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2005-03-31

[]『エマ(5)』 『エマ(5)』 - 芹沢蔵書目録 を含むブックマーク はてなブックマーク - 『エマ(5)』 - 芹沢蔵書目録 『エマ(5)』 - 芹沢蔵書目録 のブックマークコメント

エマ (5) (ビームコミックス)

エマ (5) (ビームコミックス)

ウィリアムの両親の若かりし頃を中心に。息子の視点からは「上流社会」を押し付けて来る反抗すべき存在として認識されていた父・リチャードの、別の側面が伺える。

そして波乱必死の子爵。

まあしかし、はっきり言ってしまえば恋愛を含めた人間関係自体は割合どうでも良くて、19世紀末のイギリスが味わえればそれで良いのだが。

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文車館来訪記 (KCデラックス アフタヌーン)

文車館来訪記 (KCデラックス アフタヌーン)

時代は良く解らないが昭和初期?懐古趣味作品。

思い出を撮影する写真館にやってくる憑喪神の話だが、妖怪というよりは物品の擬人化という扱いか。

人形の瞳が何故写真機になっているのか、良く解らない。

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2005-03-30

[]『赤緑黒白 (講談社ノベルス)『ISBN:4061822713:title』 - 芹沢蔵書目録 を含むブックマーク はてなブックマーク - 『ISBN:4061822713:title』 - 芹沢蔵書目録 『ISBN:4061822713:title』 - 芹沢蔵書目録 のブックマークコメント

赤緑黒白 (講談社ノベルス)

赤緑黒白 (講談社ノベルス)

この事件のトリックはただひとつ、「犯人は誰か?」方法や動機は全部後付け。面白いかどうかは好みの問題だが、少なくとも私が森博嗣作品に求めるものではない。

あとこの人の作品には天才が出過ぎだと思います。……いや良いけど。

[]『ボディ・アンド・ソウル『ISBN:4575235040:title』 - 芹沢蔵書目録 を含むブックマーク はてなブックマーク - 『ISBN:4575235040:title』 - 芹沢蔵書目録 『ISBN:4575235040:title』 - 芹沢蔵書目録 のブックマークコメント

ボディ・アンド・ソウル

ボディ・アンド・ソウル

これは……私小説、か?ファンだから最後にあるであろう「何か」を期待して付いて行くが、そうでないとちょっとキツい。まあある意味では彼の思考が読み取り易い作品とも言える。全部が全部フィクションなのではないとしての話だが。

これを見る限りでは、彼はタイトルあるいは書き始め/書き終わりのフレーズから勢いで書き上げる傾向があるようで、これには大変共感する。実は彼の作品を好む理由がその辺にあったりするんじゃないか……などと考えてみる。

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gift

gift

前掲のボディ・アンド・ソウルと、恐らくは同時期に平行して書かれた作。というのはボディ・アンド・ソウルの方に、明らかに本作を指すと思われる描写があるから。

数ページから十数ページ程度の掌編から成る作品で、読み心地はごく軽い。魔術的なことばで世界を破壊し悪の絶対性について語る作家と同一とは思えないほどの、小さなちいさな世界が載み上がる。まるでブンガクみたいだ。

MakisiMakisi2005/03/30 20:51古川日出男・・おもしろそうですねぇー読んでみたいんですけど、ボディ・アンド・ソウルが先のほうが良いですかねぇ。もしくは別に「最初に読むならコレ」っていうのありますか~?

DocSeriDocSeri2005/03/31 12:44読み易さについては保証しかねますが、個人的には「沈黙」または「アラビアの夜の種族」から触れることをお薦めします。これが一番、彼の「魔術的」世界に触れることができますので。

MakisiMakisi2005/04/04 23:37古川日出男借りてきました・・って図書館へ・・で、いまアラビアの夜の種族よんでます。。(もともとペースゆっくり目なんでコメントまでちょっと時間がかかります・・すませんです)

2005-03-25

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もっけ(4) (アフタヌーンKC)

もっけ(4) (アフタヌーンKC)

