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2004-10-12『お厚いの~』から一冊読んでみる?

[]『意志と表象としての世界』 はてなブックマーク - 『意志と表象としての世界』 - BookSynapse

さっそく図書館で中央公論社の『世界の名著 続10』に収録されていたのを借りてきたのですが、「責任編集 西尾幹二」の名前を見ておもっいっきり意欲減退しています。そういう思想なんですか、ショーペンハウアーって。そっち方面はなるべく避けてきたので専門分野だとは知りませんでした。

[]自殺志願:マインドレンデルの由来 はてなブックマーク - 自殺志願:マインドレンデルの由来 - BookSynapse

これだけで終わっても申し訳ないので、偶然発見したネタを。

この『世界の名著 続10』の冒頭に、西尾幹二による「ショーペンハウアーの思想と人間像」という100ページもある文章が収録されているのですが、その中の「1.ショーペンハウアーの虚像をめぐって」の中にこんなくだりが。

マインレンダー(1841-76)という素人哲学者がショーペンハウアーを研究し、自殺礼讃の書『救済の哲学』二巻を残して、三十五歳にして自殺を決行したという事件があったからである。

西尾維新の戯言シリーズ番外編『零崎双識の人間試験』ISBN:4061823590に「奇怪な大鋏“自殺志願(マインドレンデル)」*1というのが出てきて、またけったいな…何の由来があるんだろう、どうせまたマイナーな漫画あたりがネタもとなんだろうなぁ、と思っていたのですが、ここからでしたか。

どうせならこの人が書いたという『救済の哲学』が読んでみたいと思ったのですが、google:マインレンダーで調べてみたところこんなやりとりが。

Re: マインレンデル 通行人 - 09/25(土) 20:43 PC [HOME] [削除]

「或旧友に送る手記」に出てくる「マインレンデル」のことですよね。

広津和郎「あの時代―芥川と宇野―」(岩波文庫『同時代の作家たち』に収録されているので今でも読めます)の「六」に、芥川自殺の当日、集まっていた友人たちに芥川自殺の報と遺書が届いた。彼らのうちマインレンデルの名前を知るものはいなかったが、広津が偶然知っていて「ショウペンハウエルの弟子で自殺した若い哲学者だよ」と言った、とあります。フルネームは、Pilipp Mainlander [lとnの間のaはaウムラウト](1841-76年)。本名 Pilipp Batz 。『哲学事典』の類では、マインレンダーと記されてもいます。主著は、Die Philosophic der Erlosung[lとsの間のoはoウムラウト],1876.これの邦訳があるかどうかは未確認です。

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Re: マインレンデル なち - 09/30(木) 21:17 PC [削除]

参考までにNACSIS Webcatのサイト http://webcat.nii.ac.jp/でMainlanderを入れて検索したら5件かかりましたよ。

邦訳はないのではないかと思われます。(←すみません私が思うだけの発言です)

人名事典を引いてみると先に通行人さんの書かれていることですが・・広津和郎氏が言ったと同じ「ショウペンハウエルの弟子で自殺した若い哲学者」と載っていました。

http://bbs2.on.kidd.jp/?0309/fukushima7

同じこと考えてた人がいた模様。ほかのデータベースも調べてみましたが、残念ながら邦訳はなさそうです。原書が東大にあるみたいなので、ドイツ語の出来る人はぜひ訳してください(笑)

芥川の著作での表記google:マインレンデルだと芥川関連がずらーっと出てきます。

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