出来たゲームドームにいるらしい。

 早速そこに言ってみると、そこはなんと、ドームの天井全体がモニターとなった空間、そこは、バーコードをつかって戦うゲームの場所だったのだ!

 しかし、そこで幼馴染のさくらに借りたバーコードであっさりと負けてしまう。しかも負けた野郎は掛須巧という七三わけな奴!

 そして列は、一週間後カケスに勝つために、「さくら手伝え!!」とあちこち探し、そして研究を重ねる。そしてついに、自分のバーコード「ダッシュビートル」を見出した烈は、掛須との戦いに望む!

 いっちょバリバリ少年漫画、小野敏洋のバーコードファイター全五巻、再読であります。 復刊記念と、最近立て続けに「バーコードファイター トラウマ」で、本の虫の書庫にいらっしゃる方々がたくさんいまして、それもってことであります。

 さて、自分のつたない文章でありますが、上の文章をご覧になっていただくと、普通に「あぁ、良くあるメーカー協賛の少年漫画ね」という感じでありましょう。が、違う。これを、自分のつたない文章でありますが、最終巻である第5巻をちょっと書いて見ます。

家庭用のバーチャルリアリティー体験ゲーム機が発売された。 さくらは、そこでとあるゲームショップで手に入れた、不思議なゲームソフトを入れる。 典型的なRPGな世界ね、と、さくらはデータを入力していく。性別は当然女の子、なまえは、サクラ、職業は……「お姫さま」……次の瞬間。さくらは魔王の白で白いスーツを着て、黒い首輪と太い鎖でつながれていた。そして、意識はゲームの中に……。

 烈は、翌日、学校に現れないさくらを心配して、さくらの家に足を運ぶ。すると、そこには気を失って倒れたさくらが!そして、それにはバイオコードの技術が使われていると言う……。

 烈たちは、さくらを救うために、さくらをゲームドームへと運ぶ。そして、ゲームドームから、さくらが囚われている世界へと入っていく……

 そう、最後のほうはほぼバーコードバトラーとは関係ありません!ええ、関係ありませんとも。


 物語は、はじめの三巻はバーコードバトラーな感じですが、途中でバイオコードがでてくるあたりから変わり始め、はじめから一般的なこういうメーカーのホビーと提携したようなものとはちょっとにおいが違う感じがしていましたが(一巻のP59の、5コマ目で、烈がバーコードを採取しているシーンで出てくるものが、まんがじゃなくて小説だったりとか((たとえば、今見るとスティーブン・キングの『キャリー』だとか、マイク・レズニックの『一角獣をさがせ!』だったりする。 というか『一角獣を探せ!』は普通に読んでみたい)して)

 そして、多分、トラウマの理由としてあげているのは……以下ネタバレ含む。

 ヒロインが、男です(え゛え゛~!という読者の声も収録)。というか、すげーかわいい子なわけですよ。「れっちゃん!」、てなもんですよ。そしてかなり来て、二巻の中ごろで明かされます。 また、後に、某ダンボール覆面作家上連雀三平の作品にも出てきているとかいないとか。

そしてここら辺に、小野敏洋氏のメッセージが隠されていると思う。

 トラウマと言うより、ここらへんに自分の原体験があるんじゃないかという……。かなり影響されています。

 そのほかに、少年漫画ですけど、しっかりと、大人(おっさん)や兄ちゃん、そして麗しくってかわいいお姉さまもしっかりでてきて、小野敏洋氏ですよ。

 また、勝気な女の子「鈴白綾」ちゃんや、「バトルが終わればただのおもろい外人」のスティーブ、樹雷三兄妹とか、大阪に澄む烈のライバル「カイ」も出てきます!もうここらへんは王道ですよ!

 とにかく燃えます。そして、さくらちゃんに萌え~ですよ。けなげな幼馴染です。

 また、メカが独特の丸みを持っていて、分かりやすくて独創的なのもバリバリ。なんかすっごく戦うためのメカという感じがしないのがいいかんじでありまして、なんか無意味に鋭くないのがなかなか。キャラクターに会ったデザインがされてて、これもお気に入りであります。

 というわけで、気になった方は、とりあえず復刊ドットコムの、バーコードファイター復刊ページへ。秋ごろ予定だそうでありますが、まだ投票受付中との事。

 自分としてはこれと一緒に、甲殻機神ヤドカリくんも復刊してほしいところ。こっちもいいんです。

評価なし。不能。自分はは大好きだ~ッ! さくらちゃん萌え~。

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