いつも替わらぬ妖怪漫画だが、今回はやや祟りものの比重が高く僅かにホラー。

そんな中1話目の煙々羅は爽やか……と言うと語弊があるが、恐ろしさのない話でゆったり。いつもとちょっと違うもっけ。

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神戸在住(7) (アフタヌーンKC)

神戸在住(7) (アフタヌーンKC)

今回は穏やかな神戸生活の話に混じってシリアスでへヴィーな話が一つ。主人公のメンタリティーに多大な影響を与えたそれが全体を重く暗く引っ張る。落ち込み易い時期には読まない方が良いかも知れない。

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2005-03-22

巨大建築漫画:[二瓶勉]『BLAME!』 巨大建築漫画:[二瓶勉]『BLAME!』 - 芹沢蔵書目録 を含むブックマーク はてなブックマーク - 巨大建築漫画:[二瓶勉]『BLAME!』 - 芹沢蔵書目録 巨大建築漫画:[二瓶勉]『BLAME!』 - 芹沢蔵書目録 のブックマークコメント

BLAME!(1) (アフタヌーンKC)

BLAME!(1) (アフタヌーンKC)

その価値を知りながら手に入れていなかった遠未来デストピア漫画「BLAME!」を購入。絶望的なまでに暗い世界設定と超巨大なスケール感の演出が刺激的。

情報が物質を支配するまでにテクノロジーが進化した遥か未来。しかし人類はネットワークから遮断され、かつてはネットワークを外敵から守っていた防御機構は異分子となった人類を駆除する。ダウンロードされ自在に出現する駆除系、駆除系に見つからぬよう細々と生きる人類、生存原理的に人類と相容れぬ硅素系生物。


そこかしこに現れる超巨大(という言葉では物足りない遠大なスケールの)建築物は目眩を引き起こすほど魅力的。ちょっと今、これを3Dグラフィックで再現してみたい衝動に駆られている。


ところで絵柄にギーガーはもとより、ベクシンスキーの影響も見えるような気がするのだが。

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2005-03-03読了

[]『象られた力』 『象られた力』 - 芹沢蔵書目録 を含むブックマーク はてなブックマーク - 『象られた力』 - 芹沢蔵書目録 『象られた力』 - 芹沢蔵書目録 のブックマークコメント

象られた力 kaleidscape (ハヤカワ文庫 JA)

象られた力 kaleidscape (ハヤカワ文庫 JA)

飛浩隆の作品を読むのはまだ2冊目だが、彼は大変に官能*1の表現を重要視する作家である。とりわけ、1作目の「デュオ」に於ける聴覚、表題作「象られた力」に於ける視覚の官能表現は緻密で、その方面にあまり素養がなくともなにがしかのイメージを想起させずにはいられまい。

そしてまた、彼は破滅を志向/嗜好する作家でもある。グラン・ヴァカンスでは削り取られ滅び行く街を描き出したが、本作でもカタストロフは免れ得ない。それは力持つものの宿命であろうか。


また、2作目「呪界のほとり」4作目「象られた力」はともに魔法のSF的解釈と言える力が登場する。グラン・ヴァカンスの硝視体と符合するそれは読み手の幻惑を誘う道具であると同時に、滅びの象徴でもあるのだろう。

[]『スペース』 『スペース』 - 芹沢蔵書目録 を含むブックマーク はてなブックマーク - 『スペース』 - 芹沢蔵書目録 『スペース』 - 芹沢蔵書目録 のブックマークコメント

スペース (創元クライム・クラブ)

スペース (創元クライム・クラブ)

「ななつのこ」「魔法飛行」に続くシリーズ3作目。短編の連なりだった前作までと異なり、これは2つの中篇から成る。spaceとback space、この二つは同じ話を異なる視点から描いたものである。

最初に明確な謎が提示されたりする事がないのでミステリーのようには感じ難いが、逆にすっと読み進めてしまったものが何時の間にか謎の一部になっている……という、別種の幻惑感を感じる作品である。

うら若き女の子の視点で書かれた柔らかで軽やかな文体は大変読み易く、故にすぐ読み終えてしまうという弊害も。ハードカバーで240ページという分量の少なさもあって、結局片道保たなかったのは少々寂しい。

*1:性的な意味合いで使われがちであるが、本来は五感の働きを表す言葉である

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