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2005-07-05

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一色伊淡氏@蒸気駆動舎電網公司より渡されたReading Baton。ある意味Musical Batonより難しい。

今部屋の棚に並んでる蔵書の冊数

ええと……以前概算した記憶が。それによると書斎(というか作業部屋というかマシンルームというか)には約1000冊、その他納戸に600冊程度があると思われる。

最後に買った本(マンガ)

新城カズマ『サマー/タイム/トラベラー(1)』。

サマー/タイム/トラベラー (1) (ハヤカワ文庫JA)

サマー/タイム/トラベラー (1) (ハヤカワ文庫JA)

彼は蓬莱学園グランドマスターとしての出会い以来のファン*1であるが、蓬莱学園以外のライトノベルにはどうも食指が動かなかった。が、ハルキ文庫刊『星の、バベル』以来SF道を走り始めたようで、とうとうハヤカワSFに登場した次第。

まだ序盤でありSFとしての展開は緩やかだが、代わりにビブリオマニアとしての喜びに満ちている。ていうか多分登場する書物の半分も読んでない。悔しくもあり楽しみでもあり。

ところでこの『星の、バベル』であるが、残念ながら上巻しか入手できていない。あちこちの大型書店や大型中古書店を周っているのだが、未だ未発見である。もうAmazonで買うしかないのか。

今読んでる本(マンガ)

丁度図書館から借りたものの読み終わってしまい新刊も出ていないので、小説/漫画類は読んでいない。

現在手元にあるのは、TRPG『迷宮キングダム』最新サプリメント『げっちゅーキングダム』である。全世界が迷宮化したシュールな世界観のRPGにて国家間戦争*2を行おうという試み。

……あっ!これを書籍に入れるなら、最後に買ったのもこれだ。

よく読み返す本、または自分にとって特に思い入れのある5冊

これが一番の難問である。5冊に絞れようものか。

[アンドルー・ラング]『ラング童話全集』
みどりいろの童話集―ラング世界童話全集 1 (偕成社文庫 (2044))

みどりいろの童話集―ラング世界童話全集 1 (偕成社文庫 (2044))

子供の頃に何度も読み返した本。色の名前を冠し、その色で装丁された童話集である。一般に知られているグリムやアンデルセンのものとは一風変わった童話が多数収録されていた。

特に、夜な夜な徘徊する王女の死体を徹夜で見張る話(くさいろの童話集「箱のなかの王女」)などが印象深い。

訳者は川端康成と野上彰。話のみならず日本語表現も素敵。

[デビッド・マコーレイ]『キャッスル』

これも随分幼い頃に読んでいた本。中世の築城について解説するもので、この他に大聖堂建設を描いた『カテドラル』、ローマの都市建設を扱う『都市』、それに『ピラミッド』がある。

後にRPGに傾倒したときも、中世生活の参考資料として重宝した。

[ドゥーガル・ディクソン]『新恐竜-絶滅しなかった恐竜の図鑑-』
新恐竜―絶滅しなかった恐竜の図鑑

新恐竜―絶滅しなかった恐竜の図鑑

もし恐竜が絶滅しなかったらどのように進化したかということを、只の空想ではなく知識と分析を元に綿密に描く。人類滅亡後の動物の進化を描いた『アフターマン―人類滅亡の地球を支配する動物たち』と対を成す書。

近年刊行された『フューチャー・イズ・ワイルド』ではCGを多用していた*3が、書物としては博物画を用いた本書の方が良質。

[井辻朱美]『風街物語』
風街物語

風街物語

魔法使いに作られた街「風街」に暮らす学者の手記、という形式で書かれた短編集。全体に淡々とした文体でありながら(或いはそれ故に)、街の至る所で見出されるできごとの幻想性が際立つ。

架空の博物誌という様式は強く印象に残り、後に個人サイトでその模倣を始める(現在は管理上の手間などから事実上休止し、関心空間groupにて展開中)。

[中島敦]『文字禍』

http://www.aozora.gr.jp/cards/000119/card622.html

文字を使っているのか文字に使われているのか。

中島敦文筆家として文章表現そのものを常に考え続けてきたようだが、本作はその極致と言える。


舞台は文字創造直後のアッシリア、老博士ナブ・アヘ・エリバはアシュル・バニ・アパル王の命を受け文字の精霊について研究する。

埃及人は、ある物の影を、その物の魂の一部と見做しているようだが、文字は、その影のようなものではないのか。

書かれなかった事は、無かった事じゃ。

この概念はつまり言霊の裏返しである。発言したから発現したのであり、記載されたから実在したのだ。はじめに言葉ありき。

付記

実は以前同様のことについて書いているので、今回は敢えて重複を避けた。これで10冊。

バトンをタッチする三人

書き終えてから決めよう。

*1:といってもリアルタイムに参加したわけではなく、後に発売された「蓬莱学園の復刻!」或いは新城十馬名義での蓬莱学園ノヴェライズからというのが正しいか

*2:こう書くと大げさに聞こえるが、なにしろ初期は国民総数50名というごく小規模な王国であるので、戦争の規模も推して知るべし

*3:これは動画としてのリリースが念頭にあったものと思われる。動いているところはなかなかの説得力であった

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