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2008-02-01

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通訳 (海外文学セレクション)

通訳 (海外文学セレクション)

SFマガジンにて発見した書。数箇国語の同時通訳中に奇声を発するようになった通訳に端を発し、人外の言語へと至る流浪の過程を描く。

部分的には言語SF的、また部分的にはクトゥルフを思わせる部分があるものの、最終的には思ったより大人しい路線に落ち着いてしまったのが少々残念。

割合薄いので気軽に読める。

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ラブやん(9) (アフタヌーンKC)

ラブやん(9) (アフタヌーンKC)

どーすんだコレ。もうすぐ10巻になるんだが。

元々ストーリーも何もない読み切り形式なのでどこで終わっても良いようなものだしどこまでも続けられもするのだが、それにしても着地点が見えない。

まあ今回は比較的、電車内で読んでもまだ抵抗の少ない内容であったとだけ。

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神戸在住(10) <完> (アフタヌーンKC)

神戸在住(10) <完> (アフタヌーンKC)

これで完結。10巻かぁ……全90話+最終話、それに少々の挿話。大体8年連載した計算である。

地元というわけでもないが、1年間暮らしていた町であり、また頻繁に通った場所でもあるので見知った街ではある。ほとんど通過点ばかりの東京より良く知っているかも知れない。

どこまでが体験に基づくもので、どこからがフィクションなのか知らないが、その「普通の生活」っぽさは穏やかで心地良い雰囲気であった。


ところで作者はその後、密かに弾けていたカバー裏漫画的方向で新規連載を始めているわけだが、それの1巻の方が前作最終巻より先とは……まあ何しろ「5話書き下ろし」であるから仕方ないとは思うのだが。

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この世界の片隅に 上 (アクションコミックス)

この世界の片隅に 上 (アクションコミックス)

戦中の広島を描いた作。そこここに戦争の影響が伺えるが、悲壮さはない。困窮としてはいるが穏やかな生活。

それはそうと、巻頭のちょっとメルヒェンを含んだ話が好きなので、こっち方向でもう少しお願いします。


……ところで嫁入り時に祖母から教えられる傘のくだり。あれ多分隠語……だよね。何とは云わぬが。

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朝霧の巫女 5 (ヤングキングコミックス)

朝霧の巫女 5 (ヤングキングコミックス)

待ちに待ったり、なんと4年振りの新刊である。なんでこんなに空いちゃったのか知らないが。

最早序盤の色含みギャグ含みの雰囲気は飛んでいる。天津は幽世に引き込まれ、その昏い世界を彷徨う。因縁が明らかにされ、それぞれが役割を全うする。国生みは近い……それがどちらに与するにせよ。


序盤微妙にギャグ路線だったりラブ路線だったり、巫女委員会とか言いだしたり*1となんか暴走気味のため敬遠しがちだったが、実に衒学的*2な傑作に成長している。こういう作品が世に足りない。


日本神話/民話に根付いた構成というのは、多分西洋に於けるファンタジーのバックグラウンドと同様の意味を持つのだろうと思う。日本人には基礎知識がないため俄に理解できぬことだが、恐らくはファンタジーにも同様の、現世事実との結び付きによる深まりというものが見られる筈だ。

単に作者の考えた超能力を乱発するだけで成立するような「少年漫画」の類とは本質的に異なる、衒学エンタテインメントの粋である。

*1:まあそもそも今上天皇が少女だったり国定機関としてのオカルトが存在したりする世界なので法力妖術の類いが広く認知されており学内での巫女組織もそれほど奇異ではないのだろうけど、説明なしにその部分だけ見ると誤解するよな

*2:普通は蔑みみの言葉だが、ここではむしろ褒め言葉として用いたい

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