芹沢蔵書目録 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2008-01-23

去年読んだ数 去年読んだ数 - 芹沢蔵書目録 を含むブックマーク はてなブックマーク - 去年読んだ数 - 芹沢蔵書目録 去年読んだ数 - 芹沢蔵書目録 のブックマークコメント

漫画以外で67冊、ちょっと少なめか。

漫画は107冊、ツタヤでレンタルした『ギャラリーフェイク』全32巻が効いている。

一昨年は漫画61、それ以外74。特に後半、漫画1に対し小説10〜20を集中的に読んでる。逆に前半が漫画ばかりなのは、当時まだ図書館利用が困難であったからだろう。確か2006年7月あたりから夜9時まで開館の駅前図書館ができてアクセス至便になったのではなかったか。去年やや少ないのは多分、目についた本を一通り読んでしまったからだ。

ここの図書館は1シリーズを本館・分館合わせて1セット収蔵して善しとする傾向があるようで、本館にも関らず揃わないことが多い。まあリクエストすれば良いのだが。

何故かWebからでは蔵書予約はできても新規リクエストできないのはどうにかして欲しい。本を読みたいと思う瞬間とはそれを知った時であり、本の情報を最も得やすいのは書店店頭かWeb利用時である。現状では携帯にメールでも送って、館内で専用の用紙に記入という形を取らざるを得ないのだが、どうも不便でならない。

図書館の資料管理体制がどうあれ、利用者にしてみれば新規購入も他館借入も蔵書予約も同じことで、「今すぐ借りられないものを発注する」に過ぎないのだ。それが同じ窓口で行なえないというのは宜しくない。早急に改善するように……というのはどこに言えばいいんだろう。市役所?市議会議員?

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2008-01-22

[][][][][]『昭和のロケット屋さん』 『昭和のロケット屋さん』 - 芹沢蔵書目録 を含むブックマーク はてなブックマーク - 『昭和のロケット屋さん』 - 芹沢蔵書目録 『昭和のロケット屋さん』 - 芹沢蔵書目録 のブックマークコメント

ずっと行きたいと思いつつ一度も行けていないロケットまつりでの放談を本にしたもの。これまで表沙汰になってこなかったあれこれがぶちまけられた恐るべき内容である。科学技術の話なのに笑える。

日本のロケット工学の基礎を築いた糸川英夫の固体燃料ロケットシリーズができ上がって行く経緯を、主に現場視点から語ったもので、真っ当な研究としてはとても語れない実情までが赤裸々に。たいへん楽しめた。


ところでこの本には資料映像としてDVDがついているのだが、図書館で借りたものだから「DVDは貸し出せません」のシール付き。「館内では見られるんですか」と訊いたら「著作権法上、図書館では扱えない」なんだと?やっぱり著作権法は悪法だ。

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2008-01-15

[]『プリズムの瞳』 『プリズムの瞳』 - 芹沢蔵書目録 を含むブックマーク はてなブックマーク - 『プリズムの瞳』 - 芹沢蔵書目録 『プリズムの瞳』 - 芹沢蔵書目録 のブックマークコメント

プリズムの瞳

プリズムの瞳

この人は技術と社会の軋轢を書くのが好きだね。


アンドロイドが実用化され、専門職として期待されながらも軋轢から職を追われた社会。それら高度専門化アンドロイド「P」は現在、各地を放浪し絵を描くものとして存在を認められている。

人のようでありながら人ではないもの。言葉の裏を持たぬもの。人はその姿に、言動に、自らの心を写してしまう。Pはただ居るだけなのに、勝手に期待し深読みしすぎて傷付いてゆく。


この構図は「サトラレ」と類似する。サトラレは嘘の吐けない存在、Pは嘘を吐かない存在。高度な能力を持つが故に人間に恐れられ、迫害を受ける。

ディストピアのようでもあり、希望に満ちているようでもある。

[]『今昔続百鬼—雲』 『今昔続百鬼—雲』 - 芹沢蔵書目録 を含むブックマーク はてなブックマーク - 『今昔続百鬼—雲』 - 芹沢蔵書目録 『今昔続百鬼—雲』 - 芹沢蔵書目録 のブックマークコメント

今昔続百鬼-雲 (講談社ノベルス)

今昔続百鬼-雲 (講談社ノベルス)

「妖怪馬鹿」「歩く大迷惑」多々良先生の巻。一度口を開けば蘊蓄は留まることを知らず、聡明なる頭脳は瞬時にあらゆる情報を演繹し驚くべき仮説を打ち立てる-----妖怪に関してだけは。

いくつかの事件を見事解き明かして見せた-----ことになるのだが、それは何も推理の冴えによるものではなく、本人は単に妖怪伝承に関する新たな説を閃いただけだったりするという……

外伝シリーズとしてはかなりドタバタ色が強く、また本編との関連性はほとんどない。

[]『百器徒然袋—雨』 『百器徒然袋—雨』 - 芹沢蔵書目録 を含むブックマーク はてなブックマーク - 『百器徒然袋—雨』 - 芹沢蔵書目録 『百器徒然袋—雨』 - 芹沢蔵書目録 のブックマークコメント

百器徒然袋-雨 (講談社ノベルス)

百器徒然袋-雨 (講談社ノベルス)

「薔薇十字探偵」榎木津を主とした探偵小説である。穏かな解決を旨とする本編と違い、必ず榎木津がひと暴れするのでちょっと痛快、しかし出発点が小さいのに終端がやたら大きくなるので全貌が掴み難い。

美弥子女史はこの後登場するのか。なかなかの傑物として描かれたので使い捨てはちょいと勿体ないな。

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2008-01-11

[]『MM9』 『MM9』 - 芹沢蔵書目録 を含むブックマーク はてなブックマーク - 『MM9』 - 芹沢蔵書目録 『MM9』 - 芹沢蔵書目録 のブックマークコメント

MM9

MM9

「巨大怪獣」が実在するとしたら、なおかつ頻繁に日本を襲撃しているとすれば、当然それは社会の日常に組み込まれている筈だ。ニュースには怪獣予報が流れ、監視を業務とする政府機関が存在する、そんな世界。

発想自体は独特というわけでもない。私も以前似たようなものを書いたし、多分他にも似たようなことを考えた人はいた筈だ(私のだって、源発想はもう15年以上前のことだし)。

ただ、そこからの処理はちょっと面白い。


怪獣は災害の一種なので、対策チームは気象庁に所属する。業務は観測と対応策の提示であって、実際の防衛は自衛隊の担当だ。

怪獣は物理的に存在できない。生体の強度ではとうてい巨体を支え切れずに自壊確実だし、通常兵器で簡単に撃破できるだろう。けれど実際のところ怪獣はそんなにヤワではない。つまり、物理法則に従っていないのだ。それは何故か。


「怪獣番組をリアルに考察した」ぐらいの軽いノリで走りつつ、終盤できちんと論理的にSFして見せる。最後の大怪獣が例のアレなのはお約束、その扱いが悪評芬々たるダ式なのは単にこちらの方が怪獣ものに相応しいからだろう。そして怪獣の存在、神話や創作の存在をも取り込むことで現実との繋がりを示唆、「有り得たかも知れない世界」のリアリティを演出してみせる。それでも、どこか軽くエンタテインメント感が強いのは否めないのだが。


図書館からの借り物だったが、あまりに面白いので読みかけの状態で書店に走ったが現物入手はならなかった。手元に置きたい一冊。

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