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2006-12-28

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もやしもん(4) (イブニングKC)

もやしもん(4) (イブニングKC)

これまでのデザインとあまりに印象が違うので、最初見付けられなかった。1〜3巻まで平積みなのに何故4巻がないのかと思ったら、すぐ隣に平積みされていたにも関わらず見逃していたのだった。


今回は例のショッキングなシーンが収録されている。

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2006-12-26

[]『マジック・キングダムで落ちぶれて』 『マジック・キングダムで落ちぶれて』 - 芹沢蔵書目録 を含むブックマーク はてなブックマーク - 『マジック・キングダムで落ちぶれて』 - 芹沢蔵書目録 『マジック・キングダムで落ちぶれて』 - 芹沢蔵書目録 のブックマークコメント

なんだかルディ・ラッカーのような読後感。

金の代わりに他者からの評価が通貨となる世界。資本主義は存在せず、マジック・キングダム(つまりディズニーランド)も企業ではなくボランティア的な運営団体によってパヴィリオンごとに運営されている。

まずこのテクノロジ共産主義的な世界設定がラッカーっぽい。哲学的で弁の立つ主人公がひたすら凋落を続けるのもまた。

SF的なセンス・オヴ・ワンダーもなければストーリーの盛り上りもない、読んでいてちょっと退屈になるような話ながら何故か無視できない、そんな作品。

[]『4000億の星の群れ』 『4000億の星の群れ』 - 芹沢蔵書目録 を含むブックマーク はてなブックマーク - 『4000億の星の群れ』 - 芹沢蔵書目録 『4000億の星の群れ』 - 芹沢蔵書目録 のブックマークコメント

テレパスの天文学者を主人公に、未だ姿の見えぬ人類の敵を探る異星人接触もの。サイエンスとしては弱い印象があるが、地球には存在しない生態系の描写は興味深い。

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フェアリイ・ランド (ハヤカワ文庫SF)

フェアリイ・ランド (ハヤカワ文庫SF)

ナノテク系パンクSF。精神作用ウィルスやナノマシンによる精神活動操作を中心とした描写は面白いが、ストーリーとしてはやや散漫な印象。

[][]『プルトニウム・ブロンド』 『プルトニウム・ブロンド』 - 芹沢蔵書目録 を含むブックマーク はてなブックマーク - 『プルトニウム・ブロンド』 - 芹沢蔵書目録 『プルトニウム・ブロンド』 - 芹沢蔵書目録 のブックマークコメント

ペーパーバックのパロディ作品。「超高性能の金髪美人殺人アンドロイドを追う凄腕のハードボイルド探偵」という設定だけで殆ど語り尽くしたも同然。

アメリカン・ホームドラマでも見る感覚でどうぞ。

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モノレールねこ

モノレールねこ

「死」をテーマとした短編集。これまでの加納作品とは異なりミステリという印象はない。

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2006-12-02

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神は沈黙せず

神は沈黙せず

まだ12月も始まったばかりだが、これはもう既に「今月の三冊」入り決定。大変な力作であった。


ネタとしてはそう目新しいものでもない。世界の実在性懐疑、就中計算機仮説自体はよくある論だ。ただ、ここで新しい切り口として提唱されているのは物理法則を足掛かりとしたものではなく、超常現象からのアプローチだ。


UFO、幽霊、超能力-----普通なら荒唐無稽と一蹴されるこれらの情報の中に、もし真実が含まれているとしたら?

実際、超常現象は全てが否定されているというわけでもない。というより、目撃談をまともに検証した例そのものがごく少数で、殆どは「はいはいワロスワロス」で終わりではなかろうか。「経験的に言って殆どがフィクション」というのはそれなりに意味のある判定方法ではあるのだが、その根拠となるデータ自体が適切にサンプリングされていないのだとしたら、判断自体の信憑性が危うい。


本書ではそうした過去の超常現象についての記録を、膨大なサンプルを元に検証、信頼性の高いデータ例を挙げてゆく。「超常現象なんて全部嘘だから否定する」ではなく「その現象はこう考えれば説明が付く」でもなく、「現象があった」という事実のみを認識することで何が見えてくるか。

ここから「神(に相当する存在)」を導き、またそれによって変化する社会を描く、社会派ハードSF。「と学会」の中心人物だからこそ書き得る傑作であった。


突っ込み所はいくつかある。例えば人類が演算処理のための存在なのだとして、そのために書き割りを用意するような手の込んだ「環境の演出」が必要だろうか、といった疑問。或いは(これは本書固有の欠点ではなくSFの持つ構造的な宿命なのだが)理論を立証し補強するデータ自体が創作されたものであるという空疎。

しかし、そうした点を差し引いても紛れもない傑作である。

ドーキンス好きは必読。

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