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2012-01-22
■ [Reader][Reader Store]Reader Storeで青空文庫のテキストを無料でダウンロード 
プリインストールの試読版で、読書環境の快適さを実感した後は、「eBook Transfer for Reader」という専用ソフトをインストール。ネットで見ると重い、使い勝手悪い、とさんざんな評価だけれど、期待してなかったのでそんなに悪くない。
つぎにソニーがReader用に用意したReader Storeを使ってみる。
いきなり有料の電子書籍を購入してうまく動かないといやなので、無料でダウンロードできる青空文庫のテキストの中でも短い物を選ぶ。無料のコンテンツでも、My Sony Clubの会員登録はしなければいけない。
新緑の庭
芥川龍之介(著)
青空文庫
2011/01/21 Reader™ Store発売
フォントサイズMでも5ページしかない掌編。新緑の頃を迎えた庭の植物たちが会話しているだけのちょっとシュールな描写。
Webでも読める(http://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/4280_6763.html)けれど、明朝体の縦書きだと全然雰囲気が違う。旧仮名遣いがしっくり来る。ルビも()くくりでないので読みやすい。
庭
芥川龍之介(著)
青空文庫
2011/01/21 Reader™ Store発売
25ページ。旧仮名。
旧家の庭が荒れ果て、その後穀潰しの次男とその甥によって再建が図られる、というだけの話。全体に暗いけど、この暗さとやっつけ具合がいい。
邪宗門
芥川龍之介(著)
青空文庫
2011/01/21 Reader™ Store発売
172ページ。こちらは新仮名遣い。
「地獄変」の続編なんだけど、未完。堀川の若殿のキャラが立ってて面白い。万事風流を愛する優男なのに、「地獄変」に出てきた大殿(父親)との確執や毒舌に、いわゆる文系男子の陰湿な知性の使い方が顕著に出ている。豪儀ですぐ実力行使に出てしまうけれど、口ではとうてい敵わない大殿がまた。
2012-01-21Sony Readerを買った
■ [Reader]Sony Readerを買った 
ある程度ラインナップが揃うまでは、端末を買っても読む物なさそうだと思って、ずっと買い控えていたけれど、Readerの新機種が出て、旧型が安くなっていたので買ってみた。11000円。

ソニー(SONY) 電子書籍 Reader TouchEdition 6インチ(シルバー) PRS-650-S
- 出版社/メーカー: Sony
- メディア: Personal Computers
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電子書籍端末はいろいろ出ていて、長いことどれにするか迷っていた。今までは「どれで読むか」より、「何を読むか」の方が重要だと思っていたので。でも、産後、眼の調子が悪くて、長い時間液晶画面を見ていると疲れてしょうがない。店頭でReaderが採用している電子ペーパーの読みやすさを確認して、これならたくさん読める、と思ったのが一番の決め手になった。
iPadの重さや液晶画面のまぶしさと比べると、やっぱりReaderはあくまで「読書専用機」なので、長い文章を読んだときの快適さが全然違う。
とりあえずプリインストールしてあった『天使の代理人』と『悪人』の試読版は1日で読み切ってしまった。